婆娑羅Among Us
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「長曾我部の旦那は知らないけど、名前ちゃんの死体を発見したよ。」
「どこで発見した?」
「それがさあ…。」
「煮え切らない態度だね。はっきり言いたまえ。」
「私が殺しました。」
「…What?今、何て言った明智。」
「私がペンギンで名前さんを貨物室からコックピットまで拉致して殺しました。」
「めちゃくちゃ自白するじゃねえかこいつ。誰がそこまで言えって言ったよ。」
「俺様が名前ちゃんを見付けた時に通報もせずに死体の隣で棒立ちしてたよ。」
「なんだ?Bugでも起こったのか?」
「いいえ。名前さんを手にかけることでしか得られない悦びに浸っていただけです。」
「バグっておるのは此奴の頭ぞ。」
「てかさ、貨物室からコックピットってどんだけ名前ちゃんのこと引きずってるの。何か長くない?」
「それは私自身もおかしいと思っていたのですよ。しかし、折角なのでペンギンの効果が続く限り名前さんを引きずり回させていただきました。是非その悲鳴を皆さんにも聞いていただきたかったのですが、奇跡的に誰にも遭遇することなく彼女は死んでしまいました。とても残念です。」
「やばすぎでしょ。」
「アンタのいう奇跡の中で名前はさぞかし絶望を味わっただろうよ。」
「貨物室からコックピットの長距離を引きずり回せるかどうかというのなら、それは可能だよ。」
「根拠を述べよ竹中。」
「僕がペンギンの継続時間を上限に設定したからね。」
「おたくかよ!何でそんなことしたの!」
「僕も名前を拉致していい声で啼きながら必死に命乞いするのを聞きたかったんだ。」
「アンタもあの変態と同じじゃねえかよ!」
「聞き捨てならないね。僕なら彼女の悲鳴を君達に聞かせることなく、僕だけのものにしていたよ。」
「などと供述しており。」
「もうよい。これ以上は論ずるだけ時間の無駄だ。そこの変態を即刻、吊るし上げよ。」
「そうですね。私も早く名前さんの元へ行きたいですからね。」
「おい、こいつ吊られた後に天界で名前のことをstalkingするつもりだぜ!」
「え!自供までしてるのに吊れないの!?」
「吊られようが吊られまいが私は構いませんよ。吊られれば名前さんに逢いに行って引きずられた所感をじっくりと聞けますし、吊られなければまだペンギンで皆さんの悲鳴を堪能できますからね。」
「無敵の変態じゃん。勝てっこないよこんなの。」
「くっ…これだから御し切れぬ変態は手に負えぬ。」
「もうここまで来たらjesterの可能性もあるんじゃねえのか。」
「さあ、それはどうでしょうね。ふふふ。」
「半兵衛様。私がもう一人の人外です。私を吊ってからこの変態めを吊るのが最善の策かと。」
「ずっと黙っていると思っていたら、今までどんな複雑な気持ちで俺達の話を聞いていたんだこいつ。」
「そんで喋ったら喋ったらでゲーム性そのものが崩壊しかねないこと言い出したよ。誰のための最善なのそれ。」
「そうだね、三成君。それも一つの考えかもしれないね。」
「竹中は自分の欲望が事の発端だという自覚はあんのか?」
「誰だ貴様は!半兵衛様への非礼、万死に値する!まず私より貴様が死ね!」
「てめえいい加減名前を覚えろ!マジで今までどういう気持ちで話聞いてたんだ!」
「雁首を揃えて使えぬ無能共め!ジェスターである我を吊ればこの茶番の幕が引く!我を吊れ!」
「僕がペンギンで名前を引きずり回すためにはそれが一番時間の短縮になるのかもしれないが、君が一人勝ちするのは癪に障るね。」
「何だ竹中。そこまでいうのならば我がペンギンになったその折に、真っ先に引きずり回してくれようぞ。貴様にやられるくらいなら名前も我が引きずる。」
「やれるものならやってみなよ。」
「私ももう一度、名前さんのあの甘美な悲鳴を聞きたいですね。」
「名前ちゃん聞こえるー?ごめん、もうこの人達どうにもなんないわー。何だったら、今この状況から俺様を助けてほしい。」
MANA3/241017
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