阿伏兎から労を込めて
お ここに居るって事はあんたは③を選んだわけか
じゃあ 解答といこうかね
「ほら作ってきましたよ 満足ですかお姫様」
「ホントだ ホントだ」
ケラケラ笑いながら受け取るこの人
お姫様の否定しないからね
この上なく厄介だァ
で
嬉しそうにしている団長の皿には 大盛の白米に 海苔と玉子のふりかけが どっさりかかったものが入ってる
超簡単~🐰
え 料理してない?
まあ ああでも云わないと料理した感じ出ないだろ?
包丁だーボールだーフライパンだーってな
本当は しゃもじと市販のふりかけだ
根本的に俺は料理が出来ないさ 出来るように見えたか?
力あって戦闘だけ出来りゃ充分だ
飯なんか何でもいいんだ
ただこれは団長からしたら お袋の味ってやつらしい
いや 本人から聞いたわけじゃない
本人は家族なんて邪魔なだけって云ってんだから
『親殺し』を実践したヤツだから説得力があるだろ
それでも 団長がまだちんちくりんの仔兎で 第七師団へ来てしばらくした頃に このふりかけご飯を食いながら ちょっとだけ泣いたんだ
な? 男はみんなマザコンだァ
それにしても
どんなお袋さんだったんだか
まぁ 父親は宇宙飛び回って帰ってこない 母親は病持ち 最近知ったが年の離れた妹まで居たってんだから そりゃ大食らいの夜兎一家は火の車さね
年端もいかねェ団長にゃ 満足な食事は作れないだろう
米がご馳走ってか
「うん これが一番だ」
「ハイハイ 満足いって よろしゅうございましたね」
米をかきこんで 笑ってやがる
米粒を撒き散らしてんだよ こっちまで飛んできてんの
こんだけ簡単なんだから 自分で作ればいいんだが 自分でコレを作るのは好きじゃないんだと
昔の事を思い出すのかね
ともかく 米十合のふりかけご飯を作って もうくたくただ 主婦か俺は
「俺ァ あんたの母親じゃないってんだ」
ああ ぽろりとこぼしちまった
見ろ 団長に聞こえちまった 俺のことすごい笑顔で見てるから
拙いぞ こりゃあ
「なんて?阿伏兎」
「いや~なんにも?なにか云ったかな俺 米粒拾っといてやるから食っててくれ」
畳の米粒を拾ってみてるんだが 殺気が刺さってくるんだな コレ ごまかせねーかあ
ドゴオ!
・・・あーあ ほら
頭が畳にめり込んだ俺をあんた等に見られないですむのが幸いだァ
「ぐふっ・・・おも」
のし掛かってくる団長 肥えたんじゃないか?
あと 痛ェんだよォ!
手加減無しに掴んでるよ イチモツが潰れそうだからァア!
ビリビリッ
イヤァ!俺のズボン引き裂かれちまった!
あだだだ! 股が裂けるぅぅう!
「こんな汚い股から産まれた覚えはないし」
「あがっ、やめろォォ」
「もう食べる気が失せたよ それよりこの臭いケツの穴に突っ込んで 阿伏兎を泣かせたい気分になった」
やっちまったァ!
冗談抜きで尻がイカれて泣いちゃうかもォォォ!
って事で これはハズレだ
なに 誰 こんな展開にしたの
俺が下・・・ってそんな問題じゃないんだ おい
このパターンは聞いてないんだよ
かむあぶ🐰の予告してたか?
語れるかァ こんなん
運悪くコレを選んだあんたはこのまま次へ行ってくれ