東雲 歩
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水族館に行った話
※甘いんだか甘くないんだか
珍しくちゃんと歩さんルート
桃山「歩さん!歩さん!こっちに!こっちにクラゲがたくさんいます!!!」
東雲「いるね」
桃山「歩さんみたいですね、かわいい」
東雲「……どこが?」
桃山「頭の部分とか、ふわふわなところとか、漂ってるところとか」
東雲「キミの頭の中じゃない?ふわふわは」
遡ること数時間前ーーー
今日は、久しぶりの休日。
クラゲを見に行きたいと、そう言われ。
遥々、水族館までやってきたものの…。
(浮かれすぎ、はしゃぎすぎ、声大きすぎ)
ちょもは、到着するなり、
パンフレットと睨めっこをはじめ…。
気付いたら水槽の前に張り付き。
また気付いたら別の水槽の前に張り付き。
その度に、満点の笑顔で名前を呼んでくる。
(……ま、こういうのも悪くないか)
(あ、階段でつまづいてる)
3回建ての水族館には、クラゲの他に、
近海を模した水槽や海獣の展示がある。
桃山「なんか、クラゲまで辿りつかないうちに、お腹いっぱいです」
東雲「キミさっき、ハンバーグもりもり食べてたもんね」
桃山「ち、ちが!!それはそれでお腹いっぱいですけど!歩さんだって、ペンギンさんのうどん食べたじゃないですか」
(ペンギンさんって…)
(なんでそこだけ…)
謎の敬称に内心笑いながらも、
そっと胸に秘めて、切り返す。
東雲「美味しかったよ。ペンギンさん」
桃山「そうですよね!…じゃ、じゃなくて!!」
笑ったり怒ったりする彼女が…楽しくて。
(こんな時間が続けば、なんて……)
桃山「歩さん!歩さん!こっちに!こっちにたくさんクラゲが!!!」
東雲「……いるね」
(ちょもは、クラゲで頭いっぱいだろうけど)
桃山「歩さんみたいですね、かわいい」
(………は?どこが)
無意識に、そう思った言葉をそのまま口に出していた。
東雲「……どこが?」
ちょもは、少し考えるそぶりを見せて、答える。
桃山「頭の部分とか、ふわふわなところとか、漂ってるところとか」
(髪型はともかく…後半はどういう意味)
ちょもに、ジトっとした視線を向ける。
東雲「キミの頭の中じゃないの。ふわふわは」
桃山「そりゃ、歩さんといたら毎日がエブリデイですし、お花畑かもしれませんが…。あ!!歩さん、あっちにでっかいエイもいますよ!!」
(忙しなさすぎ)
(もうエイの水槽に行ってるし…)
もう少し、このクラゲみたいに。
ただ、この世界を漂っていたい。
(………キミの隣で、なんて)
(絶対言わないけど)
桃山「……歩さん?」
クラゲの前で立ち止まっていると、
ちょもが戻ってきて顔を覗き込んできた。
桃山「……クラゲ、かわいくなっちゃいました?クラゲの魅力、伝わりました?」
東雲「ちょっとだけね」
そう言ってちょもを見つめる。
東雲「……まぁ、キミの方が…」
(かわいいし……とか)
(オレも、浮かれてるじゃん…)
桃山「…い、いまデレました!?聞こえなかったから、もう一回!もう一回!」
東雲「………ほら、いくよ」
キミの手を引き寄せ、歩き出す。
いまは、こうしていたい。
(クラゲでもなんでも)
(キミの笑顔が、そこに…)
(…………やめよやめよ、透みたいだし)
※甘いんだか甘くないんだか
珍しくちゃんと歩さんルート
桃山「歩さん!歩さん!こっちに!こっちにクラゲがたくさんいます!!!」
東雲「いるね」
桃山「歩さんみたいですね、かわいい」
東雲「……どこが?」
桃山「頭の部分とか、ふわふわなところとか、漂ってるところとか」
東雲「キミの頭の中じゃない?ふわふわは」
遡ること数時間前ーーー
今日は、久しぶりの休日。
クラゲを見に行きたいと、そう言われ。
遥々、水族館までやってきたものの…。
(浮かれすぎ、はしゃぎすぎ、声大きすぎ)
ちょもは、到着するなり、
パンフレットと睨めっこをはじめ…。
気付いたら水槽の前に張り付き。
また気付いたら別の水槽の前に張り付き。
その度に、満点の笑顔で名前を呼んでくる。
(……ま、こういうのも悪くないか)
(あ、階段でつまづいてる)
3回建ての水族館には、クラゲの他に、
近海を模した水槽や海獣の展示がある。
桃山「なんか、クラゲまで辿りつかないうちに、お腹いっぱいです」
東雲「キミさっき、ハンバーグもりもり食べてたもんね」
桃山「ち、ちが!!それはそれでお腹いっぱいですけど!歩さんだって、ペンギンさんのうどん食べたじゃないですか」
(ペンギンさんって…)
(なんでそこだけ…)
謎の敬称に内心笑いながらも、
そっと胸に秘めて、切り返す。
東雲「美味しかったよ。ペンギンさん」
桃山「そうですよね!…じゃ、じゃなくて!!」
笑ったり怒ったりする彼女が…楽しくて。
(こんな時間が続けば、なんて……)
桃山「歩さん!歩さん!こっちに!こっちにたくさんクラゲが!!!」
東雲「……いるね」
(ちょもは、クラゲで頭いっぱいだろうけど)
桃山「歩さんみたいですね、かわいい」
(………は?どこが)
無意識に、そう思った言葉をそのまま口に出していた。
東雲「……どこが?」
ちょもは、少し考えるそぶりを見せて、答える。
桃山「頭の部分とか、ふわふわなところとか、漂ってるところとか」
(髪型はともかく…後半はどういう意味)
ちょもに、ジトっとした視線を向ける。
東雲「キミの頭の中じゃないの。ふわふわは」
桃山「そりゃ、歩さんといたら毎日がエブリデイですし、お花畑かもしれませんが…。あ!!歩さん、あっちにでっかいエイもいますよ!!」
(忙しなさすぎ)
(もうエイの水槽に行ってるし…)
もう少し、このクラゲみたいに。
ただ、この世界を漂っていたい。
(………キミの隣で、なんて)
(絶対言わないけど)
桃山「……歩さん?」
クラゲの前で立ち止まっていると、
ちょもが戻ってきて顔を覗き込んできた。
桃山「……クラゲ、かわいくなっちゃいました?クラゲの魅力、伝わりました?」
東雲「ちょっとだけね」
そう言ってちょもを見つめる。
東雲「……まぁ、キミの方が…」
(かわいいし……とか)
(オレも、浮かれてるじゃん…)
桃山「…い、いまデレました!?聞こえなかったから、もう一回!もう一回!」
東雲「………ほら、いくよ」
キミの手を引き寄せ、歩き出す。
いまは、こうしていたい。
(クラゲでもなんでも)
(キミの笑顔が、そこに…)
(…………やめよやめよ、透みたいだし)