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一章


今日は非番
折角の晴れだからと縁側で近藤さんが買ってきてくれた御団子を食べながらのんびりしていた

日向にあたりながらも屯所の裏から香る金木犀に思い出すのは満月が美しいあの晩のこと
.....なんで彼女はあんな表情で僕を、、

「おっ なんだ総司がぼーっと呆けてるなんて珍しいじゃあねえか!」
「また土方さんへの悪戯考えてたとかじゃあねえよな、、また巻き添え食らうのはごめんだかんな総司!」

全く、、、と僕は今し方見廻りの番を終えたそれぞれの隊長である 左之さんと平助を見上げた

「、、、あのねえ二人とも
僕だって土方さんへの悪戯以外に考えることだってあるし、そもそもそんな暇じゃあないんだから 」

そうして呆れて話し出す秋の午後
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