ワリオランド編
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「こっちには、強い味方が居るんだから……、いでよ、デンプー!」
シロップの言葉を聞いたランプが、小刻みに震え出す。
口から大量の煙が溢れ出てくると_____、風船の様に丸まった腹が特徴的な肥満型のランプの精が現れた。
「お呼びでっか? ご主人様」
「アンタ達を始末するランプの精、デンプーよ! さぁ、やっちゃいなさい!!」
命令を聞いたデンプーが四人に攻撃を仕掛けようとしたが_____、すんでのところで、シロップの元へ戻っていく。
「あ、そやそや。その願い聞く前に、料金貰わんと」
「ケチな事を言うんじゃないわよ! 早くやっつけてよっ!!」
「それなら、帰らせてもらいまっか」
「無理やり戻るんじゃな〜〜い!」
金 を支払わなければ命令を聞かないデンプーは、自らランプの中に戻ろうとする。
「デンプーは、金 で願いを聞いてくれる様だな」
「わたし達が金 を出せば、こっちの味方になりますね」
『あれ……、でもパセリの森で、すっからかんになったんだっけ?』
🌸の言葉を聞き、ルイージとヨッシーは硬直して汗を垂らし始める。
「ワリオ、金 無いのかっ!?」
「オレ様もすっからかんで、一枚もねーんだよ」
パセリの森でゼニスキーに入場料を取られる等して、四人は誰一人、金 を所持していなかったのだ。
「お金ならあげるわ。だから、早くやっつけちゃってよ!」
シロップが先に金 を用意すると、デンプーは改めてシロップ側についた。
「行きまっせ〜〜……、デ・ン・プーーッ!!」
デンプーは力 を溜め、エネルギー波を四人に向けて何度も放つ。その威力は凄まじく、一度でも当たれば相当なダメージが入るだろう。
「何て力 だ!マリオは大丈夫か!?」
ルイージの心配をよそに_____、マリオは酔っ払っている状態ながら、デンプーの攻撃を奇跡的に全て回避していた。
「上手くかわしてますよ」
「酔っ払ってるだけじゃないか!」
「ほんなら、デカイ弾でとどめを刺しまっせ〜〜〜っ!!」
確実にマリオにダメージを与えようと目論むデンプーは、先程よりも力 を溜め、エネルギー波を放とうとする。
「今度当たったら、おしまいですよ!」
『こういう時に数合わせだよ』
汗を垂らしながら、🌸は_____、酔っ払っているマリオを引っ張ってくる。それと同時に、デンプーのエネルギー波が放たれた。
『マリオ、頼んだよ!』
マリオを盾にして、デンプーのエネルギー波を防ごうと考えた。
後ろから他の三人も🌸を支える形で立っていたが、次第にエネルギー波に押され始め、爆発を起こした。
「やった! アイツら全員、倒したわっ!!」
シロップが喜びの声を上げるが______、傷だらけになったマリオは快活に起き上がる。
「あ〜あ、すっかり酔いが覚めちまったぜ。なんか派手な宴会になってんな」
「宴会じゃねーよ! デンプーにやられてんだよーーっ!!」
「もうお酒ないの?」
「まだそんな事言ってんですか!」
酔いは覚めたが、未だに酒を欲しがるマリオにルイージやヨッシーは呆れ返る。
「呑気な事ね」
「ほな、もう一発いきまっせーーーっ!!」
『今度は、もうダメかも〜!』
マリオを盾にしても大ダメージを受けた🌸は、何も無い状態でエネルギー波をやり過ごすのは無理だと悟る。
「さぁ、みんな飲め飲めっ!」
マリオは、城内に落ちていた______、パワーアップ用のつぼをルイージとワリオに渡した。
それにより、ジェットマリオ、ブルワリオ、ドラゴンルイージへと変身していく。
『それなら、デンプーに対抗出来るよ!』
「構わないで、やっちゃいなさい!」
「もう当たるもんか! みんな、やっちまえ!!」
三人はデンプーの攻撃を回避しながら、総攻撃を仕掛ける。1vs3かつ全員がパワーアップ状態で挑まれ、さすがのデンプーも体にダメージが蓄積されて倒れ込む。
「もう伸びちゃったの!? そんなんじゃ金 、返してもらうわよ!!」
『返してもらうなら、わたし達にちょーだい♡』
「あたしの金 よっ!」
「もろたもんは返しまへん………、その代わり、きっちり願い事はききまっせ!」
デンプーはエネルギー波を出す事はなく____、代わりに、自身が入っていたランプに魔法をかけた。何か起きるのかと身構えていた🌸達だったが、一見変わっている様子は見られない。
「何も起きてないじゃないか」
「大ボケ魔人だったみたいですね」
ワリオとヨッシーが安心したのも束の間_____、ルイージはある事に気がつくと、声をあげた。
「おい……、マリオが居ないぞ!」
「ようやっと、気づいたようやな」
デンプーが意味深に笑みを浮かべると_____、古びたランプが先程の小刻みな動きと打って代わり、激しく動き始めた。
「ランプに閉じ込められた〜〜! 助けてくれ〜〜〜!!」
『マリオ……、この中に、閉じ込められちゃったの!?』
「今回はこれで終わりや。次回分の料金、先に貰いまっせ」
「このドケチッ!」
・
◆名所紹介
・シロップ城
ブラックシュガー海賊団の本拠地。
◆敵キャラ紹介
・デンプー
肥満型のランプの魔人。ゲーム版では、ランプから出てくる雲を利用して頭を踏みつけて攻撃する。
・シロップ
ブラックシュガー海賊団の親玉。その後の作品(ワリオランドシェイク等)にも登場し、ワリオとは宿敵 の様な関係が描写されている。
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「こっちには、強い味方が居るんだから……、いでよ、デンプー!」
シロップの言葉を聞いたランプが、小刻みに震え出す。
口から大量の煙が溢れ出てくると_____、風船の様に丸まった腹が特徴的な肥満型のランプの精が現れた。
「お呼びでっか? ご主人様」
「アンタ達を始末するランプの精、デンプーよ! さぁ、やっちゃいなさい!!」
命令を聞いたデンプーが四人に攻撃を仕掛けようとしたが_____、すんでのところで、シロップの元へ戻っていく。
「あ、そやそや。その願い聞く前に、料金貰わんと」
「ケチな事を言うんじゃないわよ! 早くやっつけてよっ!!」
「それなら、帰らせてもらいまっか」
「無理やり戻るんじゃな〜〜い!」
「デンプーは、
「わたし達が
『あれ……、でもパセリの森で、すっからかんになったんだっけ?』
🌸の言葉を聞き、ルイージとヨッシーは硬直して汗を垂らし始める。
「ワリオ、
「オレ様もすっからかんで、一枚もねーんだよ」
パセリの森でゼニスキーに入場料を取られる等して、四人は誰一人、
「お金ならあげるわ。だから、早くやっつけちゃってよ!」
シロップが先に
「行きまっせ〜〜……、デ・ン・プーーッ!!」
デンプーは
「何て
ルイージの心配をよそに_____、マリオは酔っ払っている状態ながら、デンプーの攻撃を奇跡的に全て回避していた。
「上手くかわしてますよ」
「酔っ払ってるだけじゃないか!」
「ほんなら、デカイ弾でとどめを刺しまっせ〜〜〜っ!!」
確実にマリオにダメージを与えようと目論むデンプーは、先程よりも
「今度当たったら、おしまいですよ!」
『こういう時に数合わせだよ』
汗を垂らしながら、🌸は_____、酔っ払っているマリオを引っ張ってくる。それと同時に、デンプーのエネルギー波が放たれた。
『マリオ、頼んだよ!』
マリオを盾にして、デンプーのエネルギー波を防ごうと考えた。
後ろから他の三人も🌸を支える形で立っていたが、次第にエネルギー波に押され始め、爆発を起こした。
「やった! アイツら全員、倒したわっ!!」
シロップが喜びの声を上げるが______、傷だらけになったマリオは快活に起き上がる。
「あ〜あ、すっかり酔いが覚めちまったぜ。なんか派手な宴会になってんな」
「宴会じゃねーよ! デンプーにやられてんだよーーっ!!」
「もうお酒ないの?」
「まだそんな事言ってんですか!」
酔いは覚めたが、未だに酒を欲しがるマリオにルイージやヨッシーは呆れ返る。
「呑気な事ね」
「ほな、もう一発いきまっせーーーっ!!」
『今度は、もうダメかも〜!』
マリオを盾にしても大ダメージを受けた🌸は、何も無い状態でエネルギー波をやり過ごすのは無理だと悟る。
「さぁ、みんな飲め飲めっ!」
マリオは、城内に落ちていた______、パワーアップ用のつぼをルイージとワリオに渡した。
それにより、ジェットマリオ、ブルワリオ、ドラゴンルイージへと変身していく。
『それなら、デンプーに対抗出来るよ!』
「構わないで、やっちゃいなさい!」
「もう当たるもんか! みんな、やっちまえ!!」
三人はデンプーの攻撃を回避しながら、総攻撃を仕掛ける。1vs3かつ全員がパワーアップ状態で挑まれ、さすがのデンプーも体にダメージが蓄積されて倒れ込む。
「もう伸びちゃったの!? そんなんじゃ
『返してもらうなら、わたし達にちょーだい♡』
「あたしの
「もろたもんは返しまへん………、その代わり、きっちり願い事はききまっせ!」
デンプーはエネルギー波を出す事はなく____、代わりに、自身が入っていたランプに魔法をかけた。何か起きるのかと身構えていた🌸達だったが、一見変わっている様子は見られない。
「何も起きてないじゃないか」
「大ボケ魔人だったみたいですね」
ワリオとヨッシーが安心したのも束の間_____、ルイージはある事に気がつくと、声をあげた。
「おい……、マリオが居ないぞ!」
「ようやっと、気づいたようやな」
デンプーが意味深に笑みを浮かべると_____、古びたランプが先程の小刻みな動きと打って代わり、激しく動き始めた。
「ランプに閉じ込められた〜〜! 助けてくれ〜〜〜!!」
『マリオ……、この中に、閉じ込められちゃったの!?』
「今回はこれで終わりや。次回分の料金、先に貰いまっせ」
「このドケチッ!」
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◆名所紹介
・シロップ城
ブラックシュガー海賊団の本拠地。
◆敵キャラ紹介
・デンプー
肥満型のランプの魔人。ゲーム版では、ランプから出てくる雲を利用して頭を踏みつけて攻撃する。
・シロップ
ブラックシュガー海賊団の親玉。その後の作品(ワリオランドシェイク等)にも登場し、ワリオとは
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