ドクタケ忍者隊 最強の軍師
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
.
「でえぇぇい!」
袋槍を構えた文次郎が、留三郎と対峙している謎の男の元へ向かう。槍の穂先が向かってきていた事に謎の男は既に気がついており、太刀を上げ、穂先を回避する。あまりにも一瞬の出来事だ。
袋槍を持つ文次郎の右手首を掴み、力を込めて無理やり下ろす。文次郎は上から手首を抑え込まれ、右手の自由が効かなくなる。謎の男は容赦なく、文次郎の喉元に手刀を喰らわせる
「ご……っ!?」
文次郎は一瞬、呼吸が出来なくなる。
後ろから倒れていき、左隣に生えていた竹の切り口で脇腹を切り、布が破れたと同時に血飛沫 も飛ぶ。倒れる直前、受身を取ったおかげで、大事には至らなかった。
謎の男の背後に回った仙蔵が手裏剣を打ち込み、留三郎が鉄双節棍 を振るも、謎の男は難なく回避する。
竹林の中を走る謎の男だったが、自分の背後に迫る存在に気が付き、横目で確認した。左手に持つ苦無 を隠し、右手に持つ苦無 を構えている小平太が走っていた。頭巾越しに、口角が上がっているのが分かる。
先程の○○の様に、謎の男と小平太が対面した。
先に攻撃を仕掛けたのは、苦無 を構えた小平太だ。右手に持つ苦無 を振ると、謎の男は後ろに下がり、避けた。
「なんちって」
後ろに下がるのを狙っていた小平太が、隠し持っていた左手に持つ苦無 を振るも、これもまた避けられる。
謎の男は竹林を利用して、小平太の背後に回り込もうとする。しかし、それすらも読み切っていたのか、手を出せない様にと小平太は謎の男の正面に向け、苦無 を振る。
左手に持つ苦無 を振り上げようとした時、竹林の隙間から謎の男の手が伸びた。小平太の総髪 の先端を掴むと、勢いよく引っ張った。
「ぐっ!」
竹林に後頭部が直撃し、小平太は顔を歪める。小平太を捕らえた謎の男は、首元を狙おうと太刀を振る。
「うわっ!」
だが、持ち前の動体視力と反射神経を発揮し、二丁苦無 で受け止める。おかげで、首を狩られずに済み、小平太はその場に倒れる。
そこにすかさず、文次郎が加勢する。間合いを取りつつ、謎の男は左手で袋槍の柄を掴む。文次郎は袋槍を動かせなくなった。
「でえぇやぁぁ!」
謎の男の背後から現れた留三郎の頭部からは、流血が見られた。謎の男は、掴んでいた袋槍の穂先を打ち下ろされた二本の棍 を繋ぐ輪に通し、槍に巻き取る。
「貰い!」
静かに起き上がった小平太が、文次郎と留三郎の相手をする謎の男に向け、苦無 を降ろそうとした。
すると、謎の男は涼しい顔をして、右手の太刀を小平太に突き付けた。これもまた、小平太の動体視力と反射神経が見事に働き、寸 での所で制止し、小平太の顔に傷は付かなかった。
「邪魔すんな!」
「そっちが!」
双方の武器が絡まった事により、謎の男に攻撃する事が出来なくなってしまう。
文次郎と留三郎が口論になり掛けた時に、謎の男から見て、右の方向から礫 が飛んできた。謎の男は礫 に当たらない様、ジャンプして避ける。
「どうする!?」
乱定剣として、拾い上げた礫を伊作が謎の男に投げつけたのである。二個目の礫 を投げ、伊作が声を上げる。
『力の差がありすぎる! 七人で、これだぞ!』
○○が、謎の男の行先に手裏剣を打ち込むも、難なく回避され、足止めすら出来なかった。
「皆、退 け! あれは、私達がどうにか出来る相手じゃない……!」
「退 けって、言ってもよぉ!」
仙蔵が皆に退却命令を出すも、謎の男の攻撃は次から次へと繰り出され、引くことすらままならない。
謎の男は、留三郎の顔面を蹴り、文次郎の背中を踏んでジャンプすると、両足で今日に竹に掴まる。伊作が礫 を持ち、空中に向けて投げ飛ばす。
すると謎の男は、着用していた山伏装束の懐から、赤朽葉 色の一冊の書物を取り出した。
表紙には、"ドクタケ忍者隊 巻ノ一"と記されている。書物を使い、乱定剣である礫 を弾く。
(あの戦い方……、…………?)
○○は、既視感を覚えた。
今、目の前で行われている謎の男の戦い方に。
離れた位置から、縄鏢 での攻撃の出方を伺っている長次の元へ○○が素早く移動した。
『奴の持っている本、取れるか』
長次の背後に回り、○○が小さく言った。
その声を聞き取った長次は、横目で○○を見てから、謎の男の持つ書物に目を付けた。それと同時に○○は、地面に落ちていた礫 を拾い上げる。
「やめやめ! 不運が発動してる!」
その頃、他の面々も礫 を謎の男に投げ飛ばし、攻撃を仕掛けていたのだが、それらを防がれ、竹林に当たり、跳ね返った礫 の全てが伊作の顔面に直撃していた。不運体質が、ここでも発動したのだ。
謎の男は、自分が弾き返した礫 の全てが伊作に当たった原因が分からなかった。不運体質であると、理解出来なかったのだ。
そこに、僅かな隙が生まれた。長次が縄鏢 を投げる。謎の男は自分の右手首を狙っているのかと思うも、 鏢 は別の物を捉えており、その正体は右手で持っていた書物だ。
すると、謎の男は故意的に右手を離した。
長次が書物を奪う事に成功するも、息を付く暇は与えられない。書物で長次の視界が遮られるのを利用し、謎の男は太刀を向けていた。
『させるかよ!』
長次が狙われる事を読んでいた○○は、事前に礫 を拾っていたのだ。手裏剣を打つ要領で、○○は礫 を謎の男の顔面に向けて投げつけた。
謎の男は空いていた左手で弾き返し、その隙に長次を庇いに来た留三郎が立ちはだかる。
二つ折りにした鉄双節棍 で、太刀を防ぐ事に成功した。
「はああぁぁ!」
文次郎が持つ袋槍の穂先が、謎の男の口布を掠め取る。謎の男の鼻と口元を覆っていた口布が、ひらりと地面に落ちた。
『……………はっ?』
隠されていた素顔が顕となり、○○だけでなく、他の六年生の面々も呆気に取られている。
しかしすぐに、目の前の現実に目を向け、六年生全員が声を上げた。
_____目の前に佇んでいるのが、自分達が半月掛けて探し求めていた恩師の、土井半助であったから。
.
「でえぇぇい!」
袋槍を構えた文次郎が、留三郎と対峙している謎の男の元へ向かう。槍の穂先が向かってきていた事に謎の男は既に気がついており、太刀を上げ、穂先を回避する。あまりにも一瞬の出来事だ。
袋槍を持つ文次郎の右手首を掴み、力を込めて無理やり下ろす。文次郎は上から手首を抑え込まれ、右手の自由が効かなくなる。謎の男は容赦なく、文次郎の喉元に手刀を喰らわせる
「ご……っ!?」
文次郎は一瞬、呼吸が出来なくなる。
後ろから倒れていき、左隣に生えていた竹の切り口で脇腹を切り、布が破れたと同時に
謎の男の背後に回った仙蔵が手裏剣を打ち込み、留三郎が
竹林の中を走る謎の男だったが、自分の背後に迫る存在に気が付き、横目で確認した。左手に持つ
先程の○○の様に、謎の男と小平太が対面した。
先に攻撃を仕掛けたのは、
「なんちって」
後ろに下がるのを狙っていた小平太が、隠し持っていた左手に持つ
謎の男は竹林を利用して、小平太の背後に回り込もうとする。しかし、それすらも読み切っていたのか、手を出せない様にと小平太は謎の男の正面に向け、
左手に持つ
「ぐっ!」
竹林に後頭部が直撃し、小平太は顔を歪める。小平太を捕らえた謎の男は、首元を狙おうと太刀を振る。
「うわっ!」
だが、持ち前の動体視力と反射神経を発揮し、二丁
そこにすかさず、文次郎が加勢する。間合いを取りつつ、謎の男は左手で袋槍の柄を掴む。文次郎は袋槍を動かせなくなった。
「でえぇやぁぁ!」
謎の男の背後から現れた留三郎の頭部からは、流血が見られた。謎の男は、掴んでいた袋槍の穂先を打ち下ろされた二本の
「貰い!」
静かに起き上がった小平太が、文次郎と留三郎の相手をする謎の男に向け、
すると、謎の男は涼しい顔をして、右手の太刀を小平太に突き付けた。これもまた、小平太の動体視力と反射神経が見事に働き、
「邪魔すんな!」
「そっちが!」
双方の武器が絡まった事により、謎の男に攻撃する事が出来なくなってしまう。
文次郎と留三郎が口論になり掛けた時に、謎の男から見て、右の方向から
「どうする!?」
乱定剣として、拾い上げた礫を伊作が謎の男に投げつけたのである。二個目の
『力の差がありすぎる! 七人で、これだぞ!』
○○が、謎の男の行先に手裏剣を打ち込むも、難なく回避され、足止めすら出来なかった。
「皆、
「
仙蔵が皆に退却命令を出すも、謎の男の攻撃は次から次へと繰り出され、引くことすらままならない。
謎の男は、留三郎の顔面を蹴り、文次郎の背中を踏んでジャンプすると、両足で今日に竹に掴まる。伊作が
すると謎の男は、着用していた山伏装束の懐から、
表紙には、"ドクタケ忍者隊 巻ノ一"と記されている。書物を使い、乱定剣である
(あの戦い方……、…………?)
○○は、既視感を覚えた。
今、目の前で行われている謎の男の戦い方に。
離れた位置から、
『奴の持っている本、取れるか』
長次の背後に回り、○○が小さく言った。
その声を聞き取った長次は、横目で○○を見てから、謎の男の持つ書物に目を付けた。それと同時に○○は、地面に落ちていた
「やめやめ! 不運が発動してる!」
その頃、他の面々も
謎の男は、自分が弾き返した
そこに、僅かな隙が生まれた。長次が
すると、謎の男は故意的に右手を離した。
長次が書物を奪う事に成功するも、息を付く暇は与えられない。書物で長次の視界が遮られるのを利用し、謎の男は太刀を向けていた。
『させるかよ!』
長次が狙われる事を読んでいた○○は、事前に
謎の男は空いていた左手で弾き返し、その隙に長次を庇いに来た留三郎が立ちはだかる。
二つ折りにした
「はああぁぁ!」
文次郎が持つ袋槍の穂先が、謎の男の口布を掠め取る。謎の男の鼻と口元を覆っていた口布が、ひらりと地面に落ちた。
『……………はっ?』
隠されていた素顔が顕となり、○○だけでなく、他の六年生の面々も呆気に取られている。
しかしすぐに、目の前の現実に目を向け、六年生全員が声を上げた。
_____目の前に佇んでいるのが、自分達が半月掛けて探し求めていた恩師の、土井半助であったから。
.
