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逆剥けができると気になって仕方なくなる。
どんなに好きなことに打ち込んでも別のことをしていてもふとした瞬間、痛みで引き戻されるのだ。
※
夜明け前、少し明るくなりつつあるが薄暗い部屋に、俺が用意した広いベッドに彼女が小さく丸くなって眠っている。ひどく憔悴していて眠っているというより気絶しているみたいだ。
今日は随分と抵抗が少なかった。受け入れてくれたのかなと思ったけど、単に限界がきているのだろう。
どうしてこうなってしまったのだろう。バラさなければ良かったのか?陽介のままで終わったらこんな…
弄れば弄るほど悪化する。じくりじくりと逆剥けが悪化していく。触りたくないのに余計に弄ってしまうのは何故だろう。
「ん…」
小さく声がする。彼女が起きたようで薄く眼を開き、ぼぅっと枕を見つめている。
彼女に俺の名前を呼んでもらうように声を掛ける。
「……けいすけ」
弱々しくゆっくり紡ぐ口元を見つめながら呼ばれた名前に耳を傾ける。彼女は目線を変えてくれないままだ。
呼ばれると認めてくれたという充足感と、脳の奥から湧き出る虚無感が混じり合う。彼女が俺の、"圭介"と呼んでくれるからまだ俺は存在しているんだと思う。
ただ言わされているだけで…俺の独りよがりだったりして。
指を弄る。酷くなることが分かっているのに。
もうあの時の、陽介だった時の笑顔はむけてくれないのかな。
弄る。段々と逆剥けが大きくなる。眉間に皺がよるのを感じる。痛い。痛い痛い痛い。
気づけば彼女はまた意識を落としたように眠っている。この生活がいつまで続くのだろう。この生活の終わりは、彼女が俺を認めてくれて、晴れてハッピーエンドになれるはずなんだ。
無理やり逆剥けを引っ剥がした。刹那的な痛みと鈍い痛みと少量の出血。
「あー…。悪化したかな」
暫く治りそうにない。
終
どんなに好きなことに打ち込んでも別のことをしていてもふとした瞬間、痛みで引き戻されるのだ。
※
夜明け前、少し明るくなりつつあるが薄暗い部屋に、俺が用意した広いベッドに彼女が小さく丸くなって眠っている。ひどく憔悴していて眠っているというより気絶しているみたいだ。
今日は随分と抵抗が少なかった。受け入れてくれたのかなと思ったけど、単に限界がきているのだろう。
どうしてこうなってしまったのだろう。バラさなければ良かったのか?陽介のままで終わったらこんな…
弄れば弄るほど悪化する。じくりじくりと逆剥けが悪化していく。触りたくないのに余計に弄ってしまうのは何故だろう。
「ん…」
小さく声がする。彼女が起きたようで薄く眼を開き、ぼぅっと枕を見つめている。
彼女に俺の名前を呼んでもらうように声を掛ける。
「……けいすけ」
弱々しくゆっくり紡ぐ口元を見つめながら呼ばれた名前に耳を傾ける。彼女は目線を変えてくれないままだ。
呼ばれると認めてくれたという充足感と、脳の奥から湧き出る虚無感が混じり合う。彼女が俺の、"圭介"と呼んでくれるからまだ俺は存在しているんだと思う。
ただ言わされているだけで…俺の独りよがりだったりして。
指を弄る。酷くなることが分かっているのに。
もうあの時の、陽介だった時の笑顔はむけてくれないのかな。
弄る。段々と逆剥けが大きくなる。眉間に皺がよるのを感じる。痛い。痛い痛い痛い。
気づけば彼女はまた意識を落としたように眠っている。この生活がいつまで続くのだろう。この生活の終わりは、彼女が俺を認めてくれて、晴れてハッピーエンドになれるはずなんだ。
無理やり逆剥けを引っ剥がした。刹那的な痛みと鈍い痛みと少量の出血。
「あー…。悪化したかな」
暫く治りそうにない。
終