東雲 歩
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アロエヨーグルトが美味しかった話
※歩ルート、甘々に書き直した
うちの彼女は、よく食べる。
家にいても、外でも、職場でも、
美味しそうに食べる。
難波さんいわく、
「桃山が食べてると、
俺も食べたくなるんだよなぁ」
とかなんとか。食欲促進効果があるらしい。
最近は忙しいのか、よくデスクで、
なにか食べながら仕事をしている。
(いつも来てた連絡もないし、)
(……別に、待ってるとかじゃないけど)
少し丸まった背中越しに、
何か食べている動作が見える。
片手に白いカップ、片手に小さいスプーン。
遠目だと、メーカー名までは見えないが、
恐らくいつも食べているものだろう。
(アロエヨーグルト、か)
(………なんか、オレいま)
(あの子みたいになってる?)
(気のせい……)
津軽「それ、おいしい?」
桃山「?アロエですか?おいしいです!」
(あ、津軽さんに絡まれてる)
(いや、距離近すぎ………)
津軽さんが、食べる彼女に近寄り、
あーんと口を開けている。
津軽「ふーん…。はい、あーん」
桃山「…いや、私が食べてるんですけど」
津軽「うん、だからあーん」
ひょいっとちょもの手ごと持ち上げて、
スプーンを口に入れた。
桃山「あっ!あーーー!!!」
彼女の悲痛な叫びがデスク越しに響く。
視線はパソコンに向けながらも、
意識は向こうのデスクに向いてしまう。
(食べられてるし、)
(っていうかパワハラ、セクハラ……)
瀬戸内「うわぁ、容赦ない…」
大石「……」
津軽「なんかブニブニして、微妙だね」
桃山「ひ、ひどい…!!!」
百瀬「津軽さんに不味いもん食わせるんじゃねぇ」
桃山「なぜ私が加害者に…!!」
(色々ツッコミどころがありすぎなんだけど)
聞こえてくる騒めきに苦笑して、
思わず口に手を当てる。
桃山「最後の…、最後のアロエちゃんの塊だったのにーーー!」
(いや、そこ?)
(アロエちゃん、じゃないし)
(自覚…なんて、あるわけないか…)
桃山「アロエ好きなのに、酷い…!」
津軽「はいはい。ウサにはこれあげるから」
津軽さんがポンポンと頭を撫でて、
もう片方の手で、彼女の口に
なにかを放り込んだ。
津軽「特別だからね?はい、あーん」
桃山「んぐっ…」
(何見せられてんのオレ)
(もうちょっと、)
(抵抗してもいいんじゃないの)
(デジャブ………)
桃山は、口をもごもごさせて、
大人しくなっている。
桃山「…………」
瀬戸内「容赦ない班長さすがっす」
大石「………」
百瀬「チッ……」
津軽「塩牛タンキャラメル、美味しいよね」
桃山「うう………」
ーーーその日の夜
桃山「ってことがあったんです!ひどくないですか、津軽さん!」
東雲「……スプーン」
桃山「えっ?スプーン?」
東雲「同じだったね」
桃山「………た、たしかに!!!……って、なんで歩さん、知ってるんですか?」
(…………)
(ま、テキトー流せば…)
東雲「透がうるさかったし」
桃山「あああーーっ!恥ずかしい、見られてたんですね。っていうか、間接キッスしちゃいました…うわぁ…」
(ほら、気づいてないし)
(間接キッスって、ほんと……)
東雲「油断しすぎ」
桃山「申し訳ありません…」
目の前で、深々と土下座をされる。
(いや、キミの謝罪が欲しいわけじゃないし)
(問題なのは津軽さんで、)
(キミも、もう少し態度を…)
次から次に、言いたいことが浮かぶ。
(でも、)
(でも、いまはそんなこと…)
東雲「……まぁ、食べれば」
桃山「えっ」
東雲「アロエ、好きなんでしょ」
桃山「わぁぁあ!!アロエっっっヨーグルトっっっっ!!!」
ヨーグルトを片手に、ぶんぶんと手を振り、
嬉しそうな笑顔を見せる。
(………ま、予想通りの反応)
東雲「こんなので、そんな喜ぶとか…」
桃山「歩さんが用意してくれたってところが、もーれつに嬉しいんです!!」
東雲「ま、いいけど」
桃山「ありがとうございます!いただきます!!」
東雲「近っ……」
桃山「歩さんの愛情と一緒に手を合わせていただきます!!!」
東雲「そういうのいいから」
桃山「じゃあ心の中で手を合わせて…」
東雲「………」
桃山「今日も歩さんと居られることに、神とかなんか色々感謝して…合掌…」
東雲「怖……」
(さっさと笑顔になりなよ)
(………オレの前なんだから)
(なんて、絶対言わないけど)
※たまには、デレる歩さんも書きたい
※歩ルート、甘々に書き直した
うちの彼女は、よく食べる。
家にいても、外でも、職場でも、
美味しそうに食べる。
難波さんいわく、
「桃山が食べてると、
俺も食べたくなるんだよなぁ」
とかなんとか。食欲促進効果があるらしい。
最近は忙しいのか、よくデスクで、
なにか食べながら仕事をしている。
(いつも来てた連絡もないし、)
(……別に、待ってるとかじゃないけど)
少し丸まった背中越しに、
何か食べている動作が見える。
片手に白いカップ、片手に小さいスプーン。
遠目だと、メーカー名までは見えないが、
恐らくいつも食べているものだろう。
(アロエヨーグルト、か)
(………なんか、オレいま)
(あの子みたいになってる?)
(気のせい……)
津軽「それ、おいしい?」
桃山「?アロエですか?おいしいです!」
(あ、津軽さんに絡まれてる)
(いや、距離近すぎ………)
津軽さんが、食べる彼女に近寄り、
あーんと口を開けている。
津軽「ふーん…。はい、あーん」
桃山「…いや、私が食べてるんですけど」
津軽「うん、だからあーん」
ひょいっとちょもの手ごと持ち上げて、
スプーンを口に入れた。
桃山「あっ!あーーー!!!」
彼女の悲痛な叫びがデスク越しに響く。
視線はパソコンに向けながらも、
意識は向こうのデスクに向いてしまう。
(食べられてるし、)
(っていうかパワハラ、セクハラ……)
瀬戸内「うわぁ、容赦ない…」
大石「……」
津軽「なんかブニブニして、微妙だね」
桃山「ひ、ひどい…!!!」
百瀬「津軽さんに不味いもん食わせるんじゃねぇ」
桃山「なぜ私が加害者に…!!」
(色々ツッコミどころがありすぎなんだけど)
聞こえてくる騒めきに苦笑して、
思わず口に手を当てる。
桃山「最後の…、最後のアロエちゃんの塊だったのにーーー!」
(いや、そこ?)
(アロエちゃん、じゃないし)
(自覚…なんて、あるわけないか…)
桃山「アロエ好きなのに、酷い…!」
津軽「はいはい。ウサにはこれあげるから」
津軽さんがポンポンと頭を撫でて、
もう片方の手で、彼女の口に
なにかを放り込んだ。
津軽「特別だからね?はい、あーん」
桃山「んぐっ…」
(何見せられてんのオレ)
(もうちょっと、)
(抵抗してもいいんじゃないの)
(デジャブ………)
桃山は、口をもごもごさせて、
大人しくなっている。
桃山「…………」
瀬戸内「容赦ない班長さすがっす」
大石「………」
百瀬「チッ……」
津軽「塩牛タンキャラメル、美味しいよね」
桃山「うう………」
ーーーその日の夜
桃山「ってことがあったんです!ひどくないですか、津軽さん!」
東雲「……スプーン」
桃山「えっ?スプーン?」
東雲「同じだったね」
桃山「………た、たしかに!!!……って、なんで歩さん、知ってるんですか?」
(…………)
(ま、テキトー流せば…)
東雲「透がうるさかったし」
桃山「あああーーっ!恥ずかしい、見られてたんですね。っていうか、間接キッスしちゃいました…うわぁ…」
(ほら、気づいてないし)
(間接キッスって、ほんと……)
東雲「油断しすぎ」
桃山「申し訳ありません…」
目の前で、深々と土下座をされる。
(いや、キミの謝罪が欲しいわけじゃないし)
(問題なのは津軽さんで、)
(キミも、もう少し態度を…)
次から次に、言いたいことが浮かぶ。
(でも、)
(でも、いまはそんなこと…)
東雲「……まぁ、食べれば」
桃山「えっ」
東雲「アロエ、好きなんでしょ」
桃山「わぁぁあ!!アロエっっっヨーグルトっっっっ!!!」
ヨーグルトを片手に、ぶんぶんと手を振り、
嬉しそうな笑顔を見せる。
(………ま、予想通りの反応)
東雲「こんなので、そんな喜ぶとか…」
桃山「歩さんが用意してくれたってところが、もーれつに嬉しいんです!!」
東雲「ま、いいけど」
桃山「ありがとうございます!いただきます!!」
東雲「近っ……」
桃山「歩さんの愛情と一緒に手を合わせていただきます!!!」
東雲「そういうのいいから」
桃山「じゃあ心の中で手を合わせて…」
東雲「………」
桃山「今日も歩さんと居られることに、神とかなんか色々感謝して…合掌…」
東雲「怖……」
(さっさと笑顔になりなよ)
(………オレの前なんだから)
(なんて、絶対言わないけど)
※たまには、デレる歩さんも書きたい