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日日是好日(にちにちこれこうじつ)

2018/10/21 11:21
邦画
【あらすじ】
雨の日は、雨を聞く。雪の日は雪を見て、夏の日は夏の暑さを、
冬は身の切れるような寒さを。
五感を使って、全身で、その瞬間を味わう。

“お茶”の魅力に気付き、惹かれていった女性が体験するのは、
静かなお茶室で繰り広げられる、驚くべき精神の大冒険。

【キャスト】
黒木華、樹木希林、多部未華子、原田真由、鶴見辰吾 他

【原作】
森下典子

2018年10月13日公開~

***
主人公(黒木華)が母親に勧められ、従妹(多部未華子)に誘われて通いだしたのは武田という近所に住むおばさんがやっている茶道教室だった。
全く無知の2人だったけれど通う内に作法を身につけていく。
その内に主人公の身の回りで起こる変化、それはときに心だったり環境だったり。お茶という独特の世界で学んでいくうちに身につけた自分だけの価値。
ありのままに生きる。
雨の日には雨を聞く。風が強い日には風の音を聞く。
雨の音を聞くうちに、お湯の音・水の音が聞き分けられるようになり
作法の順序も頭で覚えるものではなく体で感じられ自然に手が動くようになったこと。
生前、樹木希林が言っていたものは多分こういうことなんだろうと思う。
だから出演したんじゃないのかなとも。
樹木希林という人は、マネージャーも会社もなく全て1人で担っていたらしい。あそこまで有名になり得たのは、相当な努力と機転を利かせてきたに違いない。

途中主人公には悲しい出来事がある。突然の別れ。
ほんとうにほんとうの準備は出来ない。別れはいつも唐突にやってくるから。
私は最近涙もろさは感じてはいたけれど、この映画では結構素直に涙が出た。自分の中で少し戸惑いはあったけれどね。
こんな日々凡庸な私でも共感できる部分が結構あったんだろうなぁ。
映画の最後ではタイトルの言葉で締められていた。
ーーー日日是好日。
いつも通りの毎日が大変素晴らしいものだ。
・・・・確かに。今はよく思う。
毎日続けられることが大切で、人との一期一会、毎日同じ事ではないが同じように生活していくことはとても大事なことだと思う。

あと、母と映画館で観に行ったのは、とても久しぶりだった。
良い作品を見れて良かった。





追悼:樹木希林さん出演。

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