幸
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おおかみさんは妖精か何かだとは思う。
俺も仕方なしとはいえいろんな種族を見てきた。でも、おおかみさんみたいな耳も尻尾もつけた種族なんて見たことがない。
そもそも俺の呪いを解くなんて芸当はできるもんじゃない。
まぁ、だからなんだって話だ。
「…めちゃくちゃ腹減った」
昨日神殿の攻略で丸一日使ったからほとんど何も食ってねえんだよなぁ…。疲れてそのまま寝たけど、空腹で目が覚めたわ。
「こんな早朝でも店ってやってんのかな」
いくら飲食店っつってもまだ朝日も昇ってない時間だし。
店やってるほうがおかしいっていうか。まぁ、酒場はやってるか…。
試しに行くか。
「ミドナ、タマ行ってくる」
「早くしろよ」
「はいはい」
相変わらずだな。
とにかく感謝して扉くぐるか。
「むお、リンクいらっしゃい!」
「おぉ…やってる」
やってた。こんな朝早くに。すげえな。
「どうした?いつもより元気ないようだぞ?」
「いや、こんな早朝にやってるなんて思ってなくて…」
「そうか。そなたの所は朝なのか」
「え?違うの?」
「タマは時間に関係ないからな!」
割と頻繁に来店してる自覚はあるけど、まだ知らない事実があるのおかしいだろ。
「ところで最近見なかったが何かあったのか?おおかみさんちょっと心配だったぞ!」
「最近っていうか…探索に丸一日かかって外に出られなかったんだよ…」
「そうだったのか!それは大変だったろう!えらいぞリンク!」
朝からおおかみさんとタマの雰囲気を堪能するの、悪くないかもしれない。つか撫でるのやめろ首が痛い。
「だから俺腹減っててさ」
「なるほど。どんなものが食べたい?」
「どんなもの…」
そういえば、ただぼんやりと腹が減ったぐらいしか意識してなかったから、何が良いとかないな…。
「ふむ、あまり考えてないようだな?」
「うん…漠然と腹減ったぁぐらいで」
「そうかそうか。確かリンクの所は朝だったな」
「うん」
「ならば任せろ!おおかみさんが朝食を作ってやろう!」
朝食って、何があるんだろう。
俺の所はパンとかスープとかだけど…おおかみさんだからまた知らない料理が出てくるかもしれない。楽しみだな!
「なぁおおかみさん」
「なんだ?」
「客っているのは知ってんだけどさ…見かけたことないんだよな。なんでだ?」
「うむ。タマは悩める者のための店。他人が居たら落ち着かないこともあるだろう」
「まぁ」
「そこで来店、退店までは一人で過ごせるようにしている!だから基本的に他のお客と出会うことはないんだ」
「へぇ」
そういうことなんだ。
「どうやって会わせないようにしてんだ?」
「そこはおおかみさんぱわーで」
だからそのおおかみさんパワーが知りたいんだけど。
いいか、どうせ教えてくれないし。
「リンクできたぞー!」
「おー!」
「ほい!目玉焼きとベーコン!サラダ!パン!」
「おぉ…普通だ…」
知らない料理かと思ったのに…。いや、これはこれで美味いし、見慣れてるから警戒することもないけど…でもおおかみさんの作る知らない料理を食べるのを大前提で来てるところもあるからなぁ。
「お気に召さないか?」
「あー違う違う!知らない料理が来ると思って勝手に期待してただけだ」
「期待に沿えなかったか…」
あーっだから違うっつの!
耳と尻尾を垂らすな!ごめんな!おおかみさんは何も悪くないから!
クソッ…犬猫みたいに撫でてあげたくなる…!
「お客の期待に応えられないのは店主としておおかみさんとして恥!」
「だから違うって…」
「待っていろ!すぐ新しいの作るからな!」
「わーまてまて!その飯は食うから!新しいのも食う!」
腹減ってるから食える!
「…うま」
「うむ!食べてまっていろ!」
見知った料理でも、おおかみさんが作ると特に美味い。だから他の酒場よりも多く食べられる。
ベーコンはカリカリしてるのに柔らかいし、目玉焼きは半熟でとろけて美味い。パンも焼きたてなのかやわらかい。サラダも触感がしっかりしてて新鮮だってわかる。
寝起きのはずなのに全然苦にならないのすげえ。
「やっぱりいくらでも食えるわ…」
「むふふ、そういってもらえると嬉しいな!次のもすぐできるからな!」
さっきまでなんか焼く音がしてたけど、今はしないな。
「いい感じだな…よしよし」
手元で何かしてる。
あ、なんか切った。
「できたぞ!ほっとさんどいっち!」
「ほっとさんどいっち?」
皿に乗ってきたパンの、あぁサンドウィッチか。
でもパンに焼き目がついてる。ホットってそういう意味か。
「パンをさらに焼くことってあるんだな…」
「熱いうちに食べてくれ!」
「おう!」
確かにこれは見たことない。
「っあふっ…はふっ…」
え、なんだこれ
「うっっま!!」
「そうか!」
「えっパン焼いただけなのに⁉」
中身はさっき食べたベーコンとサラダと目玉焼きなのに!
なんか全然違う食い物みたいになってる!
「喜んでもらえて嬉しいぞ!」
本当におおかみさんってすごい人だ!
すご…あ、見てない。見てないぞ俺は。だからおおかみさんその胸を張るポーズはやめろ。
「中身を変えれば別の味も楽しめるんだぞ!」
「そうなんだ」
挟んで焼くだけなら俺でもできそうだな。
でもきっとおおかみさんの味にはならないんだろうなぁ…。
「おかわりいるか?」
「いや、もう満足!ありがと!」
「かまわぬ!」
食った食った!朝から大満足だな。
「おおかみさんの飯、旅の途中でも食えたらいいんだけどな」
「うん?」
「ほら、扉がある場所じゃないとタマに来れないだろ?」
「まぁそうだな」
「旅してると野宿なんてざらだし、そこで食えたらいいなって思うんだよ」
難しい話だろうけど。
「ふむ、そうなのか…」
「でもここに来る楽しみがあるっていうのもあるし」
そりゃ毎食食べられればいいとは思うけど、なかなか迷惑な話だ。店の本来の目的という点でも邪魔すぎる。
「忘れてくれ」
「そうか?」
「うん」
「そうか…」
おおかみさんがちょっと考え始めたな。まずい。
そこまでわがまま聞いてもらうつもりはなかったのに。
本当になんかやりだしそうだ。
「じゃ、俺帰るよ!」
「む、そうか!また来るといいぞ!」
「おう!じゃーな!」
とりあえず満足。
「ミドナ帰ったよ」
「おー」
「相変わらず店帰りは疲れてんなお前。何で?」
「疲れもする。あんな眩しいところ」
眩しいのか。
確かにおおかみさんすげえ光ってるもんな。雰囲気的に。
いやでもおおかみさん自身は輝いてないしミドナが店の明かり程度でこんな風になるもんか?
「オイ、詮索すんな」
「いや気になるだろ」
「気にする必要ないだろ…ワタシはあそこが苦手、それだけ」
「…ミドナさ、おおかみさんが何か知ってるよな?」
「…」
あっ影に逃げた!オイこら!言えよ!
おおかみさんが何者なのか教えろ!気になるだろ!
リクエストありがとうございました。
俺も仕方なしとはいえいろんな種族を見てきた。でも、おおかみさんみたいな耳も尻尾もつけた種族なんて見たことがない。
そもそも俺の呪いを解くなんて芸当はできるもんじゃない。
まぁ、だからなんだって話だ。
「…めちゃくちゃ腹減った」
昨日神殿の攻略で丸一日使ったからほとんど何も食ってねえんだよなぁ…。疲れてそのまま寝たけど、空腹で目が覚めたわ。
「こんな早朝でも店ってやってんのかな」
いくら飲食店っつってもまだ朝日も昇ってない時間だし。
店やってるほうがおかしいっていうか。まぁ、酒場はやってるか…。
試しに行くか。
「ミドナ、タマ行ってくる」
「早くしろよ」
「はいはい」
相変わらずだな。
とにかく感謝して扉くぐるか。
「むお、リンクいらっしゃい!」
「おぉ…やってる」
やってた。こんな朝早くに。すげえな。
「どうした?いつもより元気ないようだぞ?」
「いや、こんな早朝にやってるなんて思ってなくて…」
「そうか。そなたの所は朝なのか」
「え?違うの?」
「タマは時間に関係ないからな!」
割と頻繁に来店してる自覚はあるけど、まだ知らない事実があるのおかしいだろ。
「ところで最近見なかったが何かあったのか?おおかみさんちょっと心配だったぞ!」
「最近っていうか…探索に丸一日かかって外に出られなかったんだよ…」
「そうだったのか!それは大変だったろう!えらいぞリンク!」
朝からおおかみさんとタマの雰囲気を堪能するの、悪くないかもしれない。つか撫でるのやめろ首が痛い。
「だから俺腹減っててさ」
「なるほど。どんなものが食べたい?」
「どんなもの…」
そういえば、ただぼんやりと腹が減ったぐらいしか意識してなかったから、何が良いとかないな…。
「ふむ、あまり考えてないようだな?」
「うん…漠然と腹減ったぁぐらいで」
「そうかそうか。確かリンクの所は朝だったな」
「うん」
「ならば任せろ!おおかみさんが朝食を作ってやろう!」
朝食って、何があるんだろう。
俺の所はパンとかスープとかだけど…おおかみさんだからまた知らない料理が出てくるかもしれない。楽しみだな!
「なぁおおかみさん」
「なんだ?」
「客っているのは知ってんだけどさ…見かけたことないんだよな。なんでだ?」
「うむ。タマは悩める者のための店。他人が居たら落ち着かないこともあるだろう」
「まぁ」
「そこで来店、退店までは一人で過ごせるようにしている!だから基本的に他のお客と出会うことはないんだ」
「へぇ」
そういうことなんだ。
「どうやって会わせないようにしてんだ?」
「そこはおおかみさんぱわーで」
だからそのおおかみさんパワーが知りたいんだけど。
いいか、どうせ教えてくれないし。
「リンクできたぞー!」
「おー!」
「ほい!目玉焼きとベーコン!サラダ!パン!」
「おぉ…普通だ…」
知らない料理かと思ったのに…。いや、これはこれで美味いし、見慣れてるから警戒することもないけど…でもおおかみさんの作る知らない料理を食べるのを大前提で来てるところもあるからなぁ。
「お気に召さないか?」
「あー違う違う!知らない料理が来ると思って勝手に期待してただけだ」
「期待に沿えなかったか…」
あーっだから違うっつの!
耳と尻尾を垂らすな!ごめんな!おおかみさんは何も悪くないから!
クソッ…犬猫みたいに撫でてあげたくなる…!
「お客の期待に応えられないのは店主としておおかみさんとして恥!」
「だから違うって…」
「待っていろ!すぐ新しいの作るからな!」
「わーまてまて!その飯は食うから!新しいのも食う!」
腹減ってるから食える!
「…うま」
「うむ!食べてまっていろ!」
見知った料理でも、おおかみさんが作ると特に美味い。だから他の酒場よりも多く食べられる。
ベーコンはカリカリしてるのに柔らかいし、目玉焼きは半熟でとろけて美味い。パンも焼きたてなのかやわらかい。サラダも触感がしっかりしてて新鮮だってわかる。
寝起きのはずなのに全然苦にならないのすげえ。
「やっぱりいくらでも食えるわ…」
「むふふ、そういってもらえると嬉しいな!次のもすぐできるからな!」
さっきまでなんか焼く音がしてたけど、今はしないな。
「いい感じだな…よしよし」
手元で何かしてる。
あ、なんか切った。
「できたぞ!ほっとさんどいっち!」
「ほっとさんどいっち?」
皿に乗ってきたパンの、あぁサンドウィッチか。
でもパンに焼き目がついてる。ホットってそういう意味か。
「パンをさらに焼くことってあるんだな…」
「熱いうちに食べてくれ!」
「おう!」
確かにこれは見たことない。
「っあふっ…はふっ…」
え、なんだこれ
「うっっま!!」
「そうか!」
「えっパン焼いただけなのに⁉」
中身はさっき食べたベーコンとサラダと目玉焼きなのに!
なんか全然違う食い物みたいになってる!
「喜んでもらえて嬉しいぞ!」
本当におおかみさんってすごい人だ!
すご…あ、見てない。見てないぞ俺は。だからおおかみさんその胸を張るポーズはやめろ。
「中身を変えれば別の味も楽しめるんだぞ!」
「そうなんだ」
挟んで焼くだけなら俺でもできそうだな。
でもきっとおおかみさんの味にはならないんだろうなぁ…。
「おかわりいるか?」
「いや、もう満足!ありがと!」
「かまわぬ!」
食った食った!朝から大満足だな。
「おおかみさんの飯、旅の途中でも食えたらいいんだけどな」
「うん?」
「ほら、扉がある場所じゃないとタマに来れないだろ?」
「まぁそうだな」
「旅してると野宿なんてざらだし、そこで食えたらいいなって思うんだよ」
難しい話だろうけど。
「ふむ、そうなのか…」
「でもここに来る楽しみがあるっていうのもあるし」
そりゃ毎食食べられればいいとは思うけど、なかなか迷惑な話だ。店の本来の目的という点でも邪魔すぎる。
「忘れてくれ」
「そうか?」
「うん」
「そうか…」
おおかみさんがちょっと考え始めたな。まずい。
そこまでわがまま聞いてもらうつもりはなかったのに。
本当になんかやりだしそうだ。
「じゃ、俺帰るよ!」
「む、そうか!また来るといいぞ!」
「おう!じゃーな!」
とりあえず満足。
「ミドナ帰ったよ」
「おー」
「相変わらず店帰りは疲れてんなお前。何で?」
「疲れもする。あんな眩しいところ」
眩しいのか。
確かにおおかみさんすげえ光ってるもんな。雰囲気的に。
いやでもおおかみさん自身は輝いてないしミドナが店の明かり程度でこんな風になるもんか?
「オイ、詮索すんな」
「いや気になるだろ」
「気にする必要ないだろ…ワタシはあそこが苦手、それだけ」
「…ミドナさ、おおかみさんが何か知ってるよな?」
「…」
あっ影に逃げた!オイこら!言えよ!
おおかみさんが何者なのか教えろ!気になるだろ!
リクエストありがとうございました。