未来
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「名前!!!!」
「は、ははは半兵衛さん!?!?どうどうされたんですか!?!?!?いきなり、だだだ抱き着いたりして!!!!」
「何を言っているんだい?愛しい人を抱き締めるのはそんなに可笑しいことかい?」
「ひええええ!!!!誰ですかあなた!?!?」
「ああ、やっぱりばれてしまったかい?そうだよ。君が察している様に僕は竹中半兵衛であって竹中半兵衛ではない。質量を持つ人がその肉体を過去に遡らせるのは不可能だからね。それでも僕もこの時代の君とどうしても逢いたくてね。一時的にTHX ||-13のボディを借りて君と接触しているのだよ。」
「おおう、凄い。余す所なく何を言っているのかわからないなんて。」
「つまり僕がTHX ||-13に君を守る様に依頼したクライアントであり、製作者である竹中半兵衛本人なのだよ。」
「あなたが事の元凶なのか!よくもまあぬけぬけと私の前に現れたな!色々大変だったんですからね!何でそんな事をしたのかちゃんと説明して下さいよ!」
「決まっているじゃないか。君を守るのは僕の役目だ。その為にアンドロイドも僕と瓜二つにしたんだからね。」
「それは中身もって事ですか?」
「THX ||-13はただのアンドロイドではなく特別のアンドロイドだ。しかし、所詮はアンドロイドであり、僕ではない。ただ、情報製造からこの時代に送るまでの際に僕の影響を少なからず受けてないとは一概に言えないけれどね。例えそうだったとしても僕と同じ様に君を愛したはずさ!」
「あれを愛だと言うのなら私は最後まで愛など知らずに生きていたかったです。」
「そう言えば三成君が感情のプログラムをインストールしたんだってね。THX ||-13にも君を好きになってもらっては困るな。君も僕と同じ姿をしているからと言って心を浮つかせてはいけないよ。」
「あんな仕打ちをされて浮わつかせていたら完全に私、何かに目覚めてるじゃないですか!そもそも、あなたは私の何なんですか!」
「そのうちわかるさ。そのうちね。そろそろ時間だ。直接ではないにしろ、こうして過去の君と逢えて良かったよ。」
「え、ちょ!そんな!ちょっと近くに来たから寄ってみた感覚であなた!」
「じゃあね、名前。未来で君を待っている。」
「おいこらああ!!!!何が未来だ!あなたの作ったデクノロイドのせいで私の未来は閉ざされつつありますよ!帰るならこのデクノロイドも連れて帰、ぶぼべえええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「何をしているんだい。お望みとあらば今すぐ君の未来を閉ざしてあげようかい。」
「あ、あなた、…アンドロイドの半兵衛さんですか…?」
「記憶障害を起こしている可能性がある。ショックを与えれば元に戻るかもしれない。」
「一人の人間を守る様に造られたアンドロイドの発言だとは思えない!!!!しかも、それを当人に言うと言う!ショックなら既に与えれていますから!いや、違うんですよ!色々あってですね!兎に角、愛を以て接して下さい!」
「了解した。愛を以てして君を半殺しにする。」
「そんな愛!私は認めない!絶対に認めないぞぼぶおうッ!!!!!!!!!!!!!!」
(私とアンドロイドと未来の誰か。)
MANA3*140120</blockqu
1/1ページ