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一章

時代は江戸 場所は京

僕ら新選組はこの京の都を護っている
今日の夜は面倒臭いことに一番組が夜の見廻りの番になっている

最近は落ち着いているからといっても
面倒臭いことにはかわりはない

なんか面白い拾い物でもあるといいんだけど、、、
そう考え惚けて 綺麗な満月の月に見惚れる


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不意に視線を感じて 鋭く見据えれば
こちらを見て動かない女性がいた

悪魔だなんだと謳われる僕を恐れてのことかと思ったら
違う、彼女は切なげな表情で僕を見たまま動かなかった



辺りには金木犀の香りだけが漂っていた
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