短編
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◆ヨッシーが🌸の家に行く話
◆マリオワールド編後/頬キス描写あり/甘々
・
「本当に楽しいバカンスだったわ。またみんなで行きましょうね」
「勿論ですよ!」
『今日はゆっくり休んでくださいね』
恐竜ランドでのバカンスを終え、キノコ王国へ帰国した。護衛のキノピオ達の姿を見つけたピーチ姫は🌸達に挨拶をしてから、キノピオ達の元へと歩き出した。
「さぁ、おれ達も帰ろうぜ」
「あれ?マリオさん達は、キノコタウンじゃないんですか?」
城下町であるキノコタウンでなく、町の外れに出ようとした🌸達にヨッシーは声を掛けた。
「あぁ。ここには住んでねーからな」
「へぇ、もしかして……、食べすぎで追い出されちゃったんですか?」
「んな訳あるかっ!お前じゃねーんだから!」
「わたしは、自分の住んでた島から追い出された事なんてありませんよっ!」
些細な事で喧嘩を始めるマリオとヨッシーを見てからルイージと🌸は、どこから元気が溢れ出てくるのかと逆に羨ましく思うのであった。
『ねぇ、そろそろ行こうよ〜。荷物も多いし、早く降ろしたいからさぁ』
「わたしが持ちますよ♡」
「調子のいい奴だな」
先程まで喧嘩をしていたはずのヨッシーであったが、あまりの気の変わり様にマリオはツッコミを入れた。
「せっかくヨッシーがキノコ王国に来たんだから、歓迎会でもやろうよ」
「いいな。じゃあ誰の家でやる?」
『インスタントにはなっちゃうけど、それ位だったら準備とかは出来るよ』
恐竜ランドで共に冒険をし、晴れてキノコ王国にやって来たヨッシーを歓迎する為に三人は円を作って相談をする。目の前で自分の歓迎会の話をしている三人を見て、ヨッシーは涙ぐむ。
「皆さん、わたしの為にそこまで……っ。わたし、感激しちゃいますっ」
「そりゃあ、一緒に冒険した仲間だからな」
ルイージが笑みを浮かべ答えると、マリオと🌸も同じく歓迎の意を込めて、笑顔を浮かべる。
話の末に急遽ではあるが、四人でのヨッシーの歓迎会が今夜、🌸の家で開催される事となった。無理して人を呼ぶ必要もなく、冒険をした仲間達で祝うのも良いだろうと皆が賛同した。
「じゃあ、また後で来るからな」
『うんっ』
マリオとルイージは一旦、自分達の家を目指して足を進める。荷物を置いてひと段落が着いたら、🌸の家へと向かう。その間に🌸が料理と歓迎会の準備を行うといった予定が組まれた。
『ヨッシーは、マリオ達と行かなくて良かったの?』
「はいっ。マリオさん達とは、これからもいつでも会えますし……それに、今は🌸さんと一緒に居たいです♡」
頬は紅潮して赤く染まり、ヨッシーは分かりやすく🌸への好意を顕にする。
「🌸さんは嫌でした?」
『ううん。嫌じゃないよ。部屋が汚かったら、ごめんね』
🌸は嫌がる様子は一切見せず、笑みを浮かべて返答した。内心でも嫌がっている訳でもなく、むしろ自分と一緒に居たいと話してくれた事の方が嬉しかったのである。
ヨッシーは🌸の家を見た。外見は、ヨースター島にある自分の家よりか小さいと感じた。何ら変哲のない普通の家であった。
中に入っていくと、小さな玄関があり、靴箱にはブーツやサンダル等と様々な種類の靴が置かれている。
リビングには木製のテーブルや椅子の他に、壁沿いに置かれたローボードの上にあるキノコ型のテレビが存在感を放っている。玄関からは見えなかったが、キッチンや風呂場もあり、二階には🌸の寝室も用意されている。
「綺麗なお家ですね」
『ありがと。荷物は、テレビ台の近くに置いてくれて大丈夫だよ。椅子もあるから、座ってくれてていいからね』
ヨッシーは指定された場所に自分の荷物を置いてすぐ、🌸を見る。
自分の荷物を置いてからエプロンを着用し、テキパキと歓迎会の準備を始めていた。
(🌸さんのエプロン姿も可愛いです♡、………そうだ。すっかり忘れてましたけど……、………今は、わたしと🌸さんの二人きりですね)
ふと、ヨッシーはこの場に自分と🌸しか居ない事に気づいた。今まではマリオとルイージも一緒に居て、二人きりになれる機会は無いに等しかった。
(せっかくマリオさんもルイージさんも居ないのに、このチャンスを逃すなんて出来ませんっ)
ヨッシーは椅子から立ち上がり、キッチンの戸棚からインスタント商品を取り出している🌸の元へと向かっていく。
「🌸さんっ」
『ヨッシー?……、って、これはまだ食べちゃダメだよ』
キッチンに現れたヨッシーを見て、食べられるかと勘違いした🌸はインスタント商品を隠した。
だが、商品には目も暮れずにジッと自分を見ていた事に遅れて気づいた。
「🌸さん、ギュッて抱き締めたいです」
ヨッシーが笑顔を浮かべながらお強請りする姿は、どことなく可愛げがあり、母性本能をくすぐるものである。見事にそれが突き刺さった🌸は"可愛い"と感想を抱いていた。
『ちょっとだけだよ。準備もあるんだから』
「えへへっ♡」
自分の要望が通った事を素直に嬉しく思ったヨッシーは、口元を綻ばせた。
正面から🌸を抱き締め、頬を寄せていくと同時に🌸の匂いがいつもより強く感じ取れ、息を飲んだ。
(こ、こんなに🌸さんの匂いが近くにあるなんて……、初めてで、頭がクラクラしちゃいそうです!……、…………それに頬っぺがモチモチで、食べちゃいたくなりますっ)
対して🌸は、先程から一言も発しないヨッシーを不思議がっていた。普段から好意を露わにしていたなら、抱き着いているこの状況でも同じ事になるかと想定していたからだ。そう思っていた時、ヨッシーがモゾモゾと動き出す。
「🌸さん……、……わ、わたしも……、ほっぺにちゅーしたいですっ」
ようやく口を開いたかと思うと、🌸の頬にキスをしたいと本人に申し出た。しかし、🌸の中である不安が過ぎる。
『い、一回で終わる……?』
一度のキスで盛り上がり、ヨッシーからのキスの嵐を受けている間にマリオとルイージが家に来てしまうという事態は避けたかったからだ。
「おお、終わりますっ!我慢出来ますっ!」
ヨッシーの力強い返事を聞き、少し考えてから🌸は口を開いた。
『……、うん。今は一回だけだからね』
「はいっ!い、行きますね……っ」
目を閉じた🌸を見て、可愛いと思いながらも、今は違うと首をブンブンと横に振り、頬にキスをしようと試みる。
そんな様子も知らない🌸は中々、ヨッシーが来ないと思うと悶々とし始める。体感として頬に近づくまでの時間が長く感じられたが、実際はまだ一分にも満たしていない。
そして、ヨッシーの唇が🌸の頬に当たると、むにっと頬が軽く弾力し、軽いリップ音が聞こえた。
『ん、っ………』
唇が離れた時の感触が冷たく感じ、🌸は小さく声が出た。
(わっ、……、つ、つい声が………!)
ヨッシーに聞かれたかと思った🌸は、咄嗟に口を手で覆いつつ、反応を伺った。
「にへへっ♡ 🌸さんの頬っぺに、ちゅーが出来て満足してます♡」
ヨッシーは"🌸にキスが出来た"という事を実感しながら頬に手を当て、悦に浸る。🌸が小さく声が出た事など全く気になっておらず、心配して損をしたのだった。
『ヨ、ヨッシーが喜んでるなら、何よりだよ……』
「今日じゃなかったら、いーっぱいちゅーしたかったんですけど……今はこれで我慢ですっ♡」
満足気な様子を見てから、🌸の手がテーブルに置いていたインスタント商品に当たる。それにより、🌸の意識はキスから料理の支度に向けられた。
『……、よしっ。マリオとルイージが来る前に、ちゃちゃっと終わらせなきゃね』
「へへっ、楽しみです〜〜」
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◆ヨッシーが🌸の家に行く話
◆マリオワールド編後/頬キス描写あり/甘々
・
「本当に楽しいバカンスだったわ。またみんなで行きましょうね」
「勿論ですよ!」
『今日はゆっくり休んでくださいね』
恐竜ランドでのバカンスを終え、キノコ王国へ帰国した。護衛のキノピオ達の姿を見つけたピーチ姫は🌸達に挨拶をしてから、キノピオ達の元へと歩き出した。
「さぁ、おれ達も帰ろうぜ」
「あれ?マリオさん達は、キノコタウンじゃないんですか?」
城下町であるキノコタウンでなく、町の外れに出ようとした🌸達にヨッシーは声を掛けた。
「あぁ。ここには住んでねーからな」
「へぇ、もしかして……、食べすぎで追い出されちゃったんですか?」
「んな訳あるかっ!お前じゃねーんだから!」
「わたしは、自分の住んでた島から追い出された事なんてありませんよっ!」
些細な事で喧嘩を始めるマリオとヨッシーを見てからルイージと🌸は、どこから元気が溢れ出てくるのかと逆に羨ましく思うのであった。
『ねぇ、そろそろ行こうよ〜。荷物も多いし、早く降ろしたいからさぁ』
「わたしが持ちますよ♡」
「調子のいい奴だな」
先程まで喧嘩をしていたはずのヨッシーであったが、あまりの気の変わり様にマリオはツッコミを入れた。
「せっかくヨッシーがキノコ王国に来たんだから、歓迎会でもやろうよ」
「いいな。じゃあ誰の家でやる?」
『インスタントにはなっちゃうけど、それ位だったら準備とかは出来るよ』
恐竜ランドで共に冒険をし、晴れてキノコ王国にやって来たヨッシーを歓迎する為に三人は円を作って相談をする。目の前で自分の歓迎会の話をしている三人を見て、ヨッシーは涙ぐむ。
「皆さん、わたしの為にそこまで……っ。わたし、感激しちゃいますっ」
「そりゃあ、一緒に冒険した仲間だからな」
ルイージが笑みを浮かべ答えると、マリオと🌸も同じく歓迎の意を込めて、笑顔を浮かべる。
話の末に急遽ではあるが、四人でのヨッシーの歓迎会が今夜、🌸の家で開催される事となった。無理して人を呼ぶ必要もなく、冒険をした仲間達で祝うのも良いだろうと皆が賛同した。
「じゃあ、また後で来るからな」
『うんっ』
マリオとルイージは一旦、自分達の家を目指して足を進める。荷物を置いてひと段落が着いたら、🌸の家へと向かう。その間に🌸が料理と歓迎会の準備を行うといった予定が組まれた。
『ヨッシーは、マリオ達と行かなくて良かったの?』
「はいっ。マリオさん達とは、これからもいつでも会えますし……それに、今は🌸さんと一緒に居たいです♡」
頬は紅潮して赤く染まり、ヨッシーは分かりやすく🌸への好意を顕にする。
「🌸さんは嫌でした?」
『ううん。嫌じゃないよ。部屋が汚かったら、ごめんね』
🌸は嫌がる様子は一切見せず、笑みを浮かべて返答した。内心でも嫌がっている訳でもなく、むしろ自分と一緒に居たいと話してくれた事の方が嬉しかったのである。
ヨッシーは🌸の家を見た。外見は、ヨースター島にある自分の家よりか小さいと感じた。何ら変哲のない普通の家であった。
中に入っていくと、小さな玄関があり、靴箱にはブーツやサンダル等と様々な種類の靴が置かれている。
リビングには木製のテーブルや椅子の他に、壁沿いに置かれたローボードの上にあるキノコ型のテレビが存在感を放っている。玄関からは見えなかったが、キッチンや風呂場もあり、二階には🌸の寝室も用意されている。
「綺麗なお家ですね」
『ありがと。荷物は、テレビ台の近くに置いてくれて大丈夫だよ。椅子もあるから、座ってくれてていいからね』
ヨッシーは指定された場所に自分の荷物を置いてすぐ、🌸を見る。
自分の荷物を置いてからエプロンを着用し、テキパキと歓迎会の準備を始めていた。
(🌸さんのエプロン姿も可愛いです♡、………そうだ。すっかり忘れてましたけど……、………今は、わたしと🌸さんの二人きりですね)
ふと、ヨッシーはこの場に自分と🌸しか居ない事に気づいた。今まではマリオとルイージも一緒に居て、二人きりになれる機会は無いに等しかった。
(せっかくマリオさんもルイージさんも居ないのに、このチャンスを逃すなんて出来ませんっ)
ヨッシーは椅子から立ち上がり、キッチンの戸棚からインスタント商品を取り出している🌸の元へと向かっていく。
「🌸さんっ」
『ヨッシー?……、って、これはまだ食べちゃダメだよ』
キッチンに現れたヨッシーを見て、食べられるかと勘違いした🌸はインスタント商品を隠した。
だが、商品には目も暮れずにジッと自分を見ていた事に遅れて気づいた。
「🌸さん、ギュッて抱き締めたいです」
ヨッシーが笑顔を浮かべながらお強請りする姿は、どことなく可愛げがあり、母性本能をくすぐるものである。見事にそれが突き刺さった🌸は"可愛い"と感想を抱いていた。
『ちょっとだけだよ。準備もあるんだから』
「えへへっ♡」
自分の要望が通った事を素直に嬉しく思ったヨッシーは、口元を綻ばせた。
正面から🌸を抱き締め、頬を寄せていくと同時に🌸の匂いがいつもより強く感じ取れ、息を飲んだ。
(こ、こんなに🌸さんの匂いが近くにあるなんて……、初めてで、頭がクラクラしちゃいそうです!……、…………それに頬っぺがモチモチで、食べちゃいたくなりますっ)
対して🌸は、先程から一言も発しないヨッシーを不思議がっていた。普段から好意を露わにしていたなら、抱き着いているこの状況でも同じ事になるかと想定していたからだ。そう思っていた時、ヨッシーがモゾモゾと動き出す。
「🌸さん……、……わ、わたしも……、ほっぺにちゅーしたいですっ」
ようやく口を開いたかと思うと、🌸の頬にキスをしたいと本人に申し出た。しかし、🌸の中である不安が過ぎる。
『い、一回で終わる……?』
一度のキスで盛り上がり、ヨッシーからのキスの嵐を受けている間にマリオとルイージが家に来てしまうという事態は避けたかったからだ。
「おお、終わりますっ!我慢出来ますっ!」
ヨッシーの力強い返事を聞き、少し考えてから🌸は口を開いた。
『……、うん。今は一回だけだからね』
「はいっ!い、行きますね……っ」
目を閉じた🌸を見て、可愛いと思いながらも、今は違うと首をブンブンと横に振り、頬にキスをしようと試みる。
そんな様子も知らない🌸は中々、ヨッシーが来ないと思うと悶々とし始める。体感として頬に近づくまでの時間が長く感じられたが、実際はまだ一分にも満たしていない。
そして、ヨッシーの唇が🌸の頬に当たると、むにっと頬が軽く弾力し、軽いリップ音が聞こえた。
『ん、っ………』
唇が離れた時の感触が冷たく感じ、🌸は小さく声が出た。
(わっ、……、つ、つい声が………!)
ヨッシーに聞かれたかと思った🌸は、咄嗟に口を手で覆いつつ、反応を伺った。
「にへへっ♡ 🌸さんの頬っぺに、ちゅーが出来て満足してます♡」
ヨッシーは"🌸にキスが出来た"という事を実感しながら頬に手を当て、悦に浸る。🌸が小さく声が出た事など全く気になっておらず、心配して損をしたのだった。
『ヨ、ヨッシーが喜んでるなら、何よりだよ……』
「今日じゃなかったら、いーっぱいちゅーしたかったんですけど……今はこれで我慢ですっ♡」
満足気な様子を見てから、🌸の手がテーブルに置いていたインスタント商品に当たる。それにより、🌸の意識はキスから料理の支度に向けられた。
『……、よしっ。マリオとルイージが来る前に、ちゃちゃっと終わらせなきゃね』
「へへっ、楽しみです〜〜」
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