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新たに"メタルマリオ"に変身する事が可能となったマリオは、"かいぞくのいりえ"の世界（ワールド）で、🌸と赤ボムと共にパワースターを探していた。





「水中面（ステージ）は涼しくていいや」
『赤ボムちゃん。ピーチ姫は、この世界（ステージ）に居るの？』


🌸が問いかけると、赤ボムは「ぶっぶー」とクイズ番組で間違いの時に出る効果音をセルフで発した。


「ピーチ姫は、ここにも居ませ〜〜ん」


それを聞いて、マリオと🌸は水中でずっこけた。


「でも、沈没船にパワースターがあるよ。沢山集めないと、ピーチ姫の居る所には行けないんだ」


赤ボムの説明を聞いて、沈没船を目指そうと泳ぎ出した時に____、マリオの頭上から、ピコンピコンと音が鳴り出した。


『なに？ この音……、え、マリオどうしたの！？」


音の正体が分からずにいた🌸だったが、マリオが首元に手を当てて苦しそうにしている様子を見て、それ所ではなくなっていた。


「マリオのパワーメーターの音だよ。早く息継ぎしないと、死んじゃうよ！」
「は、早く言ってくれ〜〜〜っ！」


マリオは全速力で上がり、顔だけ水面から出して息継ぎを行った。


『そこは、ゲームに忠実なんだね』


いつもならば、水中面でも息継ぎなしでも泳げていたた。だが、今回のシリーズで登場したパワーメーターの存在でマリオは思うように動けなくなっていたのである。




息を整えたマリオが合流し、沈没船を目指していく。


「あの船に、パワースターがあるのか……」


古びた箇所がいくつも見られ、海の生き物達の住処として荒らされた沈没船を発見する。

パワースターをゲットする為に窓から入ろうとしたが____、既に魚が住み着いており、余所者（よそもの）の三人を睨みつけた。


「わあっ！ 何か居るぞーーーっ！！」


その正体が巨大ウツボで分かったものの____、三人よりも大きな体であり、近づけば食べられるのではないかと過っていた。


『せっかく、パワースターが近くにあるってのに……』
「アイツを追い出さないと、入れないね」
「よーし、おれがおびき出してやる………、ウツボちゃ〜〜ん♡ ウツボちゃ〜〜ん♡ こっちへ出てらして〜〜♡」


マリオは誘き出す策として、人魚に扮して巨大ウツボを外へ連れ出す為に誘惑する。


『気持ちわる〜っ』
「吐きそうになんじゃねーよ！」


口元を抑えながら嗚咽する🌸を見て、マリオはツッコミを入れた。

赤ボムがウツボの反応を伺うと_____、マリオに対して怒っている様であり、明らかに敵意が向けられていた。


「こうなりゃ赤ボム、お前の出番だ」
「へっ！？」


マリオは釣竿を取り出し、赤ボムを餌にして引っ掛けるとウツボの真上に吊るした。


「赤ボム生贄（いけにえ）作戦だっ！」
『頑張れ！ 赤ボムちゃん！』
「止めて〜〜〜っ！！」


赤ボムがジタバタと動きながら叫ぶと____、餌と思ったウツボが見事に引っかかり、赤ボムに噛み付いた。



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