ドクタケ忍者隊 最強の軍師
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
.
「……、………えっ?」
乱太郎、きり丸、しんベヱは、静かに起き上がる。きり丸は、天鬼の顔を見ながら、小さな声を零す。
「天鬼……、これは、どういう事だっ!?」
教え子を斬首したと思っていた八宝斎だったが、三人が無傷で起き上がった事に対して、天鬼に声を上げた。
「私は、天鬼ではありません。私は忍術学園、一年は組の教科担当担任……土井半助です」
天鬼____、記憶を取り戻した土井は、きり丸の目を見ながら、確かにそう言ったのだ。
「土井先生!!」
記憶が戻ったと分かり、乱太郎としんベヱの表情がパァッと明るくなり、土井の名前を呼んだ。
「思い出しおったか」
一人でドクタケ忍者の相手をした山田は、土井の記憶が元に戻ったと分かると、どこか嬉しそうである。
長次は、土井の記憶が戻ったと分かると、目尻に涙を浮かべていた。文次郎、仙蔵、小平太、○○も安心した様子である。
「怖い思いをさせたな」
そう言った土井は、きり丸に自身の左手を差し伸べた。きり丸は土井の行動の意図が読めず、土井の顔と手を交互に見た。
「えっ……?」
「お前が言ったんじゃないか………、一緒に帰ろうって」
きり丸の言葉は、土井にしっかりと届いていた。その証拠に、土井の目尻には小さな涙の粒が浮かんでいる。
「……! ………うん!」
きり丸は、土井の胸に飛び込んだ。土井の名前を呼ぶと、先程よりも大量の涙が溢れ出てきた。
「良かった…っ、……良かったぁ!!」
久方ぶりに土井に触れ、きり丸は声をあげた。同じく乱太郎としんベヱも、土井に抱きつき、涙が零れていた。
土井と乱太郎、きり丸、しんベヱが再会を果たしていた間、六年生の面々は迅速な動きを見せる。
文次郎、仙蔵、長次は、山田が倒したドクタケ忍者達を後ろ手で拘束し、身動きの取れない体勢にした。
小平太、○○は、八宝斎の元に向かう。
○○が八宝斎を後ろ手で拘束する。すると、前から苦無、後ろから手裏剣を構えられ、八宝斎の逃げ道が塞がれた。
小平太は、少しでも抵抗する等の動きを見せれば、首元に当てた苦無で首を斬る。
○○は、小平太同様に動きを見せれば、後ろから首を掻っ切るという意味だ。
土井、乱太郎、きり丸、しんベヱの四人は、その場からと立ち上がる。土井は、山田の居る方へと体の向きを変え、深いお辞儀をする。
「山田先生、ご心配をお掛けしました」
「なに、お前の事だ……。心配は、しておらんかった」
土井の言葉を聞いた山田は、土井から顔を背ける、体の向きを変えた。やはり、どことなく嬉しいという感情が見られる顔をしていた。
「八宝斎殿」
土井は、小平太と○○によって拘束された八宝斎に声を掛ける。
「この度は、私の怪我を治療して頂いた事に免じて、子供達を斬らせようとした事は忘れて差し上げます」
渓谷から落下して、記憶喪失になった自分の手当をしてくれた事に対しては、土井は八宝斎相手であろうと、感謝をしていたのだ。
すると、土井は八宝斎との距離を縮め、顔を近づける。
「ですが……しばらく、大人しくしてもらいましょうか」
土井の静かな圧を間近に、八宝斎は言葉が出ない。後ろに下がろうと足を動かした時、八宝斎は何かが引っかかり、後方へ転倒した。
小平太は、自分が八宝斎の足を引っ掛けた事など、まるで気にしていない素振りをしていた。
○○は、素知らぬ顔を浮かべている。
「土井先生!」
部屋の入口から、利吉が顔を覗かせた。
土井の無事が分かると、利吉は土井の元へ駆けつける。
「お兄ちゃん、良かった」
「ありがとう、利吉くん」
小平太と○○の耳には、利吉と土井の小声が聞こえていた。
仮に声が届かなくても、読心術を使い、口の動きから察していただろう。
「雑渡は、どうだった?」
利吉、桜木、若王寺の三人に雑渡の足止めを依頼した山田が、利吉に勝敗について問いかけた。
「三人がかりでも、相手になりませんでした……。手加減されたと思います」
利吉は、雑渡との対決を思い返す。
プロ忍者と、プロ忍者になりたての三人相手でも、雑渡は手を抜いて戦っていたと。
当の雑渡は、土井の記憶が戻った事で、ドクタケ忍者隊の軍師を排除する必要が無くなり、この場から姿を消したのだ。
「土井先生!!」
今度は、子供の声が聞こえてきた。
ドタドタと走る音も一緒に聞こえてくると、利吉は部屋の入口に顔を向ける。
そこに現れたのは、乱太郎、きり丸、しんベヱ以外の一年は組の生徒達であった。
「お前達……!」
一年は組が全員揃い、土井も困惑の声を出す。
傍に居た小平太、○○は一年は組の嬉しそうな声を聞き、笑顔を見せた。
「何故、先に脱出させなかった!」
一年は組の救出後、脱出をさせたと思っていた山田は、一年は組の生徒達を連れてきた留三郎と伊作に問いかけた。
「すみません! こいつらの心意気に、負けました!」
留三郎は、嘘偽りなくはっきりと理由を告げた。
乱太郎、きり丸、しんベヱ以外の生徒達を脱出させる手筈を整えていたのだが、一年は組の土井に会いたいという気持ちを真正面から受け、留三郎と伊作は、雑兵とドクタケ忍者の目を掻い潜りながら、ここまで連れてきたのであった。
「良かったー! これで、雑渡さんの授業を受けなくて済む!」
「安心して、居眠り出来る!」
「お前達……」
土井が戻ってくる事で、いつも通りの授業に戻ると大喜びの一年は組。それに対して、土井は反応に困っていた。
「では、我々も退散するか」
ドクタケ忍者、八宝斎を捕らえ、土井も忍術学園の教師として記憶が戻った事で、山田はこの場から撤退する様に声を掛ける。
「帰るのは、もう少し待って下さい」
それをすかさず、土井が止めた。
土井の傍に居たきり丸は、土井の山伏装束を掴んだまま、その場から離れずに居る。そんなきり丸の頭を土井が優しく撫でた。
「間違った時は、ちゃんと責任を取る所を見せないと……先生として、生徒に顔向け出来ませんから」
そう言った土井は、今度は六年生全員の居る場所に顔を向けた。
「それは、さておき……六年生の皆………、怪我させちゃって、ごめんね」
「いえ! 我々が未熟なだけです!!」
ドクタケ忍者隊詰所付近で、六年生に傷を付けた事に対して、申し訳ない顔をする土井であった。
だが、自分達の実力不足であると言いのけ、文次郎、仙蔵、長次、小平太、○○、留三郎、伊作の七人の声が合わさった。
.
「……、………えっ?」
乱太郎、きり丸、しんベヱは、静かに起き上がる。きり丸は、天鬼の顔を見ながら、小さな声を零す。
「天鬼……、これは、どういう事だっ!?」
教え子を斬首したと思っていた八宝斎だったが、三人が無傷で起き上がった事に対して、天鬼に声を上げた。
「私は、天鬼ではありません。私は忍術学園、一年は組の教科担当担任……土井半助です」
天鬼____、記憶を取り戻した土井は、きり丸の目を見ながら、確かにそう言ったのだ。
「土井先生!!」
記憶が戻ったと分かり、乱太郎としんベヱの表情がパァッと明るくなり、土井の名前を呼んだ。
「思い出しおったか」
一人でドクタケ忍者の相手をした山田は、土井の記憶が元に戻ったと分かると、どこか嬉しそうである。
長次は、土井の記憶が戻ったと分かると、目尻に涙を浮かべていた。文次郎、仙蔵、小平太、○○も安心した様子である。
「怖い思いをさせたな」
そう言った土井は、きり丸に自身の左手を差し伸べた。きり丸は土井の行動の意図が読めず、土井の顔と手を交互に見た。
「えっ……?」
「お前が言ったんじゃないか………、一緒に帰ろうって」
きり丸の言葉は、土井にしっかりと届いていた。その証拠に、土井の目尻には小さな涙の粒が浮かんでいる。
「……! ………うん!」
きり丸は、土井の胸に飛び込んだ。土井の名前を呼ぶと、先程よりも大量の涙が溢れ出てきた。
「良かった…っ、……良かったぁ!!」
久方ぶりに土井に触れ、きり丸は声をあげた。同じく乱太郎としんベヱも、土井に抱きつき、涙が零れていた。
土井と乱太郎、きり丸、しんベヱが再会を果たしていた間、六年生の面々は迅速な動きを見せる。
文次郎、仙蔵、長次は、山田が倒したドクタケ忍者達を後ろ手で拘束し、身動きの取れない体勢にした。
小平太、○○は、八宝斎の元に向かう。
○○が八宝斎を後ろ手で拘束する。すると、前から苦無、後ろから手裏剣を構えられ、八宝斎の逃げ道が塞がれた。
小平太は、少しでも抵抗する等の動きを見せれば、首元に当てた苦無で首を斬る。
○○は、小平太同様に動きを見せれば、後ろから首を掻っ切るという意味だ。
土井、乱太郎、きり丸、しんベヱの四人は、その場からと立ち上がる。土井は、山田の居る方へと体の向きを変え、深いお辞儀をする。
「山田先生、ご心配をお掛けしました」
「なに、お前の事だ……。心配は、しておらんかった」
土井の言葉を聞いた山田は、土井から顔を背ける、体の向きを変えた。やはり、どことなく嬉しいという感情が見られる顔をしていた。
「八宝斎殿」
土井は、小平太と○○によって拘束された八宝斎に声を掛ける。
「この度は、私の怪我を治療して頂いた事に免じて、子供達を斬らせようとした事は忘れて差し上げます」
渓谷から落下して、記憶喪失になった自分の手当をしてくれた事に対しては、土井は八宝斎相手であろうと、感謝をしていたのだ。
すると、土井は八宝斎との距離を縮め、顔を近づける。
「ですが……しばらく、大人しくしてもらいましょうか」
土井の静かな圧を間近に、八宝斎は言葉が出ない。後ろに下がろうと足を動かした時、八宝斎は何かが引っかかり、後方へ転倒した。
小平太は、自分が八宝斎の足を引っ掛けた事など、まるで気にしていない素振りをしていた。
○○は、素知らぬ顔を浮かべている。
「土井先生!」
部屋の入口から、利吉が顔を覗かせた。
土井の無事が分かると、利吉は土井の元へ駆けつける。
「お兄ちゃん、良かった」
「ありがとう、利吉くん」
小平太と○○の耳には、利吉と土井の小声が聞こえていた。
仮に声が届かなくても、読心術を使い、口の動きから察していただろう。
「雑渡は、どうだった?」
利吉、桜木、若王寺の三人に雑渡の足止めを依頼した山田が、利吉に勝敗について問いかけた。
「三人がかりでも、相手になりませんでした……。手加減されたと思います」
利吉は、雑渡との対決を思い返す。
プロ忍者と、プロ忍者になりたての三人相手でも、雑渡は手を抜いて戦っていたと。
当の雑渡は、土井の記憶が戻った事で、ドクタケ忍者隊の軍師を排除する必要が無くなり、この場から姿を消したのだ。
「土井先生!!」
今度は、子供の声が聞こえてきた。
ドタドタと走る音も一緒に聞こえてくると、利吉は部屋の入口に顔を向ける。
そこに現れたのは、乱太郎、きり丸、しんベヱ以外の一年は組の生徒達であった。
「お前達……!」
一年は組が全員揃い、土井も困惑の声を出す。
傍に居た小平太、○○は一年は組の嬉しそうな声を聞き、笑顔を見せた。
「何故、先に脱出させなかった!」
一年は組の救出後、脱出をさせたと思っていた山田は、一年は組の生徒達を連れてきた留三郎と伊作に問いかけた。
「すみません! こいつらの心意気に、負けました!」
留三郎は、嘘偽りなくはっきりと理由を告げた。
乱太郎、きり丸、しんベヱ以外の生徒達を脱出させる手筈を整えていたのだが、一年は組の土井に会いたいという気持ちを真正面から受け、留三郎と伊作は、雑兵とドクタケ忍者の目を掻い潜りながら、ここまで連れてきたのであった。
「良かったー! これで、雑渡さんの授業を受けなくて済む!」
「安心して、居眠り出来る!」
「お前達……」
土井が戻ってくる事で、いつも通りの授業に戻ると大喜びの一年は組。それに対して、土井は反応に困っていた。
「では、我々も退散するか」
ドクタケ忍者、八宝斎を捕らえ、土井も忍術学園の教師として記憶が戻った事で、山田はこの場から撤退する様に声を掛ける。
「帰るのは、もう少し待って下さい」
それをすかさず、土井が止めた。
土井の傍に居たきり丸は、土井の山伏装束を掴んだまま、その場から離れずに居る。そんなきり丸の頭を土井が優しく撫でた。
「間違った時は、ちゃんと責任を取る所を見せないと……先生として、生徒に顔向け出来ませんから」
そう言った土井は、今度は六年生全員の居る場所に顔を向けた。
「それは、さておき……六年生の皆………、怪我させちゃって、ごめんね」
「いえ! 我々が未熟なだけです!!」
ドクタケ忍者隊詰所付近で、六年生に傷を付けた事に対して、申し訳ない顔をする土井であった。
だが、自分達の実力不足であると言いのけ、文次郎、仙蔵、長次、小平太、○○、留三郎、伊作の七人の声が合わさった。
.
