短編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
.
◆マリオとヨッシーが🌸の持っていた"へんしん帽子"の秘密を知る話。
◆マリオ64編本編/ギャグ+若干シリアス風
◆5面(マリオ64編 ほのおのうみのクッパ戦)後の話。
・
"ほのおのうみ"でクッパとの激闘の末___、勝利を収めたマリオ達は絵の世界 からキノコ城の地下へと戻ってきた。
「🌸さん、眠っちゃいましたね」
「すげぇ頑張ってたもんな」
ヨッシーの背中には、クッパとの戦いで用いた"へんしん帽子"の代償として体に蓄積された疲れが限界を迎えた🌸がスヤスヤと眠っていた。
「おいヨッシー。お前、降ろしたりすんじゃねぇぞ」
「しませんって、そんな事」
金色の鍵を手にし、マリオ達は1階に居るキノピオの元へ足を運ぶ。キノピオもマリオ達の姿に気がつくと、パァっと表情が明るくなった。
「あっ、おかえり!クッパは大丈夫だった?」
「おう、何とか倒せたぞ」
「わたしと🌸さんの愛の力 で、クッパを倒しましたからねっ」
「赤ボムも入れてやれよ」
自分と🌸の手柄だと捏造するヨッシーに、マリオはツッコミを入れた。
「🌸ってば、寝ちゃってるんだ」
キノピオは、ヨッシーの背中に乗っている🌸に気がついた。
「今回のMVPだぜ」
「凄かったんですよ。不思議な帽子を被ったら、マリオさんに変身して……!」
そこから、ヨッシーは興奮気味に"ほのおのうみ"での🌸とクッパの激闘についてキノピオに話し出した。
「あの帽子、おいらが🌸に渡したんだよ」
「へっ?そうなの?」
「なんで🌸さんは、マリオさんに変身出来たんですか?」
「🌸からは、何も聞いてないの?」
キノピオの問いかけに対して、二人は首を横に振ってから何も聞いていないと返答した。
「あの帽子はね、🌸が一番強いと思う人の姿になれるんだよ。一回使うとその後は体に掛かる負担が大きいから、秘密兵器で渡したんだ」
「へぇー……良かったじゃないですか、マリオさん!」
「痛てーよお前! どんだけ強く叩いてんだ!」
笑顔を浮かべながらも、ヨッシーはマリオの背中を強く叩き出す。キノコ城の外は既に日が暮れており、今日のパワースター捜索は切りあげる事となった。
「じゃあ、わたしは🌸さんを家まで送りますね」
「おう、頼んだぞ」
背中に乗せた🌸を起こさない様に、ヨッシーは🌸の家まで歩き出していく。それを見届けると、キノピオはマリオに声を掛けた。
「あんまり喜んでないね、マリオ」
「は?」
「いつものマリオなら、一番強いと思ってる人がマリオって言われたら、おいらとかヨッシーに自慢しながら、話しかけてくると思ったのに」
「心の中で、喜んでたってーの!」
おれもう寝るわ、とマリオはキノピオから逃げるように後にして、寝室代わりとして借りている部屋に入っていく。
キノピオやヨッシーも居らず、一人だけの空間になったと分かると、マリオは大きく溜め息を付きながら、壁にもたれ掛かった。
(一番強いと思ってるって………、一回もおれに、んなの言った事ねーよなぁ………、勝手に知っちゃって良かったのかぁ?)
・
同時刻、ヨッシーはキノコタウンの城下町を抜けていき、町の外れに続く道を駆け抜けていく。
ピーチ姫が絵の世界 に閉じ込められた事で、城下町は少々薄気味悪い雰囲気を漂わせていたが、今のヨッシーには関係のない事であった。
「🌸さんのお家に到着しましたっ」
郵便ポストを開き、隅に置かれた予備の鍵を取り出した。ヨッシーは鍵を開けると玄関に入ると、🌸の靴を脱がし、靴箱の指定された場所にしまった。
二階に上がり、寝室の扉を開けてからベッドの上に🌸を降ろした。
「この時間も少し寒くなってきましたから、毛布も掛けときましょう」
毛布を掛けようとした時_____🌸が大事そうに抱えている"へんしん帽子"を視界に捉えた。
"あの帽子はね、🌸が一番強いと思う人の姿になれるんだよ"
「……、マリオさんを抱きしめる様にも見えちゃいます。なんだかムカつきますね」
マリオの背中を強く叩いたのは勿論、嫉妬が混じっていた。
諦めが悪く、何度でも立ち向かうマリオの姿にはヨッシーも、何度も助けられ、頼りにはしている。それでも、自分の大好きな人に一番強いと思われて羨ましい……、そう思ってしまうのである。
「でも、🌸さんが好きなのはわたしですもん。そこだけは、マリオさんに勝ってます!」
ヨッシーは持ち前の明るさとポジティブを見せると、ここには居ないマリオと何故か張り合っていた。それに対してのツッコミは、今は飛んでくる事はない。
私も疲れて、眠くなっちゃいました、とヨッシーは🌸の隣で横になると目を閉じた。
・
◆あとがき
スーパーマリオ64編の蛇足です。本編では、"へんしん帽子"で「何でマリオに変身するのか」と話に入れる事を特にしなかったので、こちらで書きました。"へんしん帽子"は今後もどこかで出せたらと。
マリオは自分が強いと思われてたら喜ぶと思いますが、異性に言われたら反応が違うだろうと勝手に夢を見ています。わたしが書くマリオくん夢のヨッシーは面倒くさい奴になってしまうので、皆さんがどう思ってるのか怖い所はあります。
マリオ:幼馴染が自分の事を一番強いと思っていた事実を聞かされて、言葉が出なかった(内心喜んでいたのは嘘)。本人が隠してた事なら、聞かない方が良かったんじゃないかと何故か後悔する。しかし、翌朝にはすっかり忘れている。
ヨッシー:マリオの事は強いと思っているが、いざ自分の好きな人がマリオを一番強いと思っている事を聞かされ、嫉妬。それでも好きなのは変わらないし、翌朝にはマリオ同様に忘れている。
🌸:何も知らないし、翌日は体が動かないのでパワースター捜索に参加出来ない。
.
◆マリオとヨッシーが🌸の持っていた"へんしん帽子"の秘密を知る話。
◆マリオ64編本編/ギャグ+若干シリアス風
◆5面(マリオ64編 ほのおのうみのクッパ戦)後の話。
・
"ほのおのうみ"でクッパとの激闘の末___、勝利を収めたマリオ達は絵の
「🌸さん、眠っちゃいましたね」
「すげぇ頑張ってたもんな」
ヨッシーの背中には、クッパとの戦いで用いた"へんしん帽子"の代償として体に蓄積された疲れが限界を迎えた🌸がスヤスヤと眠っていた。
「おいヨッシー。お前、降ろしたりすんじゃねぇぞ」
「しませんって、そんな事」
金色の鍵を手にし、マリオ達は1階に居るキノピオの元へ足を運ぶ。キノピオもマリオ達の姿に気がつくと、パァっと表情が明るくなった。
「あっ、おかえり!クッパは大丈夫だった?」
「おう、何とか倒せたぞ」
「わたしと🌸さんの愛の
「赤ボムも入れてやれよ」
自分と🌸の手柄だと捏造するヨッシーに、マリオはツッコミを入れた。
「🌸ってば、寝ちゃってるんだ」
キノピオは、ヨッシーの背中に乗っている🌸に気がついた。
「今回のMVPだぜ」
「凄かったんですよ。不思議な帽子を被ったら、マリオさんに変身して……!」
そこから、ヨッシーは興奮気味に"ほのおのうみ"での🌸とクッパの激闘についてキノピオに話し出した。
「あの帽子、おいらが🌸に渡したんだよ」
「へっ?そうなの?」
「なんで🌸さんは、マリオさんに変身出来たんですか?」
「🌸からは、何も聞いてないの?」
キノピオの問いかけに対して、二人は首を横に振ってから何も聞いていないと返答した。
「あの帽子はね、🌸が一番強いと思う人の姿になれるんだよ。一回使うとその後は体に掛かる負担が大きいから、秘密兵器で渡したんだ」
「へぇー……良かったじゃないですか、マリオさん!」
「痛てーよお前! どんだけ強く叩いてんだ!」
笑顔を浮かべながらも、ヨッシーはマリオの背中を強く叩き出す。キノコ城の外は既に日が暮れており、今日のパワースター捜索は切りあげる事となった。
「じゃあ、わたしは🌸さんを家まで送りますね」
「おう、頼んだぞ」
背中に乗せた🌸を起こさない様に、ヨッシーは🌸の家まで歩き出していく。それを見届けると、キノピオはマリオに声を掛けた。
「あんまり喜んでないね、マリオ」
「は?」
「いつものマリオなら、一番強いと思ってる人がマリオって言われたら、おいらとかヨッシーに自慢しながら、話しかけてくると思ったのに」
「心の中で、喜んでたってーの!」
おれもう寝るわ、とマリオはキノピオから逃げるように後にして、寝室代わりとして借りている部屋に入っていく。
キノピオやヨッシーも居らず、一人だけの空間になったと分かると、マリオは大きく溜め息を付きながら、壁にもたれ掛かった。
(一番強いと思ってるって………、一回もおれに、んなの言った事ねーよなぁ………、勝手に知っちゃって良かったのかぁ?)
・
同時刻、ヨッシーはキノコタウンの城下町を抜けていき、町の外れに続く道を駆け抜けていく。
ピーチ姫が絵の
「🌸さんのお家に到着しましたっ」
郵便ポストを開き、隅に置かれた予備の鍵を取り出した。ヨッシーは鍵を開けると玄関に入ると、🌸の靴を脱がし、靴箱の指定された場所にしまった。
二階に上がり、寝室の扉を開けてからベッドの上に🌸を降ろした。
「この時間も少し寒くなってきましたから、毛布も掛けときましょう」
毛布を掛けようとした時_____🌸が大事そうに抱えている"へんしん帽子"を視界に捉えた。
"あの帽子はね、🌸が一番強いと思う人の姿になれるんだよ"
「……、マリオさんを抱きしめる様にも見えちゃいます。なんだかムカつきますね」
マリオの背中を強く叩いたのは勿論、嫉妬が混じっていた。
諦めが悪く、何度でも立ち向かうマリオの姿にはヨッシーも、何度も助けられ、頼りにはしている。それでも、自分の大好きな人に一番強いと思われて羨ましい……、そう思ってしまうのである。
「でも、🌸さんが好きなのはわたしですもん。そこだけは、マリオさんに勝ってます!」
ヨッシーは持ち前の明るさとポジティブを見せると、ここには居ないマリオと何故か張り合っていた。それに対してのツッコミは、今は飛んでくる事はない。
私も疲れて、眠くなっちゃいました、とヨッシーは🌸の隣で横になると目を閉じた。
・
◆あとがき
スーパーマリオ64編の蛇足です。本編では、"へんしん帽子"で「何でマリオに変身するのか」と話に入れる事を特にしなかったので、こちらで書きました。"へんしん帽子"は今後もどこかで出せたらと。
マリオは自分が強いと思われてたら喜ぶと思いますが、異性に言われたら反応が違うだろうと勝手に夢を見ています。わたしが書くマリオくん夢のヨッシーは面倒くさい奴になってしまうので、皆さんがどう思ってるのか怖い所はあります。
マリオ:幼馴染が自分の事を一番強いと思っていた事実を聞かされて、言葉が出なかった(内心喜んでいたのは嘘)。本人が隠してた事なら、聞かない方が良かったんじゃないかと何故か後悔する。しかし、翌朝にはすっかり忘れている。
ヨッシー:マリオの事は強いと思っているが、いざ自分の好きな人がマリオを一番強いと思っている事を聞かされ、嫉妬。それでも好きなのは変わらないし、翌朝にはマリオ同様に忘れている。
🌸:何も知らないし、翌日は体が動かないのでパワースター捜索に参加出来ない。
.