第1章
夢小説設定
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日曜日になり試合のため東京に来た。
今回は希望者のみとのことで2年生を中心に出場する。
立海は問題なく駒を進め、準々決勝で氷帝学園と当たる。
次期部長の跡部君が遅れてベンチに着いたのを横目に皆試合の準備を進める
試合があっという間に終わり、次の対戦相手がどこになるか偵察のため連二とともに準々決勝をやっているだろうコートへ向かう
どうやら青学が優勢でこの試合で勝てば準決勝は青学となる。
次の選手がコートに入る。相手を見ると天才・不二周助。
でも、何より目を奪われたのはその不二と親しげに話をする少女。
いつもの下ろしている髪ではなく編み込みでおしゃれをし、白のワンピース。
ワンピースの裾には花の模様があり、ジーパン生地の上着。
いつもの制服ではない・・・俺が見間違えるはずのない紫陽花だった。
連二も気づいたようで
連「あれは・・・紫陽花じゃないか?」
紫陽花は不二と手を振って別れ、少し斜めの対面側のフェンスで立ち止まった。
そして、美雪との会話を思い出す。
美「ねぇ、日曜日の予定ってさ・・・
初恋の人に会いに行くの?」
「うん☺️!久々に会うんだ〜」
点が線になった時俺は無意識に手を強く握っていた。
連「・・・精市。」
連二の声で我にかえる
そして、紫陽花に目をやると不二を必死に応援し、点を取れば一緒に喜び、取られれば励まし・・・
精「・・・・・・羨ましいな・・・」
俺の独り言に驚いた連二。でもそんなの構ってられない。
試合が不二の勝利に終わりフェンスを出る時、紫陽花は迷いも無くの首に手を回し不二に抱きつき
不二もいつも通りの様に彼女を受け止める。
その瞬間を見た時は、今まで感じたことのない黒い感情が俺を侵食し
身体が冷えていくのがわかる。
連「落ち着け、精市」
側に連二が居てよかった。
青学の連中と少し話をして別れた紫陽花
俺は見計ったように彼女の後ろへ。
俺の胸に頭をぶつけて後ろに倒れそうになる紫陽花を咄嗟に右手で掴む
彼女は目を開け俺とばっちり目を合わせた
「へ?幸村君・・・?と柳君?どうして??」
意味がわからないと言ったような彼女の声と表情
精「俺たちテニス部だよ。紫陽花こそなんでここに?」
きっと今の俺は威圧的で怖いだろうーーーーでもそれを隠せるほど大人ではない。
こんな顔紫陽花には見られたくない。
だから顔を見せないように俯き、でも逃がさないために目を合わせる
少し怯えてる紫陽花。わかっている。でもこの黒い感情は消えないんだーーーー
「・・・あ、幼馴染が試合に出てて・・・応援だよ・・・?」
言葉を詰まらせながら答える紫陽花
連「それは、青学の天才・不二か?」
連二が問うように確認するように言葉を発する
「うん!不二周助!!」
連「紫陽花。確認するが、不二とは恋人同士か?」
「え?違うよ〜〜幼馴染で従姉妹なだけだよ!!」
紫陽花の一言で少しだけ黒い感情は形を顰める
連「そうか。精市。手を離してやったらどうだ。」
連二の一言で腕を離そうと思ったが・・・
わがままを言いたくなった。
精「・・・ねぇ、紫陽花。次の試合青学と当たるのは俺たちだ。
紫陽花には応援して欲しいんだけど。」
紫陽花は困ったような表情ーーー
あ、何か言わなきゃ、、でも出してしまった言葉は引けない
紫陽花は真っ直ぐに俺を見て答える
「・・・ごめん、それはできない。
今日私は、周ちゃん、、従姉妹の応援に来たの。立海生としてじゃないし、
何より立海のテニス部の人に面識なんてない💦」
あぁ、まだ彼女の瞳には俺は映っていないんだーーー
学校では側にいるけど俺を一人の男として見ていない。
テニスで有名になり、学校ではチヤホヤされている。
でも紫陽花にはただの友人で。俺のことを意識なんてしていなくて
現にテニス部だってことさえ頭片隅にあるだけでーーー
俺自身を本当に見ようともしていない。
それなら、嫌でも見せつけて、、目が離せないほど夢中にさせてやる
俺が誇れるテニスで。
精「・・・わかった。じゃあ、、紫陽花の目が離せないほど
俺のテニスを魅せてあげる。 覚悟してね。」
頭を上げて紫陽花を真っ直ぐ見る。
少し驚いた顔の後、俺をしっかりと見て発せられた言葉
「うん。ちゃんと見るよ。」
今はその言葉だけで充分。
俺は踵を返してみんなが待つコートへ向かう
連「精市。」
精「なんだい、連二」
連「先ほどのお前はかなり怖かったぞ」
精「だろうね。俺でも驚いているんだ。こんな感情になるなんて」
連「お前とは長い付き合いだがそんなお前を見ることができて良いデータがとれた」
精「きっと俺にとって彼女は特別なんだ・・・」
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