SS
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「秀吉さん!4への参戦おめでとうございます!それからお帰りなさい!」
「うむ。やはり、この国を強くする為には、我がこの手で変えていかねばなるまい。」
「頑張って下さい!」
「僕には挨拶の一つもなしかい?」
「え!!半兵衛さん!?!?な、なな何で!」
「知らないのかい?僕も秀吉と共に戦国BASARA4で復活するのだよ。」
「どえええ!?!?ほほほほ本当なんですか、秀吉さん!」
「事実だ。豊臣の軍師が務まるのは半兵衛以外に有り得ぬ。無論、我が戻るならば半兵衛が戻るのは当然。」
「何てこったい。」
「まるで僕が戻って来てほしくなかったと言わんばかりの反応だね。」
「い、いや、そ、そそそんな訳ないですよ!!!!何言っちゃってくれてるんですか!!!!」
「酷いね。僕は君と再会出来るこの瞬間をどれほど待ち望んだ事か。」
「…半兵衛さん。」
「また君をからかって苦痛に歪む顔を見られると思うと楽しみでしょうがなかったよ。」
「あ、はい。いや、もう、本当に。お元気そうで何よりです。」
―――
「秀吉様ッ!!半兵衛様ッ!!ご帰還、心よりお待ちしておりました!!!!」
「うむ。我等が不在の間の働き、大義であった。」
「その様な身に余るお言葉を承るとは…!至福の極みに御座います!!!!」
「この先も左腕として存分に力を振る舞うが良い。お前のその働き、期待しているぞ。」
「お任せ下さい!!この石田三成、必ずや御期待に応える働きを御覧にいれましょう!!!!この命尽き果てるまで私は貴方に仕える事を今この瞬間、改めて誓います!!!!」
「ところで三成君。僕達が不在の間、彼女は粗相をやらかしてはいないかい。」
「何を言ってるんですか。粗相だなんてとんでもない。ねえ、石田さん?」
「この女は半兵衛様が不在の報せを耳にした瞬間、忌ま忌ましい事に心の底から歓喜しておりました。殺すべきです。」
「このアーモンド!!!!ちくった上にさらりと殺すべきですとか何て恐ろしい事を!」
「黙れこの痴れ者があッ!貴様が仕出かした事がどれだけ愚かな事か!死んでその愚行をあの世で詫びろ!!」
「そう言う石田さんこそ、何も考えずに北へ進軍したせいで不在の所を黒田さんに攻められて大阪城を乗っ取られたではないですか!」
「っ、それは…貴様こそ!半兵衛様の代えの仮面を庭に埋めたではないか!」
「違いますよ!あれは埋める事によって芽が出て、成長して、やがて仮面を実らせる木に育つんですよ!!」
「何、だと。本当なのか。」
「当たり前ですよこの野郎!仮面の秘めたるポテンシャルなめんじゃねえぞ!」
「二人ともちょっと良いかな。」
―――
「ぜえ、ぜえ。こ、ここまで、逃げれば。」
「やれ。ぬしはそこで何をしておる。」
「!?!?な、何だ大谷さんか…。吃驚した。」
「いやはや、宛も魑魅魍魎に出会したみたく驚かれては、我の心は大層傷付いてしまう。嗚呼、哀シイ、哀シイ。」
「とても悲しんでる様には見えませんが、すみません。」
「それはさておき。」
「そして、この切り換えの早さ。」
「今一度聞くが、ぬしは何をしておる。」
「…何もしてませんよ。」
「真か?」
「勿論!」
「見遣れ。あそこに竹中殿が―」
「え゛!?!?」
「いや、我の見間違えだった。近頃、目が悪くてな。すまんすまん。」
「………。」
「そう睨むな。ただでさえ酷い顔容が殊更見るに耐えぬ。」
「何なんですかあなた!」
「がなるながなるな。我はぬしがお気に入りなだけよ。それにぬしが恐れるそれと比べると我なぞ稚児の戯れの様に可愛いものよ。誰かとは言わんがな。」
「どっちもどっちです。」
「さて、それはどうであろうな。後ろの正面を見て今一度確かめてみよ。」
「!?!?」
「さて、ぬしの後ろには誰が居た?鬼か?蛇か?それとも―」
「誰も居ませんよ!鬼なら目の前に………。」
「誰が鬼だって?」
「やあやあ半兵衛さん!今日も鬼の様に素敵ですね!あっるえ、おっかしいなあ。さっきまで大谷さんがそこに居たんですよ?何処に行ったんでしょうか。ちょっと探して来ますねぐふっ。」
「逃がすとでも?」
「ああ、やっぱりそうなっちゃいます?」
―――
「全く、君と言う人間は、僕の居ない間にどれだけ変わったかと思ったらまるで成長していないじゃないか。ほとほと失望させられたよ。ああ、勘違いしないでくれたまえ。だからと言って君に何かを期待していた訳じゃないんだ。良いかい。君は自分が如何に愚劣で浅ましく無知で無力な度し難い人間なのかを改めて思い知るべきだし、自分の中の鏡と向かい合い己の存在を悔いて呪うべきだ。そして、何故この世界で自分の様な人間が生きていられるのか。それも他の誰でもないこの僕が在ってからこそなのだよ。もっと僕に感謝し、敬意を払い、称賛して身を粉にして尽くす事が当然の事だとは思わないかい?」
「いや、もう本当に仰る通りで返す言葉も御座いません。本当にすみません。今では後悔して猛省しています。だからこの縄を解いて頂きたいです。」
「駄目だ。」
「ですよねー。」
「君は何も思わなかったのかい。僕が居なかった時間に。」
「え、まあ、そりゃあ、色々と…。」
「三成君と大谷君と並ぶ君の姿を見てまざまざと実感させられたよ。漠然たる虚しさ、時間の流れの残酷さを。」
「…でも、これからまた皆で一緒に居られるじゃないですか!そうでしょう!」
「…うん。そうだね。君の言う通りだよ。」
「そうですよ!いや、そうなんですけど、何で凛刀をぺしぺししながらこっちに寄って来るんですか!」
「僕の空虚な心を君で埋めてもらおうと思ってね。それにやはり君には再度躾が必要だとわかった事だし。」
「あなたの心、本能と欲望に埋め尽くされているじゃないですか!躾とか必要じゃないですから!!!!いやああ!誰か助けて!」
「ふ、僕の躾けは厳しいよ?覚悟しておきたまえ。」
MANA3*14????
20/20ページ