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「半兵衛さんって××声って知ってます?」
「何だい、藪から棒に」
「いや、あれって男性の方からすれば正直、どうなのかと気になりまして」
「そもそも、僕はその××声のことを知らないんだが」
「あ、今日のロードショーはジブリらしいですよ。半兵衛さんはジブリで何が1番好きですか?」
「………」
「…半兵衛さん。何で無言でスマホを取り出しているんですか。歴代のジブリ作品で何があったかを調べるんですか?ジブリのタイトルなら私が教えますよ。平成狸合戦ぽんぽことか好きそうですよね、半兵衛さん」
「………」
「半兵衛さん。何で何も言わずにスマホを操作しているんですか。一体、何を調べてるんですか?ぽんぽこのことじゃないですか?さっきのことについてなら、知る必要のないことです。この世には知らない方が幸せなことがたくさんあるのですから。半兵衛さん。半兵衛さん聞いてますか半兵衛さん。半兵衛さんのその知らないことがあれば調べるという知識に対する貪欲さは美徳だとは思いますが、今はいらないです。ほら、半兵衛さんって時間を無駄にすることが嫌いじゃないですか。知ったところで半兵衛さんの人生にとって何の役にも立たないことですし、ただスマホの検索履歴に変な記録が残るだけですよ。あなたの高潔な人生と××声は永遠に交差することありません。だから、今すぐ、その指を動かすのをやめて下さい。やめて、やめ、やめてって言ってるじゃないですか!やめろって!私はあなたを思って言ってるんですよ!××声について調べてしまったら、もう××声を知らなかった時のあなたには戻れないんですよ!ぎゃああああああ!痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」
「大体わかった」
「ッ…私の頭のことも含めて時既に遅し。私にはわからないですよ半兵衛さん。突然、人の厚意を無に帰すアイアンクローを決めて来るあなたのモラルが」
「名前。あまり××声××声と連呼するものではない。品性を疑われるよ」
「今、半兵衛さんがめちゃくちゃ連呼されていらっしゃいますけど、それはいいんですか」
「…なるほど、わからせるか」
「気のせいでしょうか。今、半兵衛さんの口から不穏なワードを飛び出たのですが」
「そもそも、なぜ僕が知ってる前提で話を振ったんだい」
「そこまで深く考えていませんでした」
「だろうね」
「でも、ワンチャン教養として嗜んでるかと」
「心外だよ」
「すみませんでした」
「それで、どんな感じなんだい?」
「何がですか?」
「その××声というのはどんな声なのかと聞いているんだ」
「え、今さっき調べたんですよね」
「調べたさ。でも、実際に見聞してみないとわからないことはあるだろう」
「漫画とか動画で確認すれば良いと思いますよ」
「君がやってみてよ」
「え」
「君がその××声とやらを出してみせてよ」
「えっと、いや、私も良く知らないんで…」
「では、僕が君に出させるようにしよう」
「はい?」
「僕が君をわからせて善がらせれば済む話だ」
「いや、善がらせたところでその声が出るかは私の匙加減とか体調とかポテンシャルにかかってるじゃないですか。後、わからせるのは別にセットではないんですよ。要らん付属情報だったのですよ」
「僕も君のためにやれるだけのことはやってみるよ」
「何で私のためになってるんですか」
「最初に男側の見解を求めてきたのは君だろう?」
「誰も私で試せって言ってないでしょ!そもそも、お互い正解を知らないのに今からやることにゴールがあるのですか!そんなものに一体何の意味があるんですか!」
「僕が楽しい」
「だと思った!ちょ、待っ、半兵衛さん、待ってください!ぽんぽこの話しましょうよぽんぽこ!ぽんぽこの話しましょうって!」
「君の中の僕は教養として嗜んでるんだろう?なら期待に応えてあげるから、とっとと鳴いてみせなよ」
MANA3/260408
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