未来・ヨッシーアイランド編
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二人の赤ちゃんをお包みに包んでから、コウノトリは出発の準備を整えた。
「じゃあなーーーーっ!!」
「達者でなーーー!!」
『元気でね〜〜〜!!』
「大きくなったら、また会いましょうね〜〜!!」
四人は二人の赤ちゃんに向けて手を振り、別れの言葉を残していく。
その声に反応した赤ちゃん二人も振り返ると_____、笑顔を浮かべていた。
「ばぶ〜〜〜〜っ!!」
「ぶ〜〜〜〜っ!!」
四人は二人の赤ちゃんとコウノトリが見えなくなるまで、手を振り続けた。
「さて、今度はおれ達となるけど……」
「どうやって、元の時代に帰りましょう?」
『タイムマシンもどこかに行っちゃったし、どうしようにも………』
「タイムマシンって、ひょっとしてこれか?」
元の時代に帰る術が無く、絶望に浸 っていた四人だったが_____、一匹のヨッシーが樽型のタイムマシンを見せると、四人の視線が釘付けになっていた。
「それだよ! どこで見つけたんだ!?」
「海に落ちてたから、拾っといたんだ。食べ物かと思ったけど、食べれなくてさ……、欲しいなら、お前らにやるよ」
「拾い食いすなーーっ!」
マリオがツッコミを入れてから機体を確認すると、ヨッシーに齧られた跡がくっきりと残っていた。
それでも、コンピューターも正常に動いた事で、センサーも四人の声に反応していた。
『これ、まだ動くみたいだよ』
「よっしゃ! じゃあ、おれ達も自分の住んでいる時代に帰るとしようぜ」
「これでホントにお別れか」
「何だかんだで、ちょっと寂しいな」
別れの瞬間が訪れ、現地のヨッシー達もマリオ達との別れを寂しがる様子を見せた。
「せめて最後に、もうひと齧りだけ………」
「食べようとすんじゃねー! 何回目だよ!」
ルイージは頭部に噛み付こうとしたヨッシーを振り払い、タイムマシンの中へと乗り込む。
四人全員が乗り込むと_____、タイムマシンは時空間に転移しようと準備を始める。
「気をつけて帰れよ〜〜」
「未来のヨッシーアイランドにも遊びに来いよ〜〜」
「お前らも元気で暮らせよ〜〜!」
『絶対、遊びに行くからね〜〜!」
互いに手を振り返し、別れの言葉を告げた。時空間への転移が完了すると、タイムマシンは一瞬して姿を消していく。
ヨッシーアイランドは静けさを取り戻し、今日もまたのどかで平和な一日をヨッシー達は送っていくのであった_______。
・
タイムマシンに乗り込んだ四人は、到着時間を現代に設定してから、ようやく一息付けると座り込んでいた。
《皆さんが過去の世界に飛んでから、未来世界も大きく変わったみたいですよ》
『何かあったの?』
《クッパが過去に行って留守にしていた間、未来世界の住民達が反乱を起こしたんです。前から準備を進めてたみたいですよ。結果としてクッパ帝国は滅亡し、平和な世界になっていると聞きました》
「へぇ、未来世界の奴等も案外やるじゃん」
薄暗く陰気な雰囲気が漂っていた未来世界でも、強者に歯向かう勇気ある者が残っていた事にマリオは感心していた。
「わたし達、もう一つの世界も救っちゃいましたね」
『めでたくハッピーエンドだね〜』
「帰ったら、久しぶりにピーチ姫に会いに行かなくちゃ♡」
マリオの言葉を聞いたルイージは、頭の中で何かが引っかかってた。それを思い出すのに時間がかかり、しばらく考え込む。
「ピーチ姫?、……、…………あぁっ!!」
引っかかっていた事の正体を思い出すと______、ルイージは驚いて声をあげる。
「ルイージさん、いきなりどうしたんですか?」
「すっかり忘れてた……、………、………黄金像の事!!」
・
現代に戻った四人は休む暇などなく____、招集を受けてピーチ城の一室に連れてこられていた。
「みんな、おかえりなさい。キッチン島はどうだった?」
穏やかな笑みを浮かべ、ピーチ姫に出迎えられたが_____、四人の気持ちは、どんよりと曇っていた。
「お、面白い所でしたよ」
「色々な観光名所もあって……」
「美味しい食べ物も沢山ありましたよ〜……」
『ファンタスティックな所でした〜………、あはは〜………』
四人はそれぞれ感想を述べたが、目は泳ぎ、心ここにあらずで怯えきっている様子であった。
「そうだったの……ところで、黄金像はどこに置いてくれたのかしら? 届けてくれるのを楽しみにしてたのよ♡」
早速本題に入られ、四人はビクッと肩を震わせる。誰も口を開かなくなった事でピーチ姫から、訝しげな目を向けられた。
ルイージがマリオの背中を思いきり押し、生贄としてピーチ姫に兄を差し出した。
「マリオ、黄金像は?」
「黄金像は……、無くしちゃったんだ"ゾウ"〜………、な、なんちゃって………、………」
マリオは渾身のダジャレを披露し、この場を乗り切ろうとした。
ピーチ姫の顳かみにシワが寄せられ、笑顔を浮かべながらも静かに怒りのオーラを発せられた。限界に達した四人は、部屋から逃げ出していく。
「待ちなさ〜〜い!!」
ピーチ姫も部屋を出て、四人を追いかけていく。
「何で、黄金像が無くなったりするのよっ!どっかに、落としてきたんじゃないでしょうねっ!?」
「こ、これには……、ふか〜〜い訳があるんですよ〜〜〜!!」
「今までの事を話しても、絶対に信じてくれないぞーーっ!」
『久々に本気で怒ってるの見たよ〜!』
「やっぱり、ピーチ姫が一番強いです〜〜!」
途中から、誰をピーチ姫の犠牲にするかで争いが始まった。
結果として、未来世界に行くと言い出しっぺであったマリオと勝手に決められたのである。
「宝探しなんて、もう絶対にやらねぇぞ〜〜!!」
・
未来・ヨッシーアイランド編 完結
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二人の赤ちゃんをお包みに包んでから、コウノトリは出発の準備を整えた。
「じゃあなーーーーっ!!」
「達者でなーーー!!」
『元気でね〜〜〜!!』
「大きくなったら、また会いましょうね〜〜!!」
四人は二人の赤ちゃんに向けて手を振り、別れの言葉を残していく。
その声に反応した赤ちゃん二人も振り返ると_____、笑顔を浮かべていた。
「ばぶ〜〜〜〜っ!!」
「ぶ〜〜〜〜っ!!」
四人は二人の赤ちゃんとコウノトリが見えなくなるまで、手を振り続けた。
「さて、今度はおれ達となるけど……」
「どうやって、元の時代に帰りましょう?」
『タイムマシンもどこかに行っちゃったし、どうしようにも………』
「タイムマシンって、ひょっとしてこれか?」
元の時代に帰る術が無く、絶望に
「それだよ! どこで見つけたんだ!?」
「海に落ちてたから、拾っといたんだ。食べ物かと思ったけど、食べれなくてさ……、欲しいなら、お前らにやるよ」
「拾い食いすなーーっ!」
マリオがツッコミを入れてから機体を確認すると、ヨッシーに齧られた跡がくっきりと残っていた。
それでも、コンピューターも正常に動いた事で、センサーも四人の声に反応していた。
『これ、まだ動くみたいだよ』
「よっしゃ! じゃあ、おれ達も自分の住んでいる時代に帰るとしようぜ」
「これでホントにお別れか」
「何だかんだで、ちょっと寂しいな」
別れの瞬間が訪れ、現地のヨッシー達もマリオ達との別れを寂しがる様子を見せた。
「せめて最後に、もうひと齧りだけ………」
「食べようとすんじゃねー! 何回目だよ!」
ルイージは頭部に噛み付こうとしたヨッシーを振り払い、タイムマシンの中へと乗り込む。
四人全員が乗り込むと_____、タイムマシンは時空間に転移しようと準備を始める。
「気をつけて帰れよ〜〜」
「未来のヨッシーアイランドにも遊びに来いよ〜〜」
「お前らも元気で暮らせよ〜〜!」
『絶対、遊びに行くからね〜〜!」
互いに手を振り返し、別れの言葉を告げた。時空間への転移が完了すると、タイムマシンは一瞬して姿を消していく。
ヨッシーアイランドは静けさを取り戻し、今日もまたのどかで平和な一日をヨッシー達は送っていくのであった_______。
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タイムマシンに乗り込んだ四人は、到着時間を現代に設定してから、ようやく一息付けると座り込んでいた。
《皆さんが過去の世界に飛んでから、未来世界も大きく変わったみたいですよ》
『何かあったの?』
《クッパが過去に行って留守にしていた間、未来世界の住民達が反乱を起こしたんです。前から準備を進めてたみたいですよ。結果としてクッパ帝国は滅亡し、平和な世界になっていると聞きました》
「へぇ、未来世界の奴等も案外やるじゃん」
薄暗く陰気な雰囲気が漂っていた未来世界でも、強者に歯向かう勇気ある者が残っていた事にマリオは感心していた。
「わたし達、もう一つの世界も救っちゃいましたね」
『めでたくハッピーエンドだね〜』
「帰ったら、久しぶりにピーチ姫に会いに行かなくちゃ♡」
マリオの言葉を聞いたルイージは、頭の中で何かが引っかかってた。それを思い出すのに時間がかかり、しばらく考え込む。
「ピーチ姫?、……、…………あぁっ!!」
引っかかっていた事の正体を思い出すと______、ルイージは驚いて声をあげる。
「ルイージさん、いきなりどうしたんですか?」
「すっかり忘れてた……、………、………黄金像の事!!」
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現代に戻った四人は休む暇などなく____、招集を受けてピーチ城の一室に連れてこられていた。
「みんな、おかえりなさい。キッチン島はどうだった?」
穏やかな笑みを浮かべ、ピーチ姫に出迎えられたが_____、四人の気持ちは、どんよりと曇っていた。
「お、面白い所でしたよ」
「色々な観光名所もあって……」
「美味しい食べ物も沢山ありましたよ〜……」
『ファンタスティックな所でした〜………、あはは〜………』
四人はそれぞれ感想を述べたが、目は泳ぎ、心ここにあらずで怯えきっている様子であった。
「そうだったの……ところで、黄金像はどこに置いてくれたのかしら? 届けてくれるのを楽しみにしてたのよ♡」
早速本題に入られ、四人はビクッと肩を震わせる。誰も口を開かなくなった事でピーチ姫から、訝しげな目を向けられた。
ルイージがマリオの背中を思いきり押し、生贄としてピーチ姫に兄を差し出した。
「マリオ、黄金像は?」
「黄金像は……、無くしちゃったんだ"ゾウ"〜………、な、なんちゃって………、………」
マリオは渾身のダジャレを披露し、この場を乗り切ろうとした。
ピーチ姫の顳かみにシワが寄せられ、笑顔を浮かべながらも静かに怒りのオーラを発せられた。限界に達した四人は、部屋から逃げ出していく。
「待ちなさ〜〜い!!」
ピーチ姫も部屋を出て、四人を追いかけていく。
「何で、黄金像が無くなったりするのよっ!どっかに、落としてきたんじゃないでしょうねっ!?」
「こ、これには……、ふか〜〜い訳があるんですよ〜〜〜!!」
「今までの事を話しても、絶対に信じてくれないぞーーっ!」
『久々に本気で怒ってるの見たよ〜!』
「やっぱり、ピーチ姫が一番強いです〜〜!」
途中から、誰をピーチ姫の犠牲にするかで争いが始まった。
結果として、未来世界に行くと言い出しっぺであったマリオと勝手に決められたのである。
「宝探しなんて、もう絶対にやらねぇぞ〜〜!!」
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未来・ヨッシーアイランド編 完結
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