FEH創作支援会話ディミトリ(総選挙)&エーデルガルト(総選挙)「贖罪」
支援C
ディミトリ:・・・。
!
ぐっ、くうう・・・!
ま、また・・・か・・・。
ぐうっ、ううう・・・くっ!
エーデルガルト:・・・。
ディミトリ:!
エーデルガルト・・・はっ!?
この殺気・・・まさか!?
やめろーッ!
エーデルガルト:きゃっ!?
ディミトリ:はっ!?
エ、エーデルガルト・・・俺は一体・・・
エーデルガルト:・・・ディミトリ。話があるわ。少しいいかしら。
ディミトリ:・・・す、すまない・・・エーデルガルト、後に・・・してくれ・・・
ううっ、くううっ・・・
エーデルガルト:立ち去った、かしら。
・・・駄目ね。また、彷徨い始めた・・・
ディミトリ。貴方が何に苦しんでいるのか。
かつて、私は答えから目を背けたわ。
目的の為に・・・貴方から逃げた。
貴方が師に選ばれたのなら・・・
私・・・今度は、その手を・・・取れるのかしら・・・
支援B
ディミトリ:エーデルガルト。
エーデルガルト:ディミトリ・・・。話の前に、聞きたい事があるわ。
私が話に誘った時・・・。
貴方は明らかに様子がおかしかった。
私の知ってる貴方とはそもそも、貴方は違う姿をし過ぎている・・・。
あの時、何を見ていたの?
ディミトリ:!
・・・。
そう、だな・・・。
俺・・・いや、かつて先生と再会する前の俺が・・・
エーデルガルト・・・今の君を殺そうと・・・
・・・。
俺は、あの日から・・・
頭痛や幻覚、死んだ者の声が聞こえる・・・と、いったような症状が出ているんだ・・・。
エーデルガルト:それは・・・ダスカーでの悲劇以来の事ね。
ディミトリ:・・・そうだ。
エーデルガルト:ヒューベルト・・・といっても、五年前の彼を使って、少し調べさせてもらったわ。
5年前の貴方、そして今の貴方も・・・自室で悪夢に魘される姿が確認されたと。
そして、その飲み物。貴方、味覚も失っているわね?
ディミトリ:!
どうして・・・
エーデルガルト:エクラに頼んだのは私よ。あえて、味の濃い飲み物を彼に渡すようにと言ったの。
ディミトリ:そうだったか・・・。
たしかに・・・この液体がどういうものなのか・・・
俺には色と、口の中での僅かな感触でしか分からない。
今の君に何か盛られでもしたら、全く分からないだろうな。
エーデルガルト:・・・。
(本当はアスク王国に伝わる苦い薬液を渡してもらったのだけど・・・この有様では効果は薄そうね。)
話を戻しましょう。
頭痛、幻覚、幻聴、悪夢、味覚障害・・・貴方を苦しめているのは、かつてのダスカーでの経験から。
それは間違いない?
ディミトリ:ああ。正確な時期までは覚えていないが・・・概ね間違いはない。
エーデルガルト:その・・・右目は一体・・・?
ディミトリ:これか・・・?
これは・・・
(・・・何故だろう・・・思い出すことができない・・・)
この傷は、いつの間にか負った傷だ。
乱戦の最中に居た事が多かったからな。たまたまのものだ。
珍しくもなんともない。
エーデルガルト:そう・・・。
支援A
ディミトリ:俺の居た時間軸とでも言おうか。
その時にはエーデルガルト、ヒューベルト、君たちと話し合おうとしたことがあった。
エーデルガルト:破談になったでしょう。
ディミトリ:それくらいはわかるか。
だが、その時に、君に感謝されたよ。
エーデルガルト:感謝?
ディミトリ:俺が君に送った短剣のことだ。
自分の道を突き進めたのはこの贈り物のおかげだと。
少しばかり照れ臭いな・・・。
エーデルガルト:・・・本当は。私も。きっとそっちの世界の私も含めて。
私の隣に貴方がいてくれたら・・・そう思うことはきっとあったわ。
私は師がいてくれたから、皆が支えてくれたから自分の信じる道を貫けた。
きっと・・・その暗き道のりの明りになってくれたのは貴方だと思うの。
ディミトリ:・・・そうか。そう言ってくれると嬉しい。
エーデルガルト:私たちはこうも似ているのに、どうして手を取り合えなかったのかしら・・・
ディミトリ:・・・ずっと気がかりだったことがある。
あの怪しい集団はなんだ?
君のことを考えれば、嫌々協力していたのではないか?
エーデルガルト:・・・そうね。真実を話しましょう。
貴方に借りを作ったままというのは私には合わないし。
ディミトリ:・・・
エーデルガルト:笑うところよ。
ディミトリ:え!?
・・・お、驚いたな。そんな風に冗談を言われるとは。
エーデルガルト:クロードの真似。
私たち、ずっとすれ違ってばかりだったけど、一度だけ私たち肩を並べて戦ったことがあったわね。
ディミトリ:アビスでの戦いか。
今後は仲間だ。またいつでも共にしよう。
先生も・・・そう望んでくれているような気がするんだ。
エーデルガルト:・・・そうね。
ディミトリ。貴方のことは聞きつくしたわ。
これから話すことは私のこと・・・
心して聞いてちょうだい。
支援S
ディミトリ:なるほど・・・アランデル公もデアドラで対峙したときは異様な雰囲気に包まれていると思ったが、
ソロン、クロニエと同じ勢力だったとは。
エーデルガルト:私は連中に選ばれてしまったようね。
数々の苦難が私を待っていた・・・。
この髪も、この・・・私の第二の紋章もね。
ディミトリ:!
それは・・・炎の紋章!?
先生と同じ力を・・・君も!?
エーデルガルト:師は大司教、レアによって、
私はあの黒い魔導士達によって、望まぬ紋章を植え付けられたわ。
師の体が普通ではないのは知ってる?
ディミトリ:止まったままの心臓・・・。
そうか、そういうことだったのか・・・。
エーデルガルト:それが私が立ち上がった理由。
神が歪めた運命を私は正したかった。
その行為が戦争となって、多くの命を散らしたのはわかっている。
でも、立ち止まるわけにはいかなかった。
・・・その過程で、貴方を倒したけど・・・
この世界でも誤解を生んだままは嫌だったから。
ディミトリ:・・・。
だとしても、君のやり方に賛同することはできない。
君が孤独に戦ってきたのはわかる。
それでも、手を取り合う方法はあったはずだ。
グロンダーズ会戦で同盟を巻き込んで戦ったことも・・・
俺には必要な被害とは思えない。
エーデルガルト:グロンダーズ会戦?
ディミトリ:君の道ではなかったのか?
俺の時とクロードの時にはあったのだが・・・
グロンダーズ平原で、三つ巴の戦いが行われた。
クロードの話では、俺はその時に仇、エーデルガルトを追うあまり、命を落としたらしい。
エーデルガルト:そんなことが・・・。
ディミトリ:もちろん、そのことを恨むつもりはない。
しかし、クロードの言う可能性に俺たちは賭けた以上、
そうならざる未来を俺はかつての俺たちに見せたい。
誰もが尊重しあい、一歩ずつ手を取り合っていける世界を。
・・・現実主義の君には笑われてしまうかもしれないが・・・
エーデルガルト:・・・笑ったりなんかしないわ。
それができたら、どれだけいいか。
今後は、何かあったら私のことも頼って。
私も貴方の言う世界を信じてみたいから・・・
ディミトリ:ああ・・・ありがとう。
早速だが、提案がある。
エーデルガルト:何かしら?
ディミトリ:クロードのことだ。パルミラの王族だった・・・だけでは終わらないだろう。
これから二人で問い詰めてみないか?
エーデルガルト:いいわね、それ。あの何事も冷静に見ているようなすかした男に痛い目を見せてやりましょう。
きっと腰を抜かすか、慌てて逃げ出すわよ。
ディミトリ:ははは・・・そうだろうな。
エーデルガルト:(そう・・・そうやって笑っていて、ディミトリ。
それがあの時の・・・私にできなかった贖罪。
貴方にはきっと、血塗られた道ではなく明るい未来が似合っているわ・・・。)
ディミトリ:・・・。
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ぐっ、くうう・・・!
ま、また・・・か・・・。
ぐうっ、ううう・・・くっ!
エーデルガルト:・・・。
ディミトリ:!
エーデルガルト・・・はっ!?
この殺気・・・まさか!?
やめろーッ!
エーデルガルト:きゃっ!?
ディミトリ:はっ!?
エ、エーデルガルト・・・俺は一体・・・
エーデルガルト:・・・ディミトリ。話があるわ。少しいいかしら。
ディミトリ:・・・す、すまない・・・エーデルガルト、後に・・・してくれ・・・
ううっ、くううっ・・・
エーデルガルト:立ち去った、かしら。
・・・駄目ね。また、彷徨い始めた・・・
ディミトリ。貴方が何に苦しんでいるのか。
かつて、私は答えから目を背けたわ。
目的の為に・・・貴方から逃げた。
貴方が師に選ばれたのなら・・・
私・・・今度は、その手を・・・取れるのかしら・・・
支援B
ディミトリ:エーデルガルト。
エーデルガルト:ディミトリ・・・。話の前に、聞きたい事があるわ。
私が話に誘った時・・・。
貴方は明らかに様子がおかしかった。
私の知ってる貴方とはそもそも、貴方は違う姿をし過ぎている・・・。
あの時、何を見ていたの?
ディミトリ:!
・・・。
そう、だな・・・。
俺・・・いや、かつて先生と再会する前の俺が・・・
エーデルガルト・・・今の君を殺そうと・・・
・・・。
俺は、あの日から・・・
頭痛や幻覚、死んだ者の声が聞こえる・・・と、いったような症状が出ているんだ・・・。
エーデルガルト:それは・・・ダスカーでの悲劇以来の事ね。
ディミトリ:・・・そうだ。
エーデルガルト:ヒューベルト・・・といっても、五年前の彼を使って、少し調べさせてもらったわ。
5年前の貴方、そして今の貴方も・・・自室で悪夢に魘される姿が確認されたと。
そして、その飲み物。貴方、味覚も失っているわね?
ディミトリ:!
どうして・・・
エーデルガルト:エクラに頼んだのは私よ。あえて、味の濃い飲み物を彼に渡すようにと言ったの。
ディミトリ:そうだったか・・・。
たしかに・・・この液体がどういうものなのか・・・
俺には色と、口の中での僅かな感触でしか分からない。
今の君に何か盛られでもしたら、全く分からないだろうな。
エーデルガルト:・・・。
(本当はアスク王国に伝わる苦い薬液を渡してもらったのだけど・・・この有様では効果は薄そうね。)
話を戻しましょう。
頭痛、幻覚、幻聴、悪夢、味覚障害・・・貴方を苦しめているのは、かつてのダスカーでの経験から。
それは間違いない?
ディミトリ:ああ。正確な時期までは覚えていないが・・・概ね間違いはない。
エーデルガルト:その・・・右目は一体・・・?
ディミトリ:これか・・・?
これは・・・
(・・・何故だろう・・・思い出すことができない・・・)
この傷は、いつの間にか負った傷だ。
乱戦の最中に居た事が多かったからな。たまたまのものだ。
珍しくもなんともない。
エーデルガルト:そう・・・。
支援A
ディミトリ:俺の居た時間軸とでも言おうか。
その時にはエーデルガルト、ヒューベルト、君たちと話し合おうとしたことがあった。
エーデルガルト:破談になったでしょう。
ディミトリ:それくらいはわかるか。
だが、その時に、君に感謝されたよ。
エーデルガルト:感謝?
ディミトリ:俺が君に送った短剣のことだ。
自分の道を突き進めたのはこの贈り物のおかげだと。
少しばかり照れ臭いな・・・。
エーデルガルト:・・・本当は。私も。きっとそっちの世界の私も含めて。
私の隣に貴方がいてくれたら・・・そう思うことはきっとあったわ。
私は師がいてくれたから、皆が支えてくれたから自分の信じる道を貫けた。
きっと・・・その暗き道のりの明りになってくれたのは貴方だと思うの。
ディミトリ:・・・そうか。そう言ってくれると嬉しい。
エーデルガルト:私たちはこうも似ているのに、どうして手を取り合えなかったのかしら・・・
ディミトリ:・・・ずっと気がかりだったことがある。
あの怪しい集団はなんだ?
君のことを考えれば、嫌々協力していたのではないか?
エーデルガルト:・・・そうね。真実を話しましょう。
貴方に借りを作ったままというのは私には合わないし。
ディミトリ:・・・
エーデルガルト:笑うところよ。
ディミトリ:え!?
・・・お、驚いたな。そんな風に冗談を言われるとは。
エーデルガルト:クロードの真似。
私たち、ずっとすれ違ってばかりだったけど、一度だけ私たち肩を並べて戦ったことがあったわね。
ディミトリ:アビスでの戦いか。
今後は仲間だ。またいつでも共にしよう。
先生も・・・そう望んでくれているような気がするんだ。
エーデルガルト:・・・そうね。
ディミトリ。貴方のことは聞きつくしたわ。
これから話すことは私のこと・・・
心して聞いてちょうだい。
支援S
ディミトリ:なるほど・・・アランデル公もデアドラで対峙したときは異様な雰囲気に包まれていると思ったが、
ソロン、クロニエと同じ勢力だったとは。
エーデルガルト:私は連中に選ばれてしまったようね。
数々の苦難が私を待っていた・・・。
この髪も、この・・・私の第二の紋章もね。
ディミトリ:!
それは・・・炎の紋章!?
先生と同じ力を・・・君も!?
エーデルガルト:師は大司教、レアによって、
私はあの黒い魔導士達によって、望まぬ紋章を植え付けられたわ。
師の体が普通ではないのは知ってる?
ディミトリ:止まったままの心臓・・・。
そうか、そういうことだったのか・・・。
エーデルガルト:それが私が立ち上がった理由。
神が歪めた運命を私は正したかった。
その行為が戦争となって、多くの命を散らしたのはわかっている。
でも、立ち止まるわけにはいかなかった。
・・・その過程で、貴方を倒したけど・・・
この世界でも誤解を生んだままは嫌だったから。
ディミトリ:・・・。
だとしても、君のやり方に賛同することはできない。
君が孤独に戦ってきたのはわかる。
それでも、手を取り合う方法はあったはずだ。
グロンダーズ会戦で同盟を巻き込んで戦ったことも・・・
俺には必要な被害とは思えない。
エーデルガルト:グロンダーズ会戦?
ディミトリ:君の道ではなかったのか?
俺の時とクロードの時にはあったのだが・・・
グロンダーズ平原で、三つ巴の戦いが行われた。
クロードの話では、俺はその時に仇、エーデルガルトを追うあまり、命を落としたらしい。
エーデルガルト:そんなことが・・・。
ディミトリ:もちろん、そのことを恨むつもりはない。
しかし、クロードの言う可能性に俺たちは賭けた以上、
そうならざる未来を俺はかつての俺たちに見せたい。
誰もが尊重しあい、一歩ずつ手を取り合っていける世界を。
・・・現実主義の君には笑われてしまうかもしれないが・・・
エーデルガルト:・・・笑ったりなんかしないわ。
それができたら、どれだけいいか。
今後は、何かあったら私のことも頼って。
私も貴方の言う世界を信じてみたいから・・・
ディミトリ:ああ・・・ありがとう。
早速だが、提案がある。
エーデルガルト:何かしら?
ディミトリ:クロードのことだ。パルミラの王族だった・・・だけでは終わらないだろう。
これから二人で問い詰めてみないか?
エーデルガルト:いいわね、それ。あの何事も冷静に見ているようなすかした男に痛い目を見せてやりましょう。
きっと腰を抜かすか、慌てて逃げ出すわよ。
ディミトリ:ははは・・・そうだろうな。
エーデルガルト:(そう・・・そうやって笑っていて、ディミトリ。
それがあの時の・・・私にできなかった贖罪。
貴方にはきっと、血塗られた道ではなく明るい未来が似合っているわ・・・。)
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