傍にいたい
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ーー高専で大声が響き渡る。
「えぇーー!?ナナミン彼女いるの!?」
「いたらいけませんか?」
虎杖の超絶叫。冷静な七海。
虎杖は驚いていたが目を輝かせ始めた。
「ね!ね!どんな人!?」
「…心優しい……私には勿体ない女性です。」
……………そう、私には勿体ない。
ーーーーーーー…
カスクートを買いに行った時だった。
そこのパン屋はカスクートがとても人気だった。
(凄く美味しい)
……カスクートが…ない。
コンビニから消えるはパン屋から消えるは…カスクートに縁がないのか私は。
そう思ってい、店から出ようとした。すると子供の泣き声が響き出した。
「カスクート食べたい〜!」
「売り切れてるんだから仕方ないでしょ!ほら帰るわよ!」
「うっ…テスト…80点以上とったら2つ買ってくれるって…」
「ないんだから…また来よう?」
「ここ遠いからそんな来れない癖に!!」
「わがまま言わないの!」
「うう…」
「……」
カランカラン……
七海は何とも言えない感情を持って店を出た。そして何十分かした。昼食…どうするか……
すると
「そこの金髪の!待って下さい!!」
金髪…
七海はなんとなくその辺を見渡す。
……誰もいないじゃないか。
ガシッ!!
「貴方です!!ぜー…ぜー…」
「…大丈夫ですか?」
汗をかいてど疲れした顔した歳の近そうな綺麗な女性が片手に袋を持って息切れしていた。
「あのっ!これ!」
かさ…
「?」
七海は渡されるがまま袋を受け取った。
「これは? 」
「カスクートです!」
「!」
「いつも昼買いに来ますよね?何時間か前にに売り切れた事に気づいて作ってたんです!遅くなってごめんなさい…?」
「…あの」
「はい?」
「先程子供が…」
「その子にはもう2個ちゃんとあげました!安心して下さい!…昼食……間に合いますか?」
「間に合います。ありがとうございます」
「よかった!」
「……店、いいんですか?」
「アルバイトの子いますから!それにお客様は一人一人大事です!」
「…」
「それじゃあ 」
「……」
袋を見つめた後職場まで歩きだした。オフィスに戻り席に着きカスクートを食べた。その日のカスクートは焼きたてでとても美味しかった。
次の日、またパン屋へ行った。
カランカラン…
「あ!いらっしゃいませ!」
「昨日はどうも…」
「いえいえ!」
「…珍しいですね、店が混んでない」
「…ちょっとあって!…カスクート、いりますか?」
「お願いします」
「は…」
女性がはい、と言おうとした。その時
カランカラン…
「ふわりちゃ〜ん!」
「……不打(ぶだ)さん…」
見た目がものすごく悪い、太った金持ちそうな男が入ってきた。
「僕との結婚、決めてくれた?」
「あ、あの。私達先程出会ったばかりで…」
「運命には逆らえないよ?僕達は結ばれるべきなんだ!」
「性格とか知らないし…」
「結婚してからでいいよ!」
「っ…」
「牛太郎(ぎゅうたろう)様に従え!」
ボディガードのような男が言い出す。
「私は…店が…」
「こんなチンケな店捨てちゃいなよ!」
「!?なんてこと言うの!?おばあちゃんと私の大切な店を馬鹿にしないで!!」
「…ふわりちゃんが結婚してくれるなら今の言葉取り消す!結婚しないならおばあちゃん侮辱するぞ?」
「!?」
おばあちゃんを侮辱する言葉なんて…聞きたくない…
おばあちゃん。両親が居なくなって私を女手一つで育ててくれた…
そんな人を悪く…言われるなんて…
ふわりは悩み顔を歪ませた。その様子を見ていた不打はニヤリとしていた。
その時
「この方は貴方と結婚しません。」
「は? 」
「え?」
「この方が選んだ方が運命の相手です。貴方ではありません。それに好意を抱いた相手の大切なものを否定するような人好いてくれるはずありません」
「なんだと!?この僕に説教するのか!?お前達!!こいつ殺せ!!」
「やめて!店を汚さないで!」
ばっ!
ふわりの声など届かないボディガード。
そして
「……」
すっ…
バキッドコッゴキッ!!
「「「ぐぁぁっっ!!」」」
「…!」
七海は不打を見る。
「ひっ…!うわあああ!」
カランカラン…
不打は店を出て何度も転びながら逃げて行った。
「……」
「ありがとう…」
ポロ…
ふわりは緊張のようなものがとれたのか泣きはじめてしまった。
「もう大丈夫ですよ」
「ありがとう…ござ…えっ…ぐ、うっく……」
「…」
柄にもなく思った。守りたい。この1輪の花を。
見たくなった。
この女性(ひと)の笑顔を。
もっとーー…。
「えぇーー!?ナナミン彼女いるの!?」
「いたらいけませんか?」
虎杖の超絶叫。冷静な七海。
虎杖は驚いていたが目を輝かせ始めた。
「ね!ね!どんな人!?」
「…心優しい……私には勿体ない女性です。」
……………そう、私には勿体ない。
ーーーーーーー…
カスクートを買いに行った時だった。
そこのパン屋はカスクートがとても人気だった。
(凄く美味しい)
……カスクートが…ない。
コンビニから消えるはパン屋から消えるは…カスクートに縁がないのか私は。
そう思ってい、店から出ようとした。すると子供の泣き声が響き出した。
「カスクート食べたい〜!」
「売り切れてるんだから仕方ないでしょ!ほら帰るわよ!」
「うっ…テスト…80点以上とったら2つ買ってくれるって…」
「ないんだから…また来よう?」
「ここ遠いからそんな来れない癖に!!」
「わがまま言わないの!」
「うう…」
「……」
カランカラン……
七海は何とも言えない感情を持って店を出た。そして何十分かした。昼食…どうするか……
すると
「そこの金髪の!待って下さい!!」
金髪…
七海はなんとなくその辺を見渡す。
……誰もいないじゃないか。
ガシッ!!
「貴方です!!ぜー…ぜー…」
「…大丈夫ですか?」
汗をかいてど疲れした顔した歳の近そうな綺麗な女性が片手に袋を持って息切れしていた。
「あのっ!これ!」
かさ…
「?」
七海は渡されるがまま袋を受け取った。
「これは? 」
「カスクートです!」
「!」
「いつも昼買いに来ますよね?何時間か前にに売り切れた事に気づいて作ってたんです!遅くなってごめんなさい…?」
「…あの」
「はい?」
「先程子供が…」
「その子にはもう2個ちゃんとあげました!安心して下さい!…昼食……間に合いますか?」
「間に合います。ありがとうございます」
「よかった!」
「……店、いいんですか?」
「アルバイトの子いますから!それにお客様は一人一人大事です!」
「…」
「それじゃあ 」
「……」
袋を見つめた後職場まで歩きだした。オフィスに戻り席に着きカスクートを食べた。その日のカスクートは焼きたてでとても美味しかった。
次の日、またパン屋へ行った。
カランカラン…
「あ!いらっしゃいませ!」
「昨日はどうも…」
「いえいえ!」
「…珍しいですね、店が混んでない」
「…ちょっとあって!…カスクート、いりますか?」
「お願いします」
「は…」
女性がはい、と言おうとした。その時
カランカラン…
「ふわりちゃ〜ん!」
「……不打(ぶだ)さん…」
見た目がものすごく悪い、太った金持ちそうな男が入ってきた。
「僕との結婚、決めてくれた?」
「あ、あの。私達先程出会ったばかりで…」
「運命には逆らえないよ?僕達は結ばれるべきなんだ!」
「性格とか知らないし…」
「結婚してからでいいよ!」
「っ…」
「牛太郎(ぎゅうたろう)様に従え!」
ボディガードのような男が言い出す。
「私は…店が…」
「こんなチンケな店捨てちゃいなよ!」
「!?なんてこと言うの!?おばあちゃんと私の大切な店を馬鹿にしないで!!」
「…ふわりちゃんが結婚してくれるなら今の言葉取り消す!結婚しないならおばあちゃん侮辱するぞ?」
「!?」
おばあちゃんを侮辱する言葉なんて…聞きたくない…
おばあちゃん。両親が居なくなって私を女手一つで育ててくれた…
そんな人を悪く…言われるなんて…
ふわりは悩み顔を歪ませた。その様子を見ていた不打はニヤリとしていた。
その時
「この方は貴方と結婚しません。」
「は? 」
「え?」
「この方が選んだ方が運命の相手です。貴方ではありません。それに好意を抱いた相手の大切なものを否定するような人好いてくれるはずありません」
「なんだと!?この僕に説教するのか!?お前達!!こいつ殺せ!!」
「やめて!店を汚さないで!」
ばっ!
ふわりの声など届かないボディガード。
そして
「……」
すっ…
バキッドコッゴキッ!!
「「「ぐぁぁっっ!!」」」
「…!」
七海は不打を見る。
「ひっ…!うわあああ!」
カランカラン…
不打は店を出て何度も転びながら逃げて行った。
「……」
「ありがとう…」
ポロ…
ふわりは緊張のようなものがとれたのか泣きはじめてしまった。
「もう大丈夫ですよ」
「ありがとう…ござ…えっ…ぐ、うっく……」
「…」
柄にもなく思った。守りたい。この1輪の花を。
見たくなった。
この女性(ひと)の笑顔を。
もっとーー…。
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