ワリオランド編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
.
「あの鼻水を何とかしないとな」
「鼻の穴を塞いじゃえばいいんですよ」
ヨッシーの提案を聞き入れたマリオは、慣れた手つきでヨッシーの体を掴む。
「じゃあ、お前の出番だ」
「わたしが鼻栓ですかっ!」
ヨッシーが投げ飛ばされる形でゴーレム鼻に突っ込んだ事で、鼻水が出てくるのは収まった。しかし時間が経つにつれ、ゴーレムの頭部が肥大化し、穴が空くと溜まっていた鼻水が飛び出た。
『汚いってば〜〜!』
「どんな頭しとんじゃい!」
今度は、ゴーレムの腹部に付けられている扉が開かれた。するとそこから、ゴーレムの体内に入っていたブロック等が大量に排出され、マリオ達はダメージを受ける。
「このままじゃ、ゲームオーバーになっちゃいますよ」
排出されたブロックの中で、🌸はニンニクを見つけた。
『ニンニクかぁ。ワリオが居りゃ何とかなりそうだけど………』
🌸が手にしたニンニクを見てから、マリオは抱えていたハートパワーのブロックに目を向けると、何かを閃いた。
「おれ達には、まだつきがあるぜ」
マリオはジョブチェンジをし、医者 マリオへと変身すると、ニンニクとハートパワーのブロックを用いてカプセルを作り出した。
「マリオ特製鼻炎用カプセル、飲めばたちまち花粉症も治っちまうぜ」
マリオはそう言い、ゴーレムにカプセルを渡すと、ゴーレムも花粉症が治ると分かり、笑顔を浮かべてカプセルを飲み込んだ。
「薬までやっちゃって、どーすんだよ!」
「まぁ見てなって。すぐに効き目が現れるからよ」
マリオの言葉通り、ゴーレムに飲み込まれたカプセルに入っていたニンニクはハートパワーを受け、葉っぱが生え始め、長い蔦がゴーレムの体を拘束していく。
『何を仕込んだの?』
「ニンニクとハートパワー配合の特製カプセルだ」
「こっちもニンニクパワーの臭いでパワー倍増だ!黄金像を取り返したぞ!」
同じくワリオも、好物のニンニクの臭いを嗅いだ事でパワーアップし、黄金像を奪い返した。
「よっしゃあ!いいぞ、ワリオ!」
マリオは喜びを顕にしたが、窓から顔を覗かせたシロップの手には槍が握られていた。
「こうしてやるわ」
ワリオの臀部に槍が刺されると、ダメージを受けてチビワリオへとパワーダウンしてしまった、飛行能力を失ったワリオは黄金像と共にゴーレムの真上に落下していった。それにより、ゴーレムは戦闘不能となり、動かなくなる。
ウィーーーーン
ウィーーーーン
その時、どこかから奇妙な音がし始めた。
「なんの音だ?」
『黄金像から聞こえてくるよ』
その音を聞き、シロップはハッとした表情をして汗を垂らす。
「今の衝撃で、"あの装置"が作動したんだわ……あたしは知らないからねーー!」
「おい、待てよ!どういう事だ!?」
『何か教えてよー!』
マリオと🌸が声を掛けるも、シロップは何かを恐れている様子を見せてキッチン島から逃亡していく。
グオ〜〜〜ッ!
ギュルルル!
ググ〜〜〜〜ッ!!
『今度は何の音?』
「今のは、わたしの腹の音ですよ」
「紛らわしい音を出すな〜〜〜っ!」
ヨッシーの過剰な腹の音に対して、マリオがツッコミを入れた。だがその時、ワリオを除いた四人は何かに拘束され、身動きが取れなくなった。
「黄金像の舌に捕まってるんだ!!」
四人は抵抗すら出来ず、黄金像の口内に飲み込まれていく。
「マリオ達が食われちまった!?」
ワリオが呆然と立ちすくしていると、黄金像が輝き出すと轟音が鳴り出した。光が収まった頃に目を開けると______四人はおろか、黄金像が消えていた。
「黄金像が……、消えてしまった………、みんなも、連れて…………」
訳が分からず突然、四人も姿を消してしまった中で物語が締めくくられようとしている事実に、ワリオは涙を流し始める。
「こんな終わり方ってあるかよ〜〜!オレを一人にしないでくれよ〜〜〜!」
涙ぐむワリオの肩を優しく叩いたのは、デンプーであった。
「一人やないで。このデンプーがおるやないか。最後の力を振り絞って、でっかいワリオ城を作ったるわ!」
「うおーーっ!ホントかよーーー!!」
そう言ったデンプーは、ワリオの前で魔法を繰り出した。自分の城を手に入れるという目的が達成される______かと思われたが、出来たのは犬小屋であった。
「嘘つきーー!犬小屋じゃないかーーー!!」
「そもそも、金 が無いやないか」
シロップの逃亡により、ブラックシュガー海賊団は事実上の壊滅状態となった。そして、キッチン島に春が訪れる。
だがらマリオ達が黄金像にどこかへ連れ去られた事で新たな謎が残された。
・
ワリオランド編 完結
.
「あの鼻水を何とかしないとな」
「鼻の穴を塞いじゃえばいいんですよ」
ヨッシーの提案を聞き入れたマリオは、慣れた手つきでヨッシーの体を掴む。
「じゃあ、お前の出番だ」
「わたしが鼻栓ですかっ!」
ヨッシーが投げ飛ばされる形でゴーレム鼻に突っ込んだ事で、鼻水が出てくるのは収まった。しかし時間が経つにつれ、ゴーレムの頭部が肥大化し、穴が空くと溜まっていた鼻水が飛び出た。
『汚いってば〜〜!』
「どんな頭しとんじゃい!」
今度は、ゴーレムの腹部に付けられている扉が開かれた。するとそこから、ゴーレムの体内に入っていたブロック等が大量に排出され、マリオ達はダメージを受ける。
「このままじゃ、ゲームオーバーになっちゃいますよ」
排出されたブロックの中で、🌸はニンニクを見つけた。
『ニンニクかぁ。ワリオが居りゃ何とかなりそうだけど………』
🌸が手にしたニンニクを見てから、マリオは抱えていたハートパワーのブロックに目を向けると、何かを閃いた。
「おれ達には、まだつきがあるぜ」
マリオはジョブチェンジをし、
「マリオ特製鼻炎用カプセル、飲めばたちまち花粉症も治っちまうぜ」
マリオはそう言い、ゴーレムにカプセルを渡すと、ゴーレムも花粉症が治ると分かり、笑顔を浮かべてカプセルを飲み込んだ。
「薬までやっちゃって、どーすんだよ!」
「まぁ見てなって。すぐに効き目が現れるからよ」
マリオの言葉通り、ゴーレムに飲み込まれたカプセルに入っていたニンニクはハートパワーを受け、葉っぱが生え始め、長い蔦がゴーレムの体を拘束していく。
『何を仕込んだの?』
「ニンニクとハートパワー配合の特製カプセルだ」
「こっちもニンニクパワーの臭いでパワー倍増だ!黄金像を取り返したぞ!」
同じくワリオも、好物のニンニクの臭いを嗅いだ事でパワーアップし、黄金像を奪い返した。
「よっしゃあ!いいぞ、ワリオ!」
マリオは喜びを顕にしたが、窓から顔を覗かせたシロップの手には槍が握られていた。
「こうしてやるわ」
ワリオの臀部に槍が刺されると、ダメージを受けてチビワリオへとパワーダウンしてしまった、飛行能力を失ったワリオは黄金像と共にゴーレムの真上に落下していった。それにより、ゴーレムは戦闘不能となり、動かなくなる。
ウィーーーーン
ウィーーーーン
その時、どこかから奇妙な音がし始めた。
「なんの音だ?」
『黄金像から聞こえてくるよ』
その音を聞き、シロップはハッとした表情をして汗を垂らす。
「今の衝撃で、"あの装置"が作動したんだわ……あたしは知らないからねーー!」
「おい、待てよ!どういう事だ!?」
『何か教えてよー!』
マリオと🌸が声を掛けるも、シロップは何かを恐れている様子を見せてキッチン島から逃亡していく。
グオ〜〜〜ッ!
ギュルルル!
ググ〜〜〜〜ッ!!
『今度は何の音?』
「今のは、わたしの腹の音ですよ」
「紛らわしい音を出すな〜〜〜っ!」
ヨッシーの過剰な腹の音に対して、マリオがツッコミを入れた。だがその時、ワリオを除いた四人は何かに拘束され、身動きが取れなくなった。
「黄金像の舌に捕まってるんだ!!」
四人は抵抗すら出来ず、黄金像の口内に飲み込まれていく。
「マリオ達が食われちまった!?」
ワリオが呆然と立ちすくしていると、黄金像が輝き出すと轟音が鳴り出した。光が収まった頃に目を開けると______四人はおろか、黄金像が消えていた。
「黄金像が……、消えてしまった………、みんなも、連れて…………」
訳が分からず突然、四人も姿を消してしまった中で物語が締めくくられようとしている事実に、ワリオは涙を流し始める。
「こんな終わり方ってあるかよ〜〜!オレを一人にしないでくれよ〜〜〜!」
涙ぐむワリオの肩を優しく叩いたのは、デンプーであった。
「一人やないで。このデンプーがおるやないか。最後の力を振り絞って、でっかいワリオ城を作ったるわ!」
「うおーーっ!ホントかよーーー!!」
そう言ったデンプーは、ワリオの前で魔法を繰り出した。自分の城を手に入れるという目的が達成される______かと思われたが、出来たのは犬小屋であった。
「嘘つきーー!犬小屋じゃないかーーー!!」
「そもそも、
シロップの逃亡により、ブラックシュガー海賊団は事実上の壊滅状態となった。そして、キッチン島に春が訪れる。
だがらマリオ達が黄金像にどこかへ連れ去られた事で新たな謎が残された。
・
ワリオランド編 完結
.