カムバック毛利さん
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
毛利さんが変な宗教団体に入信してしまった。
カムバック毛利さん
「毛利さん、帰りましょうよ」
「我はサンデー毛利だ」
「…サンデー毛利さん、帰りましょうよ」
「気安く我の名を呼ぶな」
もうどうしようかこの人。放って帰って良いだろうか。
私だって好き好んで毛利さんを連れ戻しに来た訳じゃない。毛利軍の兵の皆様が「あんな人でも居なかったら困る」と言うから「じゃああなた達が行けば良いじゃないですか」と言ったが「名前殿が行った方が元就様の為にも良い」と多数決(圧倒的)で決まった訳で。
何の陰謀だ畜生。何だその団結力。その団結力で毛利さんに刃向かってみろよ。ストライキ起こしてみろよ。
「みんな心配してますよ」
「ふん…我の知った事か」
本当は嬉しいんだろ、この野郎。
「貴様も…」
「はい?」
「貴様も我が心配か?」
「まあ…そりゃあ心配ですよ」
嘘でもこう言わないといけないんだろう。
「そうか」
そう一言、言うと毛利さんは何か考えている様子を見せた。
やっと戻る気になってくれたと思った。
ん?おいおい毛利さん、こっち見過ぎじゃないですか?そんなにまじまじ見ないで下さい。
「ならば、貴様もザビー教に入信するが良い」
ああ…そう言う結論になっちゃうんですね毛利さん…。もうサプライズですよ私。ベリーサプライズ。
「いや、結構です」
「遠慮する事はなかろう」
「いや、本当に勘弁して下さい」
入信したら変な名前付けられるじゃないですか。サプライズ名前になっちゃうじゃないですか。
何がサンデーだ!何が日曜日だ!お前の大切な日曜日を奪ってやろうか!?
「私はサンデー毛利さんより毛利元就さんの方が好きです」
基、そっちの方がマシと言う事だ。
「…」
おっと毛利さん黙ってしまわれた。そっぽ向いて居るので表情がわからない…。でも心なしか耳が赤い気がする。
おっ、こっち向いた。表情はいつもの毛利さんだ。
「良かろう。貴様がそこまで言うのなら」
「はぁ…良かったです。じゃあ帰りましょうか毛利さん」
「元就と呼べ」
「は?」
「元就と呼べと言っておるのだ」
「え?何で?毛利さんで良いじゃないですか」
「貴様…我の言う事が聞けぬと言うのか」
「いや…そう言う訳じゃ」
「斬り捨ててくれようぞ」
「帰りましょうか元就さん」
もう、この人やだ。
その後、無事に毛利軍に帰れた私と元就さんだが、最近、何かにつけて「貴様は我を好いておるのだろう」と言って何か脅迫紛いな事をしてくる。
まさか最初から、この人の策じゃないのだろうかと思った。
もう、この人やだ。
‐‐‐
**0905/MANA3
1/1ページ