第1章
夢小説設定
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次の日も紫陽花と会うことはなかった。
登校している様だったけど教室に行っても、食堂も、どこを探しても紫陽花は居なかった。
見かけても校舎の中庭を挟んだ反対側に居たり、体育のグランドを走っている姿。
手の届く場所では会えなかった。
そんな日を3日間続いた。
おかげで部活で鬱憤を晴し、見かねた美雪がマネージャーに復帰し、
時々諌められたけどそんなのどうでも良かった。
今日も会えなかった。話せなかった。
紫陽花に出会う前ってどんな俺だったのだろう___
思いっきり汗を流し休憩していると美雪が「紫陽花〜!またね〜!」と大声を出した。
美雪が声を掛ける方を見ると、眼鏡をかけて走っている紫陽花がいた
精「ごめん、俺少し抜ける。」
皆の返事を待たず紫陽花を追いかける
校門が見えたとき、足が止まるーーーー校門の前に学ラン姿の男がいた。
よく知っている。不二周助だった。
彼が紫陽花を見つけると笑顔で腕を広げ、紫陽花の腕が彼の首に手を回した。
表情は見えない。でも声でわかる。
「周ちゃん!!!」
心の底から喜んでいる声。
チークキスの後、紫陽花の右手にキスをする姿を見て、
俺の中の黒い感情が止められないほど大きくなったのがわかった。
不二は俺に気付きバチっと目線が合ったのがわかる。
不二は紫陽花の耳元で何かを囁き、紫陽花の手を引いて歩き出す。
周「前できなかったデートに行こうか^^」
勝ち誇ったような不二の顔。
どうしようもなく消してしまいたいと思うほど・・・・・・
部活に戻り
先ほどの二人をかき消すように練習試合で立ち続けた。
部活終了後は皆屍のように横たわっている。
精「皆練習が足りないんじゃないか。
今日はここまで。」
俺は、逸早く着替えて帰宅する。
自宅に帰り母と妹に心配されたけど、笑顔を見せれるほど余裕はなくて
ベットに身体を沈めた、目元を腕で隠す
ここ最近の紫陽花を思い出す。
本当に嫌われたようだーーーー・・・
何より不二といる紫陽花は確かにお似合いで、、二人の絆がしっかりとあって、、
俺が入る余地もなかったんじゃないか・・・・・・
感傷に浸っているとノックの音がした
精「今は」
連「邪魔するぞ。」
連二が部屋に入ってくる
体勢を変えず話をする
精「今は誰とも話したくないんだけど」
連「紫陽花のことだろう?美雪に聞いたら今日不二と出かけてそのまま自宅に泊まるらしい。
紫陽花のご両親が帰ってきての挨拶も兼ねてな。」
精「それで。俺には関係ないだろう」
連二が大きな溜息をついた。
連「精市は紫陽花が好きなのだろう。」
精「・・・・・あぁ。でも、失恋確定だろ」
連「失恋確定で諦められるなら、お前はこんなに荒れることも傷付くこともなかっただろう」
精「・・・・・・」
連「テニスのことには自信があるのにな。諦められるのか?
お前にとって紫陽花が忘れられる存在なら俺たちも助かるのだがな。」
精「・・・・・・誰が諦めるなんて言ったんだい?」
連「負けそうなんだろ。紫陽花に」
精「何が言いたいんだ?」
連「たまには、必死になってみてはどうだ?
当たって砕けても俺たちにはまだ未来がある。
いいじゃないか。恋愛に必死になっても。」
精「・・・・・・」
それだけ言って連二は俺の部屋を後にする。
その後に携帯が鳴る
差出人は“美雪”
送られてきたのは紫陽花と不二のツーショット。
頬がくっ付くほど近い距離で紫陽花だけピースをしている。
幸せそうな2人。
嫉妬している自分がいる。
起き上がり、ベットに腰掛ける
俺はちゃんと紫陽花に気持ちを伝えたのだろうか__?
自分の気持ちに逃げていないだろうか___?
今までの自分の行動を振り返る。
一方的だったのかもしれない。。。
行動や姿勢を改めるべきだろう。
そして、あの先輩にしっかりと向き合うべきだ。
関係を精算せず紫陽花に気持ちを伝えるのは不誠実だった。
やるべきことは決まった。
しっかりと向き合おう。この初恋にーーーーー・・・・
たとえ選んでもらえなくても。
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