友人
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「名前。」
「あ、元就君。久し振り。」
「ああ。この数日、休んだ様だが体調の不調か?」
「え?ああ、うん、まあ。そうそう。」
「…そうか。あまり無理はするな。」
「うん!ありがとう!元就君って優しいよね。」
「気を付けるんだ、名前。彼も君の命を狙っているアンドロイドだ。」
「どっふお!!吃驚したあ!いつの間に居たんですか!てか、ここ学校なんですけど!」
「安心したまえ。現在この場には君以外に人間は居ない。」
「そんな!嘘だよね元就君!元就君がアンドロイドだなんて!」
「事実だ。」
「そんな!そこはもっと否定やら沈黙やらする所じゃないの元就君!」
「アンドロイドに何を言っているんだい君は。まさか、学生として紛れ込んでいるとは思わなかったよ、元就君。差し詰め、同じ学校の生徒として彼女に近付き、信用させた所で隙を突いて殺害しようとしたのだろうけどそうはさせない。苗字名前が死ぬ事は禁じられている。」
「竹中。耳にはしておったが貴様が名前を守っているアンドロイドだったとはな。ふん、案ずるな。当初の予定ならばそうであったが、今は名前を殺めるつもりは微塵もない。」
「そんな言葉を信じると思っているのかい?」
「信じようと信じまいとどちらでも構わぬ。貴様は精々、己が義務を全うし、その体が壊れるまで名前を守る事だ。名前。先の我の言葉、そなたにだけは信じてほしい。そなたにだけ信じてくれるならばそれで十分だ。もし竹中を見限る事があろうならば、その時は我がそなたを守ろうぞ。」
「…元就君。」
「今日は引く。ではな。」
「………。」
「名前。彼の言葉を鵜呑みにしてはならないよ。彼は君を殺そうと狙っている組織のアンドロイドなのだから。」
「…アンドロイド。そうか、だから元就君、あんまり笑ったり怒ったり、表情が変わらないんですね。」
「言っておくけれども元就君には感情のプログラムがインストールされているよ。」
「されてるんですか!?あれで!?!?完全にアンイストールされてますよあれ!無感情にも程がありますよ!」
「それよりも名前。」
「何ですか。」
「やはり君は危機管理能力が乏しいらしい。どうやら今一度、君が立たされている立場をわからせるべきの様だね。」
「え゛!いや、けけ結構です!!!!」
「遠慮しなくていい。それに以前、半殺しに出来なかったからその分も君を半殺しにする。」
「半殺しの半殺しってそれ全殺しじゃないでぼるぶああッ!!!!!!!!」
(友達はアンドロイド。)
MANA3*131123