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🌸とピーチ姫の話。
◆マリカ64編/SS/百合風味
◆百合風味の空気が、流れていると思って下さい。











キノコ城の上空に、何発もの花火が上がっていく。城の近くの道路は、一般車の通行が禁止されており、黄色く目立つ看板がいくつも置かれていた。



"みなさん、お待たせしました! いよいよレースの開始です!!"



"ピーチ姫カップ キノコ王国GP"と書かれたアーチの下で、実況担当のジュゲムのアナウンスが始まると、スタート用の信号機を釣り針に引っ掛けていく。



"出場者は、レースを待ちかねています。ここキノコ城をスタートし、様々なコースを通り……再び、ここに一位で戻るのは誰でしょうか!?"



スタート地点には、マリオやルイージ、ヨッシーをはじめとして、ワリオ、クッパ、キノピオの姿があった。各々、あらかじめ用意していたカートに乗っており、今か今かとスタートを待ち侘びていた。



🌸は、レースに参加しないのね」
『あはは……、みんな、景品目当てで気合い入ってるから、圧倒されちゃって………』



主催者のピーチ姫の隣に座っていた🌸は、汗を垂らしながら、一枚のチラシを取り出した。


チラシには、キノコ王国GPについて大々的に宣伝されていた。参加者はキノコ城前に集合と書かれ、景品名は伏せられていたものの、"とってもいいもの"とだけ、ヒントとして残されていた。



(マリオ辺りは、ピーチ姫からのキスを貰えるとか思ってるんだろうな〜……)



マリオと直接会って話した訳ではないが、ピーチ姫が主催かつ景品がそのように書かれていた事から、🌸は困った様な顔をして、笑うのであった。



「わたしは、🌸が優勝するって言ってくれると思ってたのに。また今度の機会ね」
『ホントですね。レースする機会があったら、優勝して………え?』



🌸が自分の顔を見つめ、微笑みを浮かべてそう言ったピーチ姫に気がついたのは___、レース開始直後であった。



(マリオも居る中で、わたしに優勝して欲しいって期待してるって…………)
「みんな、頑張ってーー!!」



エンジンを始動させ、"ピーチサーキット"を走行していくマリオ達に声援を送るピーチ姫を🌸は、呆然としながら見ていた。



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