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「今だ、爆発しろっ！」


そのタイミングでマリオが声を掛け、赤ボムは爆発を起こした。大きな音に驚いたウツボは沈没船から出ていき、水雲（もずく）の中へと隠れて行った。

その隙を見て、赤ボムを救出してマリオと🌸は沈没船の中へと潜（もぐ）ってていく。船内には四つの宝箱があり、どれも蓋が閉まっている状態で設置されていた。


「うひょ〜〜！ 宝箱が四つもあるぞ。パワースターは、きっとこの中だ！」


パワースターが入っている思ったマリオが宝箱に触れると____、電撃が発させられ、ダメージを受ける。


『えー、なになに……、"宝箱は順番に開けないと偉い目に遭う"だって』
「もう遅いわい！ 🌸、今度はお前がやれ」
『しょうがないなー。正しい順番なんて簡単じゃん』


続いて🌸が正しい順番で宝箱に触れるも、独りで蓋が開いたが_____、ボクシンググローブが飛び出て、🌸の顔面に直撃した。


「"開ける時も気をつける事"……、だって」
『どう開けりゃいいのよ〜』


マリオと🌸は宝箱を順番に開け進めていくが、全てに罠（トラップ）が仕掛けられており、ダメージを受けていた。


「全部開けたのに、パワースターが無いぞ〜！」


宝箱が全て開いた状態のままでいると___、心做（なし）か水量が減っていた事に🌸が気がついた。


『ん？ 水が引いてってる……』
「二人が宝箱を開けたから、水が引いて船が浮上したんだ」


時間が経つにつれて、船内の水は引いていき、いくつか足場が現れていた。船の一番端にある足場には、パワースターが輝きながら置かれていた。


「やっと見つけたぞ。あんな上にあったのか」


マリオ達はパワースターを目指して進んでいくが、水が引いたばかりで足場は乾ききっておらず、何度か足を滑らせていた。


すると____、背後から、木材が破壊される音が聞こえ、マリオ達は振り向いた


「あーーっ！巨大ウツボが戻ってきた！！」
「せっかくパワースターを見つけたのに、また厄介な奴が………」


先程追い出したはずの巨大ウツボが沈没船へと戻って来た。マリオ達を食べようと口を大きく開いたが、避けられた事で代わりに近くに設置された緑ブロックと共に、パワースターを食べてしまった。


『ウツボが……、パワースターを食べちゃった……！』


今度は三人が乗っていた足場が重量オーバーで崩れ始め、小さな瓦礫（がれき）が巨大ウツボの口の中へと飲み込まれていく。


「どわーーっ！ 足場が崩れてく！」
『早く移動しないと、わたし達も食べられちゃうよ！』


慌てて隣の足場に移動したが、またしても重量オーバーで崩れかけた時、🌸はマリオを見た。


『こんなに乗ると崩れちゃうよ』


足場が崩れるのを恐れた🌸は___、マリオを蹴飛ばした。マリオは怒る間もなく、そのまま巨大ウツボに食べられてしまった。


『よくもマリオを食べたね〜〜っ』
「🌸が蹴飛ばしたんだろ〜！」
「食われてたまるかよっ！」


巨大ウツボに食べられたはずのマリオの声が聞こえると____、メタルマリオに変身した状態で巨大ウツボの口を開いて姿を見せた。


「どりゃ〜〜〜〜っ！！」


無敵力（ パワー）により、巨大ウツボに大ダメージを与えていく。メタルマリオに怯える巨大ウツボは涙を流しながら、沈没船から出ていった。


『ウツボってば、緑ブロックを飲み込んでたのね』


メタルマリオの変身が解けると、マリオはパワースターの回収を忘れることなく、🌸と赤ボムも合流した。


『良かったね〜、マリオ。パワースターをゲット出来て』
「ちっとも良くない」


🌸が何事もなかったかの様に接したが、マリオの蹴り落とされた事への恨みから、怒りを爆発させた。


「🌸！ さっきは、よくも蹴飛ばしてくれたな！ このやろーーっ！！」
『ごめんってば〜〜』


パワースターを赤ボムに預けさせると、マリオは🌸を思いきり蹴りあげようとした。だが、ある程度の戦闘力を持っている🌸もマリオの攻撃を回避し、二人の追いかけっこが始まる。


「これから大丈夫かなぁ……、あの二人で………」



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