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「随分と甘い匂いがするね。」
チョコレートを湯煎で溶かしていると横から半兵衛さんがきた。
「普通に我が家に不法侵入するのやめてください。これ何回目かわかってますか?」
「まさか君、手作りチョコでも渡すのかい?正気?」
「不法侵入の話は無視ですか。かれこれ300回は越えてるんですよ!!1年中我が家に来る気か!!というか正気ってなんだ!?私が手作りしたらまるでダークマターでも作るかのように言いやがって!!」
「調理実習でつまみ食いした猿飛くんがそのまま救急車に運ばれていったのは僕の見間違いか?」
「あれはつまみ食いした佐助が悪いし、なんだったらドクロマークが描かれてた空き瓶が調理場の近くにあったんですが確か半兵衛さんは調理実習の時間1番最後にきましたよね?」
「あの時は理科準備室の鍵を返しに行ってたから。」
「あの日は理科準備室どころか理科や化学の授業はなかったですよ。」
「そんなことよりこのチョコは誰にあげるつもりだい?」
「おい。」
あの調理実習から私の作るものが毒薬と噂されてるんだが。
「で?誰にあげるんだ?」
「お世話になってる人にあげます。」
女子グループにね。
「じゃあ僕しかいないじゃないか。ありがとう。期待せずに待っておくよ。薬を用意して。」
「貰えると思ってるのはおかしいだろ。なんで開口2番目に手作りなんて正気かくらいに言ってきた1番毒薬と疑ってそうな発言をした奴にあげねばならんのだ。しかも薬を用意してねってなんだ!もう確信じゃないか!」
「まぁ薬は冗談だけど僕が君からもらえないのはおかしいと思わないかい?」
「いえ可笑しくないです。」
そう言うと半兵衛さんはおもむろに私の手首を掴み湯煎してたチョコレートの中に突っ込んだ。
「あっっっっつ!!!!!!!!」
少量指についたチョコレートはまだ熱を感じさせる。痛い。それを半兵衛さんは舐めた。
「は?!!」
指先は口内で弄ばれ、その行為に私は顔に熱が溜まる。舐られた指先を離されると半兵衛さんは言った。
「君の世話は僕がしてるようなものだから、勿論チョコレートをもらえるのは僕だろ?」
世話どころか平和を脅かしてきた人に心臓が暴れているのは警告音だと思いたい。
》感想的な何か
八月一日様からいただきました半兵衛サンのバレンタイン夢小説でした!サプライズでいただいてしまいました!ありがとうございます!二度と誰かから自分のために作品を書いていただくとは思っていなかったので、本当に驚きました。古き良きあの頃の感覚を呼び起こされます。ハイ。半兵衛サンに不法侵入していただき、湯煎で溶かしたチョコレートに手を突っ込んでいただき、それを舐めていただける、とても有難い御話を読めるのは恐らく八月一日様のこの御話だけ。ありがとうございます八月一日様。ありがとうございます半兵衛サン。恐縮ながらタイトルは差し当たりのないものにさせていただきました。
260310
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