第3章 砂漠の向日葵
―アクアラウス西門
忠助からの指令を受けた佐吉達は、アクアラウスの西門で合流する2人の隊長を待ちつつ、
今回向かうオアウスの場所を確認していた。
佐吉「総隊長から送られた資料だと、オアウスはアクアラウスの南西にある。」
シェナ「本来なら砂漠トカゲの王国直行便があるんだけど…人数と、今の異変だとね…」
―砂漠トカゲ。オアウスへ向かうための直行便。砂漠越えが難しい一般人や商人が用いる砂漠へ向かうための手段である。
しかし、先の異変で運転者のほとんどが病気となり、利用ができない状態だった。
フィスト「…この大人数で砂漠越えをするしかないか…」
9番隊は大人数…そして合流する2つの隊を合わせると更に増える…このまま砂漠越えをするのはとても難しい…
そこでルーウィスはこう提案する。
ルーウィス「待った。俺っち達でオアウスに向かって、残りの皆にはテレポート装置で移動してもらった方が良いかもな。」
アイヴィリー「え!?可能なんですか?」
佐吉「…なるほど、パトラ女王の依頼でもあるからテレポート装置の設置は確実…」
ウィーサ「砂漠越えなら、なるべく人数は抑えた方が食料の問題も何とかなるかも…?」
佐吉「そうだな…アクアラウスのこともあるし、先遣隊として僕たちが先にオアウスへ、残りの皆はアクアラウス支部で待機してくれ。」
隊員たち「はっ!」
隊員たちが支部に戻った後、佐吉達先遣隊は2人の隊長と合流した。
ナイチ「隊長さーん!こっちです!」
佐吉「貴方達が4番隊、5番隊の…」
ナイチ「はい!私が4番隊隊長、ナイチ・サラヴィです!治療なら任せてください…!」
金髪藍眼の少女…ナイチが自己紹介する。
そして、もう一人。
イスティ「貴方が佐吉君ねっ★あたしは5番隊隊長のイスティ・ガラマンド!考古学的なものだったら何でも聞いてねっ★」
赤い髪のポニーテールが特徴的な少女…イスティが佐吉と握手しながらそう自己紹介する。
佐吉「お二方とも、よろしくおねがいします!」
ナイチ「そう固くならずに…!」
イスティ「うちら、ほぼ年変わんないじゃん?敬語なんて抜き抜き!ねっ?」
佐吉「は、はあ…で、では…よろしく!2人とも!」
二人「ええ!」「任せといて!」
―個性的な二人との交流を済ませ、佐吉達はオアウス砂漠に足を踏み入れた。
平原とは違った、太陽がギラギラと輝く黄色い世界…
一歩一歩足を踏み出すごとに体力が奪われる感覚、砂漠の危険性を直に感じ、佐吉達は苦戦する…
イスティ「砂漠の特徴は昼は暑くて、夜はとんでもなーく寒いの!体調管理は万全にねっ!」
ナイチ「少しでも辛かったら私に!出来る限り暑さや寒さを軽減する魔法をかけます!」
合流した隊長たちがそう言いながら砂漠慣れしていない仲間達の面倒を見ていた。
フィスト「リサ、目的地まではどのくらい?」
フィストがリサにそう聞くと、
リサ「次の目的地、旅人のオアシスはこのままの速度で夕方…」
佐吉「皆、頑張ろう…!オアシスに着けば一旦の休憩ができる。」
皆「応!」
―目的地「旅人のオアシス」を目指す砂漠越えは、苦戦を強いられる。
トカゲ型のモンスター通称「リザードマン」。砂漠のヒトデ「デザートスター」…
砂漠の民も苦戦する厄介なモンスターの強襲…
一先ず追い払うことができても、回復アイテムは消費の一途を辿っていた…
アリア「あつーい…」
アイヴィリー「アリアさん、もう少しです…!」
ウィーサ「うん、もうちょっとだけ頑張って…!」
シェナ「水もあと少し…佐吉、目的地まであとどれくらい?」
佐吉「少し待ってくれ、リサ、どうだろう?」
リサ「あと5分ほどです。」
ルーウィス「だ、そうだ。皆、頑張ろうぜ!」
―この後色々あったが無事目的地「旅人のオアシス」に辿り着いた。
オアウスで起きた異変の影響はそこまで来ておらず、オアウスから逃げてきた者たちの避難キャンプとなっていた。
オアウス兵A「ようこそ、旅人のオアシスへ!と言いたいところですが…現在、オアウス国内の原因不明の雲によって
病気になる者が増え…その状態から逃げ出した者たちの避難キャンプとなっています。」
オアウス兵B「何ももてなすことができず申し訳ないが、砂漠越えを乗り越えた君たちだ、宿の手配ぐらいならできる。」
佐吉「ありがとうございます、では、よろしくおねがいします。」
入り口でオアウス兵と話すと奥から謎のベールに包まれた女性が走ってきた。
???「もし?もしやあなたは…アカデミー調査隊の者ではありませんか?」
佐吉「え、ええ…どうされました?」
???「ああ、申し訳ありませんわ。私の名はリースポーラ…占い師でございます。」
シェナ「何かあの人佐吉の事見つめてる…?」
リースポーラと名乗る女性は佐吉を見つめこう告げる。
リースポーラ「実は…貴方方を王宮へお連れせよと我が王パトラに命がありまして…」
佐吉「女王の…」
リースポーラ「ええ…魔法技術の進化によってオアウス王宮への転移魔法ができます。」
佐吉「いきなり現れた貴女を全て信用するのは難しい…その女王の命令というのは本当ですか?」
怪訝な表情を浮かべながら佐吉はリースポーラに問いかける。
リースポーラ「確かに…信用は難しいかもしれませんね…ではこの魔法ならいかがです?」
そう言うとリースポーラは詠唱を始める。
―記憶の道しるべよ 我に示せ 古の記憶よ 我を導け 我 記憶の書庫を開く者なり
リースポーラが淡く光始め…周囲の雰囲気が一変した。
ルーウィス「な、なんだあ!?」
アリア「…記憶魔法。」
アリアがこの不思議な魔法を見てそう呟く。
ウィーサ「アリアちゃん、知っているの?」
アリア「うん。その人の記憶を魔法で再現するの。その人が忘れかけていることはノイズが走っちゃうんだ…」
イスティ「じゃあこの記憶は…」
ナイチ「リースポーラさんの…」
―記憶映像
リースポーラ「旅人のオアシスで佐吉達を迎え入れる?」
パトラ「先ほど、忠助殿から連絡があっての、砂漠越えで一番の目的地はオアシス…アクアラウスから一番近いオアシスは?」
リースポーラ「なるほど…そういうことですね。分かりましたわ。その任務、私にお任せを。」
リースポーラ「これが、私の記憶ですわ。信じて頂けたかしら?」
佐吉「あ、ああ…」
リースポーラ「では…皆様集まってくださる?」
リースポーラはそういうと佐吉の後ろにいた仲間達を魔法で集めた。
リースポーラ「では、これより王宮までテレポートします。このスクロール”転送紙”を使って…」
リースポーラ「ああ、そうそう…佐吉さん達、呪詛に打ち勝つには向日葵の少女、雷光の祓魔師の力が必要になることでしょう…」
佐吉「…え?」
リースポーラ「ふふっ…♪まあ、占いの一つと思っていただいて…では行きますよ!」
意味深にほほ笑むとリースポーラはスクロールを使って佐吉達と共にオアウス王宮へテレポートした。
To be continued...
忠助からの指令を受けた佐吉達は、アクアラウスの西門で合流する2人の隊長を待ちつつ、
今回向かうオアウスの場所を確認していた。
佐吉「総隊長から送られた資料だと、オアウスはアクアラウスの南西にある。」
シェナ「本来なら砂漠トカゲの王国直行便があるんだけど…人数と、今の異変だとね…」
―砂漠トカゲ。オアウスへ向かうための直行便。砂漠越えが難しい一般人や商人が用いる砂漠へ向かうための手段である。
しかし、先の異変で運転者のほとんどが病気となり、利用ができない状態だった。
フィスト「…この大人数で砂漠越えをするしかないか…」
9番隊は大人数…そして合流する2つの隊を合わせると更に増える…このまま砂漠越えをするのはとても難しい…
そこでルーウィスはこう提案する。
ルーウィス「待った。俺っち達でオアウスに向かって、残りの皆にはテレポート装置で移動してもらった方が良いかもな。」
アイヴィリー「え!?可能なんですか?」
佐吉「…なるほど、パトラ女王の依頼でもあるからテレポート装置の設置は確実…」
ウィーサ「砂漠越えなら、なるべく人数は抑えた方が食料の問題も何とかなるかも…?」
佐吉「そうだな…アクアラウスのこともあるし、先遣隊として僕たちが先にオアウスへ、残りの皆はアクアラウス支部で待機してくれ。」
隊員たち「はっ!」
隊員たちが支部に戻った後、佐吉達先遣隊は2人の隊長と合流した。
ナイチ「隊長さーん!こっちです!」
佐吉「貴方達が4番隊、5番隊の…」
ナイチ「はい!私が4番隊隊長、ナイチ・サラヴィです!治療なら任せてください…!」
金髪藍眼の少女…ナイチが自己紹介する。
そして、もう一人。
イスティ「貴方が佐吉君ねっ★あたしは5番隊隊長のイスティ・ガラマンド!考古学的なものだったら何でも聞いてねっ★」
赤い髪のポニーテールが特徴的な少女…イスティが佐吉と握手しながらそう自己紹介する。
佐吉「お二方とも、よろしくおねがいします!」
ナイチ「そう固くならずに…!」
イスティ「うちら、ほぼ年変わんないじゃん?敬語なんて抜き抜き!ねっ?」
佐吉「は、はあ…で、では…よろしく!2人とも!」
二人「ええ!」「任せといて!」
―個性的な二人との交流を済ませ、佐吉達はオアウス砂漠に足を踏み入れた。
平原とは違った、太陽がギラギラと輝く黄色い世界…
一歩一歩足を踏み出すごとに体力が奪われる感覚、砂漠の危険性を直に感じ、佐吉達は苦戦する…
イスティ「砂漠の特徴は昼は暑くて、夜はとんでもなーく寒いの!体調管理は万全にねっ!」
ナイチ「少しでも辛かったら私に!出来る限り暑さや寒さを軽減する魔法をかけます!」
合流した隊長たちがそう言いながら砂漠慣れしていない仲間達の面倒を見ていた。
フィスト「リサ、目的地まではどのくらい?」
フィストがリサにそう聞くと、
リサ「次の目的地、旅人のオアシスはこのままの速度で夕方…」
佐吉「皆、頑張ろう…!オアシスに着けば一旦の休憩ができる。」
皆「応!」
―目的地「旅人のオアシス」を目指す砂漠越えは、苦戦を強いられる。
トカゲ型のモンスター通称「リザードマン」。砂漠のヒトデ「デザートスター」…
砂漠の民も苦戦する厄介なモンスターの強襲…
一先ず追い払うことができても、回復アイテムは消費の一途を辿っていた…
アリア「あつーい…」
アイヴィリー「アリアさん、もう少しです…!」
ウィーサ「うん、もうちょっとだけ頑張って…!」
シェナ「水もあと少し…佐吉、目的地まであとどれくらい?」
佐吉「少し待ってくれ、リサ、どうだろう?」
リサ「あと5分ほどです。」
ルーウィス「だ、そうだ。皆、頑張ろうぜ!」
―この後色々あったが無事目的地「旅人のオアシス」に辿り着いた。
オアウスで起きた異変の影響はそこまで来ておらず、オアウスから逃げてきた者たちの避難キャンプとなっていた。
オアウス兵A「ようこそ、旅人のオアシスへ!と言いたいところですが…現在、オアウス国内の原因不明の雲によって
病気になる者が増え…その状態から逃げ出した者たちの避難キャンプとなっています。」
オアウス兵B「何ももてなすことができず申し訳ないが、砂漠越えを乗り越えた君たちだ、宿の手配ぐらいならできる。」
佐吉「ありがとうございます、では、よろしくおねがいします。」
入り口でオアウス兵と話すと奥から謎のベールに包まれた女性が走ってきた。
???「もし?もしやあなたは…アカデミー調査隊の者ではありませんか?」
佐吉「え、ええ…どうされました?」
???「ああ、申し訳ありませんわ。私の名はリースポーラ…占い師でございます。」
シェナ「何かあの人佐吉の事見つめてる…?」
リースポーラと名乗る女性は佐吉を見つめこう告げる。
リースポーラ「実は…貴方方を王宮へお連れせよと我が王パトラに命がありまして…」
佐吉「女王の…」
リースポーラ「ええ…魔法技術の進化によってオアウス王宮への転移魔法ができます。」
佐吉「いきなり現れた貴女を全て信用するのは難しい…その女王の命令というのは本当ですか?」
怪訝な表情を浮かべながら佐吉はリースポーラに問いかける。
リースポーラ「確かに…信用は難しいかもしれませんね…ではこの魔法ならいかがです?」
そう言うとリースポーラは詠唱を始める。
―記憶の道しるべよ 我に示せ 古の記憶よ 我を導け 我 記憶の書庫を開く者なり
リースポーラが淡く光始め…周囲の雰囲気が一変した。
ルーウィス「な、なんだあ!?」
アリア「…記憶魔法。」
アリアがこの不思議な魔法を見てそう呟く。
ウィーサ「アリアちゃん、知っているの?」
アリア「うん。その人の記憶を魔法で再現するの。その人が忘れかけていることはノイズが走っちゃうんだ…」
イスティ「じゃあこの記憶は…」
ナイチ「リースポーラさんの…」
―記憶映像
リースポーラ「旅人のオアシスで佐吉達を迎え入れる?」
パトラ「先ほど、忠助殿から連絡があっての、砂漠越えで一番の目的地はオアシス…アクアラウスから一番近いオアシスは?」
リースポーラ「なるほど…そういうことですね。分かりましたわ。その任務、私にお任せを。」
リースポーラ「これが、私の記憶ですわ。信じて頂けたかしら?」
佐吉「あ、ああ…」
リースポーラ「では…皆様集まってくださる?」
リースポーラはそういうと佐吉の後ろにいた仲間達を魔法で集めた。
リースポーラ「では、これより王宮までテレポートします。このスクロール”転送紙”を使って…」
リースポーラ「ああ、そうそう…佐吉さん達、呪詛に打ち勝つには向日葵の少女、雷光の祓魔師の力が必要になることでしょう…」
佐吉「…え?」
リースポーラ「ふふっ…♪まあ、占いの一つと思っていただいて…では行きますよ!」
意味深にほほ笑むとリースポーラはスクロールを使って佐吉達と共にオアウス王宮へテレポートした。
To be continued...
