プロローグ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ルシラさんが何も言わないのが気になって、恐る恐る顔を向けると。
彼女は泣きそうな顔をしていた。
図に乗ってしまったか。
俺みたいな階級が低い海兵が中将のルシラさんに話しかけていいはずがない。
ドレーク:「あの、ルシラさ、」
ルシラ:「ドレーク君は私が怖くない??」
ドレーク:「は…??」
一体何を言い出すんだ。
けれど、彼女の表情は真剣だった。
俺の考えは違ったようだ。
急にではあるが彼女は彼女なりに悩んでいたのかもしれない。
彼女の能力、悪魔の実は『バツバツの実』。
海軍に入った当初は体術を基本とした武闘派だった彼女はその数年後悪魔の実を口にしたと聞いている。
『バツバツ』、すなわち『罰罰』。
処刑を意味する恐ろしい悪魔の実だ。
目にしたことがある技は首元を蹴り上げる事で首を落すと言う『斬首刑(ギロチン)』。
いとも簡単に転がる首に怖くなかったと言えば嘘になる。
気にしているのだろう。
彼女は戦う事を望んでいない。
どんな悪党であろうと話し合えば解決できると思う優しい人だ。
どうしてもそれが通用しない場合は実力行使をしているわけだ。
ドレーク:「貴方が気負う必要はありません」
ルシラ:「私はね、怖い…。この能力のせいで何人、何十人、何百人も手に掛けちゃってるんだもん。ヒナみたいな海軍に相応しい能力だったらいいのになって、たまに思うんだ」
『黒檻のヒナ』はその呼び名の通りオリオリの実の能力者で触れた者を拘束する能力がある。
彼女は、ルシラさんは拘束した後の事も考えている。
だが、ルシラさんの能力では拘束はおろか半殺しも難しい。
「斬首刑(ギロチン)」「絞首刑(ガロット)」「鉄の処女(アイアンメイデン)」など罰と言うには遠い拷問を与える能力である。
生きて戻ってきたものは俺の知る限り居ない。
しかし、裏を返せばその能力があるから中将と呼ばれる程威厳がある。
元々の実力に能力が加わった。
部下にも優しいし、上に立つ者の資格がある。
何をそんなに悩むのだろう。
普段から近くにいないため俺なんかの言葉で信じてくれるとは思わないが、言わないわけにはいかない。
ドレーク:「じゃあ、俺のこの能力は怖いですか??」
身体に緑の鱗が浮かぶ。
指は3本指になり鋭く尖った爪が。
彼女のような華奢な女性は簡単に嚙み千切れる程強靭な顎と牙。
ドレーク:「……醜いでしょう」
「リュウリュウの実」、モデルは「古代種 アロサウルス」。
人間とは程遠い化け物。
今は全身変化させることなく顔と両手だけを変化させている。
自分でも、あまりこの姿は好まないからだ。
ドレーク:「俺は、ルシラさんの事が怖くありません。一度も、貴方を怖いと思ったことはない。貴方は自分が思うより、できた人間だ、と、」
ぎゅうっ…
ドレーク:「な”っ!!!!?//////」
(名前):「……私、ドレーク君の優しい所が好きだよ。その姿も含めてドレーク君なんだもん、怖くない」
ヤバい、鼻血が出そうだ。
ルシラさんが、だ、抱き着いてる…。
好きな女性にこうされて、嫌な男はいないだろう。
仕舞いには自分を認めてくれるなんて。
ルシラ:「ドレーク君」
ドレーク:「な、なんでしょ、う」
ルシラ:「心臓、ドキドキしてる」
ドレーク:「仕方ないでしょう!!!///い、いきなり、こんな事っ!!!!!///」
ルシラ:「ふふ、可愛い~♪」
ドレーク:「っ~~~~!!!!!!!//////」
これ以上は止めてほしい。
いくら能力者であれど身が持たない。
…贅沢を言うなら、俺以外にそう言う事はしないでほしい。
ヒナ:「ルシラ~!!!ヒナの可愛いルシラはどこなの~!!!ヒナ、退屈~!!!!!」
ルシラ:「あれ、ヒナが騒いでる」
ドレーク:「ずっと探してましたからね」
ルシラ:「う~ん、行かなきゃいけないんだろうけど…」
ドレーク:「…けど??」
ルシラ:「まだこのままでいたい」
あぁ、今日は命日か。
彼女は泣きそうな顔をしていた。
図に乗ってしまったか。
俺みたいな階級が低い海兵が中将のルシラさんに話しかけていいはずがない。
ドレーク:「あの、ルシラさ、」
ルシラ:「ドレーク君は私が怖くない??」
ドレーク:「は…??」
一体何を言い出すんだ。
けれど、彼女の表情は真剣だった。
俺の考えは違ったようだ。
急にではあるが彼女は彼女なりに悩んでいたのかもしれない。
彼女の能力、悪魔の実は『バツバツの実』。
海軍に入った当初は体術を基本とした武闘派だった彼女はその数年後悪魔の実を口にしたと聞いている。
『バツバツ』、すなわち『罰罰』。
処刑を意味する恐ろしい悪魔の実だ。
目にしたことがある技は首元を蹴り上げる事で首を落すと言う『斬首刑(ギロチン)』。
いとも簡単に転がる首に怖くなかったと言えば嘘になる。
気にしているのだろう。
彼女は戦う事を望んでいない。
どんな悪党であろうと話し合えば解決できると思う優しい人だ。
どうしてもそれが通用しない場合は実力行使をしているわけだ。
ドレーク:「貴方が気負う必要はありません」
ルシラ:「私はね、怖い…。この能力のせいで何人、何十人、何百人も手に掛けちゃってるんだもん。ヒナみたいな海軍に相応しい能力だったらいいのになって、たまに思うんだ」
『黒檻のヒナ』はその呼び名の通りオリオリの実の能力者で触れた者を拘束する能力がある。
彼女は、ルシラさんは拘束した後の事も考えている。
だが、ルシラさんの能力では拘束はおろか半殺しも難しい。
「斬首刑(ギロチン)」「絞首刑(ガロット)」「鉄の処女(アイアンメイデン)」など罰と言うには遠い拷問を与える能力である。
生きて戻ってきたものは俺の知る限り居ない。
しかし、裏を返せばその能力があるから中将と呼ばれる程威厳がある。
元々の実力に能力が加わった。
部下にも優しいし、上に立つ者の資格がある。
何をそんなに悩むのだろう。
普段から近くにいないため俺なんかの言葉で信じてくれるとは思わないが、言わないわけにはいかない。
ドレーク:「じゃあ、俺のこの能力は怖いですか??」
身体に緑の鱗が浮かぶ。
指は3本指になり鋭く尖った爪が。
彼女のような華奢な女性は簡単に嚙み千切れる程強靭な顎と牙。
ドレーク:「……醜いでしょう」
「リュウリュウの実」、モデルは「古代種 アロサウルス」。
人間とは程遠い化け物。
今は全身変化させることなく顔と両手だけを変化させている。
自分でも、あまりこの姿は好まないからだ。
ドレーク:「俺は、ルシラさんの事が怖くありません。一度も、貴方を怖いと思ったことはない。貴方は自分が思うより、できた人間だ、と、」
ぎゅうっ…
ドレーク:「な”っ!!!!?//////」
(名前):「……私、ドレーク君の優しい所が好きだよ。その姿も含めてドレーク君なんだもん、怖くない」
ヤバい、鼻血が出そうだ。
ルシラさんが、だ、抱き着いてる…。
好きな女性にこうされて、嫌な男はいないだろう。
仕舞いには自分を認めてくれるなんて。
ルシラ:「ドレーク君」
ドレーク:「な、なんでしょ、う」
ルシラ:「心臓、ドキドキしてる」
ドレーク:「仕方ないでしょう!!!///い、いきなり、こんな事っ!!!!!///」
ルシラ:「ふふ、可愛い~♪」
ドレーク:「っ~~~~!!!!!!!//////」
これ以上は止めてほしい。
いくら能力者であれど身が持たない。
…贅沢を言うなら、俺以外にそう言う事はしないでほしい。
ヒナ:「ルシラ~!!!ヒナの可愛いルシラはどこなの~!!!ヒナ、退屈~!!!!!」
ルシラ:「あれ、ヒナが騒いでる」
ドレーク:「ずっと探してましたからね」
ルシラ:「う~ん、行かなきゃいけないんだろうけど…」
ドレーク:「…けど??」
ルシラ:「まだこのままでいたい」
あぁ、今日は命日か。
3/3ページ