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館長室

皆さま、ごきげんよう。
毎度お馴染みの館長の日記です。

今日はこちらの館長室からは、
澄んだ青い空と、相変わらず気持ち悪さを演出してくれる冬の強い日差しが見えました。

館長の嫌いなものの一つの日差し。

あ、決して、吸血鬼に憧れてとかではなくて、日焼けすると肌が傷んで辛いので、日差しがとても嫌いなんです。

さて、館長室は相変わらず暇ですが。
博物館の方は、来館者の皆さまのおかげで
本日の確認人数80を越えていました。

驚きを隠せませんが、たいへん嬉しいです。

まだ開館したばかりの小さな博物館ではありますが、これからもどうぞよろしく。

さて、では本日は館長室によく来る
この博物館の有名人兼住人について
さわり、だけお話致しましょう。

この博物館の各展示室には、
住人、と言われる作品がいます。
例えば、きつね色の灯、という作品は、
私の世界だと、黒いセーラー服に、赤いくたびれたスカーフを付けた、女子生徒です。

つまりは、物語を擬人化させるということです。

物好きな館長だと思いましたか?

お恥ずかしながら、私はそうでもしないと、作品に興味が向かない人種のようです。

それぞれの作品の住人にはしっかりと名前を付けました。

きつね色の灯は 夕狐(ゆうこ)
あの恋のお話には、 文(ふみ)

と、ありきたりな名前をつけました。

夕狐も文も、可愛らしいでしょう?

館長の戯言は、この辺にしておきましょう。
それでは皆さん、また明日。
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