短編
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◆ベビィ兄弟 と🌸がちびヨッシーに出会う話(大人のマリオ兄弟 も居るよ)
◆if/マリルイRPG2編/ギャグ
◆全編通して大人でなく、幼少期の🌸が登場します。
・
ここは過去のキノコ王国____、だが、異星人のゲドンコ星人の襲撃を受け、国中を巻き込む大混乱に陥っていた。
マリオ兄弟 は、過去の世界に居るベビィ時代のマリオ兄弟 と出会い、ゲドンコ星人の企みの打破・ピーチ姫の救出の為に"コバルトスター"を探す冒険に出ていた。
『マリオとルイージ……、おじさん達、もうちょっとしたら帰って来るかな?』
過去の世界に居る🌸______、正確にはベビィ🌸である。"コバルトスター"捜索には同行せず、キノじいと共にベビィピーチを守りつつ、キノコ王国でマリオ兄弟 の帰りを待っていた。
その時、近くの茂みがガサガサと音を立てて揺れた。
『わわっ、もしかしてゲドンコ星人……?』
🌸は突然の来訪者に驚きつつも、身構えた。茂みから出てきたのは______、緑色のちびヨッシーが現れた。
『だ、誰?この辺じゃ見かけない子だ……』
ヨッシーは元々、ヨースター島やヨッシーアイランドに生息している。この時代にキノコ王国に住んでいるヨッシーなど、全くと言っていい程におらず、🌸もヨッシーを見るのは初めてだった。
ゲドンコ星人とは、異なる見た目をしているヨッシーを見ながら🌸は不思議に思っていると、ちびヨッシーは、じゅるりと垂れそうになった涎 を飲み込んだ。
「美味しそうな肉まんですね!」
『えっ!?』
突然、食べ物の名前を言ってきたちびヨッシーは、🌸の元へと走り出してきた。いくら幼い🌸でも、見た事もない生物が涎 を飛び散らせながら、こちらに迫ってくる姿に恐怖を抱く。声を上げながら、🌸は走って逃げ出していく。
「肉まん、逃げるなー!」
『肉まんじゃないよ!人間だもん!』
傍から見れば追いかけっこだと思うが、会話の内容があまりにもほのぼのとした物とかけ離れていた。アイテムも冒険に出かけたマリオ兄弟 に渡してしまい、攻撃手段は何一つ持ち合わせていない。次第に距離が詰められ、🌸は脳裏に浮かんだ人物の名前を思いきり叫んだ。
『マリオー! ルイージー! 助けてーーっ!!』
・
マリオ兄弟 は二個目の"コバルトスター"を手に入れ、キノコ王国に戻る途中であった。ベビィ兄弟 を背負っていたマリオ兄弟 は疲れが見られるも、キノコ王国で待っている🌸がおやつを用意している事を楽しみに足を進めていた。
"マリオー!ルイージー!助けてーーっ!!"
その時、キノコ王国の方角から🌸の叫び声が聞こえてきた。決闘 疲れでウトウトしていたベビィマリオは、その声を聞くと目を覚ました。
「🌸の声だ!」
「ボク達を呼んでる……、🌸ってば、もうおやつ用意してくれたんだ〜」
「違うだろー! 助けてって言ってたじゃん! 早く🌸を助けに行かないと!」
キノコ王国に着いたと寝ぼけているベビィルイージに、ベビィマリオがツッコミを入れた。
「行くよ! ルイージ!」
「兄ちゃん、ボクも行くの〜〜!?」
「当たり前だろ! ルイージの名前も呼ばれてたんだから!」
ベビィマリオは強引にベビィルイージを降ろすと、二人だけでキノコ王国の方角へと走り出していく。
「おい待てよ! ちび!」
「勝手に行っちゃ、危ないよー!」
マリオとルイージも子供二人で向かうのは危険だと分かっており、跡を追いかけていく。
ベビィ兄弟は森を抜けていき、キノコ王国が見えてくると______、ちびヨッシーの舌に捕まり、食べられそうになっていた🌸を発見した。
それを見たベビィマリオは怒りを露 わにして、ベビィルイージを引き摺 る様にして、走り出していく。
「いただきま〜〜す♡」
「🌸を離せーーっ!!」
ベビィマリオは、ちびヨッシーの背中にタックルを仕掛けた。その衝撃でヨッシーの舌の力は緩み、🌸は解放された。
「🌸、大丈夫?」
ベビィルイージが声を掛けると、怯えていた様子の🌸はゆっくりと顔を上げた。ベビィ兄弟の姿を捉えると、🌸は少しだけ明るい表情を浮かべた。
『マリオ! ルイージ! こっちに、戻ってきてたんだね!』
「あれ、🌸の友達?」
『分かんない。あの茂みから出てきて、わたしを見るなり食べ物の名前を言い出して……』
「お前、ゲドンコ星人の仲間か!?」
ベビィマリオがちびヨッシーに指をさしながら叫ぶ。しかし、ちびヨッシーは何故か目を輝かせて、涎 の分泌量が増え始めていた。
「今度は、エビチリと焼売 ですか!今日はとっても良い日ですね〜!」
「はっ!?」
「も、もしかして……ボク達も食べようとしてるの〜〜!?」
『あの舌べら……、すっごく固くて、全然抜けられなかったの!』
またしても食べ物の名前を告げられ、ベビィ兄弟 も驚きを隠せず、プルプルと震え出した。
ベビィ兄弟 と🌸が一歩も動けなくなった時_____、森を抜けてきたマリオ兄弟が助けに入った。
「止めんかーーっ!」
マリオはちびヨッシーの頭部に、思いきりハンマーを振り落とした。頭部に直撃した事で大きなタンコブが出来上がると、ちびヨッシーは白目を剥いて倒れていく。
「お前ら、大丈夫かよ」
「みんな、ケガはない?」
マリオ兄弟 の登場により恐怖から解放されたベビィ兄弟 と🌸は、安心感から次第に大粒の涙を流し始めていく。
『おじさん!……、うわあぁ〜〜〜ん!!』
「おっさん!……、怖かったよ〜〜〜!!」
ちびヨッシーという得体の知れない生物に出会った恐怖は計り知れなく、三人はその場で大泣きした。マリオ兄弟 もケガはなく無事だと分かると、ホッとしている様子である。
マリオが誰を倒したのかを確認すると、驚いた顔をしてから声を上げた。
「コイツ、ちびヨッシーじゃねーか!」
「ちびヨッシー?」
未来の世界において、マリオ達の仲間となっているヨッシーだが、過去の世界においてはベビィ兄弟は名前を出されても誰なのかは分からなかったのである。
「迷子になっちゃったのかな?」
「🌸を食べようとしてた悪い奴だよ! 急いで、離れないと!」
ルイージがちびヨッシーの心配をする中、ベビィマリオは🌸が襲われていた事を伝えると、警戒する様子を見せた。
「コイツはそんな奴じゃねーよ。腹でも減ってたんじゃねーか?」
『あっ……、そういえば、肉まんとかエビチリとか言ってたよ』
「ヨッシーってのは、腹が減ってたら何でもかんでも食べちまう奴だからな。とっとと離れて、🌸の作ってくれたおやつにありつこうぜ」
マリオが笑顔を浮かべながら、ルイージとベビィ兄弟、🌸を連れてキノコ王国に向かおうとした時_____、倒れていたちびヨッシーがピクリと反応した。
「に、兄さん……ちびヨッシーが……」
「は?」
ルイージが汗を垂らしながら指をさすと、マリオは後ろを振り向いた。そこには先程まで倒れていた筈のちびヨッシーが立ち上がっており、目を輝かせていた。
「おやつ……、わたしもおやつ食べたいです〜〜!!」
「わーーっ! おっさんがおやつなんて言うから、起きちゃったじゃん!!」
「おれのせいかよー!」
『早く逃げよー! また食べられちゃうよー!』
マリオ兄弟 はベビィ兄弟 、🌸を連れて空腹の限界に達して、再び追いかけてきたちびヨッシーから逃げる為に、走り出していく。
そしてこのちびヨッシーは____、後に大きくなったベビィ兄弟 と🌸がヨースター島で出会うヨッシーだとか………?
・
◆あとがき
マリオ&ルイージRPG2ネタでした。現在もこのゲームは未プレイですが、トラウマ要素盛り沢山なのは存じてます……小学生の時にプレイしたら、怖いってのは思わないかもしれない。ある程度成長してから、意味が分かると怖い奴現象で知ると思います。
マリオくんのベビィ二人はどっちも可愛かったです。ベビィマリオが勇敢で、大人時代より分かりやすくルイージを大事に思ってる所が最高です。最終決戦のゲドンコ姉戦でピーチ姫を庇うベビィマリオは良きでした。というか、最終決戦のピーチ姫のマリオ達への評価でジーンと来ます。ピーチ姫最高。ベビィルイージは泣き虫可愛い。ドリルアタック初披露時のベビィルイージ可愛い。最終回の別れのシーンもまたジーンと来てしまいます…(私だけでしょうか?)
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◆ベビィ
◆if/マリルイRPG2編/ギャグ
◆全編通して大人でなく、幼少期の🌸が登場します。
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ここは過去のキノコ王国____、だが、異星人のゲドンコ星人の襲撃を受け、国中を巻き込む大混乱に陥っていた。
マリオ
『マリオとルイージ……、おじさん達、もうちょっとしたら帰って来るかな?』
過去の世界に居る🌸______、正確にはベビィ🌸である。"コバルトスター"捜索には同行せず、キノじいと共にベビィピーチを守りつつ、キノコ王国でマリオ
その時、近くの茂みがガサガサと音を立てて揺れた。
『わわっ、もしかしてゲドンコ星人……?』
🌸は突然の来訪者に驚きつつも、身構えた。茂みから出てきたのは______、緑色のちびヨッシーが現れた。
『だ、誰?この辺じゃ見かけない子だ……』
ヨッシーは元々、ヨースター島やヨッシーアイランドに生息している。この時代にキノコ王国に住んでいるヨッシーなど、全くと言っていい程におらず、🌸もヨッシーを見るのは初めてだった。
ゲドンコ星人とは、異なる見た目をしているヨッシーを見ながら🌸は不思議に思っていると、ちびヨッシーは、じゅるりと垂れそうになった
「美味しそうな肉まんですね!」
『えっ!?』
突然、食べ物の名前を言ってきたちびヨッシーは、🌸の元へと走り出してきた。いくら幼い🌸でも、見た事もない生物が
「肉まん、逃げるなー!」
『肉まんじゃないよ!人間だもん!』
傍から見れば追いかけっこだと思うが、会話の内容があまりにもほのぼのとした物とかけ離れていた。アイテムも冒険に出かけたマリオ
『マリオー! ルイージー! 助けてーーっ!!』
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マリオ
"マリオー!ルイージー!助けてーーっ!!"
その時、キノコ王国の方角から🌸の叫び声が聞こえてきた。
「🌸の声だ!」
「ボク達を呼んでる……、🌸ってば、もうおやつ用意してくれたんだ〜」
「違うだろー! 助けてって言ってたじゃん! 早く🌸を助けに行かないと!」
キノコ王国に着いたと寝ぼけているベビィルイージに、ベビィマリオがツッコミを入れた。
「行くよ! ルイージ!」
「兄ちゃん、ボクも行くの〜〜!?」
「当たり前だろ! ルイージの名前も呼ばれてたんだから!」
ベビィマリオは強引にベビィルイージを降ろすと、二人だけでキノコ王国の方角へと走り出していく。
「おい待てよ! ちび!」
「勝手に行っちゃ、危ないよー!」
マリオとルイージも子供二人で向かうのは危険だと分かっており、跡を追いかけていく。
ベビィ兄弟は森を抜けていき、キノコ王国が見えてくると______、ちびヨッシーの舌に捕まり、食べられそうになっていた🌸を発見した。
それを見たベビィマリオは怒りを
「いただきま〜〜す♡」
「🌸を離せーーっ!!」
ベビィマリオは、ちびヨッシーの背中にタックルを仕掛けた。その衝撃でヨッシーの舌の力は緩み、🌸は解放された。
「🌸、大丈夫?」
ベビィルイージが声を掛けると、怯えていた様子の🌸はゆっくりと顔を上げた。ベビィ兄弟の姿を捉えると、🌸は少しだけ明るい表情を浮かべた。
『マリオ! ルイージ! こっちに、戻ってきてたんだね!』
「あれ、🌸の友達?」
『分かんない。あの茂みから出てきて、わたしを見るなり食べ物の名前を言い出して……』
「お前、ゲドンコ星人の仲間か!?」
ベビィマリオがちびヨッシーに指をさしながら叫ぶ。しかし、ちびヨッシーは何故か目を輝かせて、
「今度は、エビチリと
「はっ!?」
「も、もしかして……ボク達も食べようとしてるの〜〜!?」
『あの舌べら……、すっごく固くて、全然抜けられなかったの!』
またしても食べ物の名前を告げられ、ベビィ
ベビィ
「止めんかーーっ!」
マリオはちびヨッシーの頭部に、思いきりハンマーを振り落とした。頭部に直撃した事で大きなタンコブが出来上がると、ちびヨッシーは白目を剥いて倒れていく。
「お前ら、大丈夫かよ」
「みんな、ケガはない?」
マリオ
『おじさん!……、うわあぁ〜〜〜ん!!』
「おっさん!……、怖かったよ〜〜〜!!」
ちびヨッシーという得体の知れない生物に出会った恐怖は計り知れなく、三人はその場で大泣きした。マリオ
マリオが誰を倒したのかを確認すると、驚いた顔をしてから声を上げた。
「コイツ、ちびヨッシーじゃねーか!」
「ちびヨッシー?」
未来の世界において、マリオ達の仲間となっているヨッシーだが、過去の世界においてはベビィ兄弟は名前を出されても誰なのかは分からなかったのである。
「迷子になっちゃったのかな?」
「🌸を食べようとしてた悪い奴だよ! 急いで、離れないと!」
ルイージがちびヨッシーの心配をする中、ベビィマリオは🌸が襲われていた事を伝えると、警戒する様子を見せた。
「コイツはそんな奴じゃねーよ。腹でも減ってたんじゃねーか?」
『あっ……、そういえば、肉まんとかエビチリとか言ってたよ』
「ヨッシーってのは、腹が減ってたら何でもかんでも食べちまう奴だからな。とっとと離れて、🌸の作ってくれたおやつにありつこうぜ」
マリオが笑顔を浮かべながら、ルイージとベビィ兄弟、🌸を連れてキノコ王国に向かおうとした時_____、倒れていたちびヨッシーがピクリと反応した。
「に、兄さん……ちびヨッシーが……」
「は?」
ルイージが汗を垂らしながら指をさすと、マリオは後ろを振り向いた。そこには先程まで倒れていた筈のちびヨッシーが立ち上がっており、目を輝かせていた。
「おやつ……、わたしもおやつ食べたいです〜〜!!」
「わーーっ! おっさんがおやつなんて言うから、起きちゃったじゃん!!」
「おれのせいかよー!」
『早く逃げよー! また食べられちゃうよー!』
マリオ
そしてこのちびヨッシーは____、後に大きくなったベビィ
・
◆あとがき
マリオ&ルイージRPG2ネタでした。現在もこのゲームは未プレイですが、トラウマ要素盛り沢山なのは存じてます……小学生の時にプレイしたら、怖いってのは思わないかもしれない。ある程度成長してから、意味が分かると怖い奴現象で知ると思います。
マリオくんのベビィ二人はどっちも可愛かったです。ベビィマリオが勇敢で、大人時代より分かりやすくルイージを大事に思ってる所が最高です。最終決戦のゲドンコ姉戦でピーチ姫を庇うベビィマリオは良きでした。というか、最終決戦のピーチ姫のマリオ達への評価でジーンと来ます。ピーチ姫最高。ベビィルイージは泣き虫可愛い。ドリルアタック初披露時のベビィルイージ可愛い。最終回の別れのシーンもまたジーンと来てしまいます…(私だけでしょうか?)
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