東雲 歩
夢小説設定
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ラーメンと難波さんが書きたかった
※歩さんは出ないけど付き合ってる設定
いつもの屋台で、いつものラーメン。
ちょっと良いことがあった日。
うまくいかないことがあった日。
悩んでいて、気付いたらついていた日。
ラーメン屋台にいた。
桃山「いつものください」
大将「はいよ」
そして、とっくに常連と化していた。
(…さすがに、深夜のラーメンはまずいかな)
今日は、捜査も終わって書類作業に追われ、
ろくにお昼もとれずに、時間だけが過ぎていった。
気がついた頃には、23時近くになり。
家に帰るまで、何か食べたい一心で、
足を運んでいたラーメン屋台。
美味しい匂いに誘われて、ぐぅとお腹が鳴る。
(ああ、でもお腹空いたしもういいや…!)
(食べちゃおお…!!)
?「おっ、ちょも」
桃山「?」
聞き慣れた声がして振り返ると、
のれんを分けて、難波さんが入ってきた。
難波「大将、いつものね」
大将「はいよ」
桃山「お疲れさまです。難波さんもいま帰りですか?」
難波「ああ。お前がこんな時間にいるなんて、珍しいな」
桃山「今日はバタバタしててお昼食べれず…。お腹空き過ぎて、家まで我慢できませんでした…!」
難波「ははっ。頑張ったんだな」
わしゃわしゃと大きな手で、頭を撫でられる。
(いつもあった指輪のゴツゴツ感が…)
桃山「…あれ。難波さん、指輪どうしたんですか?」
難波「ん?ああ…。外れなかったんだが、外れたんだよ。最近はイロイロ便利になったなぁ」
桃山「は、はぁ……?」
どういうことかと聞きたかったが、
難波さんの遠い眼差しから、触れてはいけない空気を感じ、何も言えなくなった。
(とにかく外れて良かった、のかな…?)
大将「へい、お待ち」
難波「ありがとさん。ほれ、お前の箸」
桃山「あっありがとうございます!」
難波さんから割り箸を受け取り、
湯気が立つラーメンの前で、箸を割る。
手を合わせて、ラーメンにありついた。
ずるずると麺を啜る音が、静かな夜に響く。
桃山「ぷはー…。おいしいです…」
難波「いい食べっぷりだなぁ」
難波さんが驚きながらも、にやっと笑う。
そんな難波さんに、照れ笑いを返す。
桃山「旨味が身体に染み渡ります!」
難波「なんだ?食レポか?」
桃山「この出汁とチャーシューと…とにかくおいひい…」
難波「おいおい、喋りながら食べたら火傷するぞ」
桃山「ひゃい…」
大人しく、麺とスープを交互に楽しむ。
顔を緩ませながら食べていると、
いつのまにか食べ終わった難波さんが、
真剣な顔つきで、こちらを見ている。
桃山「…あの、何か顔についてますか?」
難波「いや…。食べっぷりに感心していた」
桃山「……」
難波「……で、歩はどうだ」
桃山「っ!?」
(歩さんって言った!?!?)
飲みかけていたスープが、むせる。
慌てて水で流し込み、息を整えた。
桃山「いいい、いま、なんて…」
難波「分かりやすいが、扱いづらいかもしれんな」
桃山「な、なにが……」
(なんで、難波さんが歩さんのことを…)
(いろいろバレてる…?)
(なんて返したらいいの…!?)
ドキドキと脈打つ心臓をよそに、
難波さんはカラッと笑って言った。
難波「まっ、お前らなら問題ないだろ。ちょもが引っ張ってやれば、うまく行く」
桃山「い、いやいや!私なんか歩さんに頼りっぱなしで、全然支えてもらってばっかりです」
難波「そうかぁ?俺には、お前が歩を引っ張ってるようにみえるが…」
桃山「え、ええ!?」
難波「まぁ、当人同士じゃないと分からんよな。ちょも、歩に大事にされなくなったら言いにこいよ」
桃山「そ、そんな日は来ません!歩さんはいつだって、優しく…いや、塩対応でも時に甘く包み込んでくれてますから!」
難波「ははっ、その言葉を受けている歩の顔が見てぇな。…じゃ、ごちそうさん」
難波さんはのれんをくぐって出て行った。
桃山「!!ず、ずるいです!」
急いで追いかけるも、
難波さんの姿はすでに見当たらず。
支払い伝票だけが手元に残ったのであった。
仕方なく難波さんの分も支払い、
終電に向けて、歩き出した。
歩さんに、おやすみなさいのLIDEを送ってーーー
いつもの屋台で、いつものラーメン。
※歩さんは出ないけど付き合ってる設定
いつもの屋台で、いつものラーメン。
ちょっと良いことがあった日。
うまくいかないことがあった日。
悩んでいて、気付いたらついていた日。
ラーメン屋台にいた。
桃山「いつものください」
大将「はいよ」
そして、とっくに常連と化していた。
(…さすがに、深夜のラーメンはまずいかな)
今日は、捜査も終わって書類作業に追われ、
ろくにお昼もとれずに、時間だけが過ぎていった。
気がついた頃には、23時近くになり。
家に帰るまで、何か食べたい一心で、
足を運んでいたラーメン屋台。
美味しい匂いに誘われて、ぐぅとお腹が鳴る。
(ああ、でもお腹空いたしもういいや…!)
(食べちゃおお…!!)
?「おっ、ちょも」
桃山「?」
聞き慣れた声がして振り返ると、
のれんを分けて、難波さんが入ってきた。
難波「大将、いつものね」
大将「はいよ」
桃山「お疲れさまです。難波さんもいま帰りですか?」
難波「ああ。お前がこんな時間にいるなんて、珍しいな」
桃山「今日はバタバタしててお昼食べれず…。お腹空き過ぎて、家まで我慢できませんでした…!」
難波「ははっ。頑張ったんだな」
わしゃわしゃと大きな手で、頭を撫でられる。
(いつもあった指輪のゴツゴツ感が…)
桃山「…あれ。難波さん、指輪どうしたんですか?」
難波「ん?ああ…。外れなかったんだが、外れたんだよ。最近はイロイロ便利になったなぁ」
桃山「は、はぁ……?」
どういうことかと聞きたかったが、
難波さんの遠い眼差しから、触れてはいけない空気を感じ、何も言えなくなった。
(とにかく外れて良かった、のかな…?)
大将「へい、お待ち」
難波「ありがとさん。ほれ、お前の箸」
桃山「あっありがとうございます!」
難波さんから割り箸を受け取り、
湯気が立つラーメンの前で、箸を割る。
手を合わせて、ラーメンにありついた。
ずるずると麺を啜る音が、静かな夜に響く。
桃山「ぷはー…。おいしいです…」
難波「いい食べっぷりだなぁ」
難波さんが驚きながらも、にやっと笑う。
そんな難波さんに、照れ笑いを返す。
桃山「旨味が身体に染み渡ります!」
難波「なんだ?食レポか?」
桃山「この出汁とチャーシューと…とにかくおいひい…」
難波「おいおい、喋りながら食べたら火傷するぞ」
桃山「ひゃい…」
大人しく、麺とスープを交互に楽しむ。
顔を緩ませながら食べていると、
いつのまにか食べ終わった難波さんが、
真剣な顔つきで、こちらを見ている。
桃山「…あの、何か顔についてますか?」
難波「いや…。食べっぷりに感心していた」
桃山「……」
難波「……で、歩はどうだ」
桃山「っ!?」
(歩さんって言った!?!?)
飲みかけていたスープが、むせる。
慌てて水で流し込み、息を整えた。
桃山「いいい、いま、なんて…」
難波「分かりやすいが、扱いづらいかもしれんな」
桃山「な、なにが……」
(なんで、難波さんが歩さんのことを…)
(いろいろバレてる…?)
(なんて返したらいいの…!?)
ドキドキと脈打つ心臓をよそに、
難波さんはカラッと笑って言った。
難波「まっ、お前らなら問題ないだろ。ちょもが引っ張ってやれば、うまく行く」
桃山「い、いやいや!私なんか歩さんに頼りっぱなしで、全然支えてもらってばっかりです」
難波「そうかぁ?俺には、お前が歩を引っ張ってるようにみえるが…」
桃山「え、ええ!?」
難波「まぁ、当人同士じゃないと分からんよな。ちょも、歩に大事にされなくなったら言いにこいよ」
桃山「そ、そんな日は来ません!歩さんはいつだって、優しく…いや、塩対応でも時に甘く包み込んでくれてますから!」
難波「ははっ、その言葉を受けている歩の顔が見てぇな。…じゃ、ごちそうさん」
難波さんはのれんをくぐって出て行った。
桃山「!!ず、ずるいです!」
急いで追いかけるも、
難波さんの姿はすでに見当たらず。
支払い伝票だけが手元に残ったのであった。
仕方なく難波さんの分も支払い、
終電に向けて、歩き出した。
歩さんに、おやすみなさいのLIDEを送ってーーー
いつもの屋台で、いつものラーメン。