2012St.VD
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
(竹中君と2月14日)
「チョコレートがあるのなら貰ってあげても良いよ?」
「何この人。度肝を抜かれる程に超絶上から目線なんですけど。」
「さぁ、早く寄越したまえ。」
「寄越せとか言ってきちゃったよこの人。お生憎ですが、半兵衛さんのチョコはないですよ。」
「何だと?」
「痛ッ!痛いだだだだだだだだ!意味がわからん!意味がわからん!私がアイアンクローをされているこの状況が意味がわからん!華奢なくせにこの規格外の握力とか!計り知れないんですけど!」
「何故、僕にチョコレートを用意してない?」
「い、いや、だって半兵衛さん、私があげなくても沢山貰ってそうだし!それ以前に甘い物が好きそうに見えないし!みしって言ってるよ!私の頭から日常生活にはあまり耳にしない歪な音が奏でられてるよ!」
「心配はいらない。甘い物は嫌いではないよ。」
「それより今私は自分の頭が粉砕してしまうのかが心配です!」
「それに、僕は誰からもチョコレートを貰っていない。」
「っつぅ…やっと、解放された…。頭部がマジで弾ける三秒前だった…。てか、何か言いました?」
「好きでもない子からチョコレートを貰っても嬉しくも何ともないのだよ。」
「さ、…さいですか………はい…?」
「そうだね、仕方がないからチョコレートの代わりに君を貰うとしよう。」
「え、あ、…その…そ、そんなにチョコレートが食べたいのなら今からダッシュでコンビニで買って来ますよ。」
「その提案は却下しよう。チョコレートより甘そうな物が目の前にあるからね。」
「ちょっ、近っ!近いんですけど!」
「僕は君が欲しい。欲しいんだ。今すぐに。良いよね、名前?」
「い、良い訳がなっ―――」
「残念。君の意見を聞く気など毛頭ない。大人しく僕に食べられたまえ。」
MANA3*120212