推し続けていく所存です!【長編】
夢小説設定
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※NLに偏っておりますので、主人公は基本的に女性です。
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「ぜ…善処します…」
「はいじゃぁ、りぴーとあふたみー…だいすけ。Say!!」
「だ…だいすけ……?」
「っ…………おっけー……よし!じゃ、そろそろ皆も来てる事だろうし、戻るかぁー!」
「ぁ、はい…!」
買った飲み物を持ってクルッと背を向けて戻ろうとした佐久間の背中を追いかけるように、なまえも歩き出したが、ふと自分で持った買い物袋がめちゃくちゃ軽いことに気づいた。
「あ!ちょっと佐久間さん!!私の持つ分も持ってません?!ゲストにそんなに持たせられませんて……」
3つ持たれてしまった買い物袋を右手から1つもらおうと手を伸ばしたが、その手をヒョイと避けられた。
「だぁーめー!女の子にこんな重いもの持たせらんないっしょ!」
「いや、ダメですって……!」
ああ、もう……次々伸ばす手を全部避けられるの……地味に腹立つ!!
そうこうしてるうちに、会議室前に着いてしまった。
結局自分が持ってたやつも奪い取られ、ゲストに荷物持ちさせてる図の出来上がりだ。
部長に怒られそうだ……と思った時、会議室の扉が開きヒョコっと顔をのぞかせたのは、佐久間にラインを入れた張本人、深澤辰哉だった。
「ごめんね、俺ら人数多いから…重かったでしょ?」
と、佐久間から買い物袋を半分回収しながらなまえに声をかける深澤に、佐久間がブスっとした顔で答える。
「いや俺ー。今まさに持ってたの俺ー。ふっかにスルーされたァ」
「私はほとんど持ってないのと同然だったので…
遅くなってしまってすみません。」
「いーのいーの!俺らが早く来ちゃっただけだし…ありがとね!」
はい、みんな各自取りに来てー、と他のメンバーに声をかけると、それぞれ好きなドリンクを持っていき、スタッフの分だけ残った袋は、部長によって回収された。
とりあえずほっと一息付き、自分の椅子へ座る。
「みょうじ、お前自分の分は買ったか?」
「あ、はい……足りる分は買ったと思いますけど……」
と、部長の手に握られている袋はカラで、あれ??となっていると
「あー、ごめんごめん!俺、間違って2つ取ってたわー!」
と、高々とペットボトルを2本掲げたのは佐久間だった。
「佐久間、みょうじさんにお返しして!もう、そんな欲張りな子に育てた覚えはありませんよ!!」
深澤のおかん節が炸裂する。
幻覚だろうか、三角巾と割烹着…両手にはしゃもじと茶碗が見えたような気がして、目を瞬かせた。
「はーい…みょうじさん、ごめんね?」
と、ドリンクを渡された時に、チラッと見えた……さっきと同じニヤリ顔。
ぜっったいワザとだ!!!!!
「いえ、間違いは誰にでもありますからね……ハハハ…」
茶目っ気たっぷりな推しのイタズラに、また思考が停止する寸前で留めた。
企画会議は自己紹介からトントンと進み、本題へと入る。
「実は…今回のこの企画の演出や構成を任せたい人材がおりまして……みょうじ。」
「……はい…?」
部長に名前を呼ばれたことにより、自然に返事をすることになったが、何だろう?特に何も聞いていないのだけども……
「なにか資料が必要なら取ってきましょうか?」
「いやそういう事じゃない……今回の企画のメイン構成は、お前に任せるって事だよ。」
「……はぇ?」