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「ヒナ大佐、今日もお美しぃ~♡」
「辛辣なのもいいよなぁ~、たまんねぇ~♡」
久々に海軍本部に顔を出せば小躍りをする新兵達がいて。
その視線の先には淡い桃色の長髪をなびかせ、大きな正義の文字のコートが揺れる。
??:「あぁ~…ヒナ、退屈……」
『黒檻のヒナ』だ。
ヒナ:「スモーカー君、火!!」
??:「……俺は火じゃないんだが」
おいおい、あの『白猟のスモーカー』に指図するのか。
スモーカーもスモーカーでああだこうだ言う割にライターで口に咥えた葉巻に火をつけてやってる。
そういえば腐れ縁だと聞いたことがある。
傍から見ればいいカップルなのだがここが特殊な「環境」だという事もあってか男女の中ではなさそうだ。
スモーカー:「…あいつはいないのか」
ヒナ:「ヒナだって探してるわ。ほんと、ヒナの物なのにすぐに居なくなるんだから…ヒナ心外」
呑気に2人を眺めていたが、その人物の事を思うと胸がギュッと掴まれた感覚に陥る。
心臓が痛い、鼓動が激しい。
気のせいか身体が熱い。
立ってるのも困難だ。
堪らず甲板にしゃがみ込む。
ドレーク:「……高嶺の花」
俺には手の届かない存在。
けれど、その人は。
??:「あれ、どうしたの??」
猫の様にふらっと情けない俺の前に姿を現し声をかけてくれる。
どこまでも優しくて、酷い人。
ドレーク:「ルシラさん……」
ルシラ:「ひさしぶりだね、元気??お腹痛いの??」
艶のある黒髪が美しい。
自分よりも年上なのに幼い話し方が可愛い。
黒檻のヒナとは違う美貌の持ち主。
キラキラ輝く青はこの世界に広がる海や空にも敵わない。
彼女は不思議そうに首を傾げ、しゃがみ込んだ俺の顔が見えるように同じく屈む。
また、心臓が騒ぐ。
ドレーク:「いえ、特には……」
ルシラ:「うん??具合悪いから座ってるんじゃないの??」
ドレーク:「はい、異常は、なし…です」
嘘だ、大問題すぎる。
それもこれも目の前にいる貴方のせいだ。
貴方に恋い焦がれてるからこんなにもかき乱される。
ルシラ:「ん、了解。大丈夫ならよかった。折角会えたのに、君が元気ないと寂しいよ」
どういうつもりなのだろう。
無自覚天然とか罪すぎだろ。
ドレーク:「ルシラさん……」
ルシラ:「なぁに??」
ドレーク:「……お元気でしたか??」
どんどん惹かれて、溺れて行く。
ルシラ:「……仕事で疲れてたけど…。ドレーク君に会えたから元気、って言ったら怒る??」
いっそ海の底から脱せない程溺れてしまおうか。
ドレーク:「あ、貴方が元気なら、その……嬉しいし、光栄です、、」
恥ずかしくて顔も見れず、消え入りそうな声で答えるのに精一杯だった。
「辛辣なのもいいよなぁ~、たまんねぇ~♡」
久々に海軍本部に顔を出せば小躍りをする新兵達がいて。
その視線の先には淡い桃色の長髪をなびかせ、大きな正義の文字のコートが揺れる。
??:「あぁ~…ヒナ、退屈……」
『黒檻のヒナ』だ。
ヒナ:「スモーカー君、火!!」
??:「……俺は火じゃないんだが」
おいおい、あの『白猟のスモーカー』に指図するのか。
スモーカーもスモーカーでああだこうだ言う割にライターで口に咥えた葉巻に火をつけてやってる。
そういえば腐れ縁だと聞いたことがある。
傍から見ればいいカップルなのだがここが特殊な「環境」だという事もあってか男女の中ではなさそうだ。
スモーカー:「…あいつはいないのか」
ヒナ:「ヒナだって探してるわ。ほんと、ヒナの物なのにすぐに居なくなるんだから…ヒナ心外」
呑気に2人を眺めていたが、その人物の事を思うと胸がギュッと掴まれた感覚に陥る。
心臓が痛い、鼓動が激しい。
気のせいか身体が熱い。
立ってるのも困難だ。
堪らず甲板にしゃがみ込む。
ドレーク:「……高嶺の花」
俺には手の届かない存在。
けれど、その人は。
??:「あれ、どうしたの??」
猫の様にふらっと情けない俺の前に姿を現し声をかけてくれる。
どこまでも優しくて、酷い人。
ドレーク:「ルシラさん……」
ルシラ:「ひさしぶりだね、元気??お腹痛いの??」
艶のある黒髪が美しい。
自分よりも年上なのに幼い話し方が可愛い。
黒檻のヒナとは違う美貌の持ち主。
キラキラ輝く青はこの世界に広がる海や空にも敵わない。
彼女は不思議そうに首を傾げ、しゃがみ込んだ俺の顔が見えるように同じく屈む。
また、心臓が騒ぐ。
ドレーク:「いえ、特には……」
ルシラ:「うん??具合悪いから座ってるんじゃないの??」
ドレーク:「はい、異常は、なし…です」
嘘だ、大問題すぎる。
それもこれも目の前にいる貴方のせいだ。
貴方に恋い焦がれてるからこんなにもかき乱される。
ルシラ:「ん、了解。大丈夫ならよかった。折角会えたのに、君が元気ないと寂しいよ」
どういうつもりなのだろう。
無自覚天然とか罪すぎだろ。
ドレーク:「ルシラさん……」
ルシラ:「なぁに??」
ドレーク:「……お元気でしたか??」
どんどん惹かれて、溺れて行く。
ルシラ:「……仕事で疲れてたけど…。ドレーク君に会えたから元気、って言ったら怒る??」
いっそ海の底から脱せない程溺れてしまおうか。
ドレーク:「あ、貴方が元気なら、その……嬉しいし、光栄です、、」
恥ずかしくて顔も見れず、消え入りそうな声で答えるのに精一杯だった。
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