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ルイージを新たに仲間を加え、四人は遂にシロップ城に辿り着いた。パセリの森で入手した三つの水晶玉を扉に組み込むと、音を立てて扉が開いていく。





マリオ達が城に乗り込んだ事を知ったクリクリは_____、ボスである、女海賊のシロップの元へと報告に向かった。


「たわけ者ーーっ！ よくも易々と入れたわね！」
「おいらのせいじゃないっすよ！」


報告をしに部屋に赴いたクリクリだったが、シロップの蹴りを受けて早々に傷だらけとなる。


「まっ、いいわ。どうせこの城の"トラップ"に掛かって……」
「ここにもありますけど」
「それは"トラック"！ 仕掛けたのは"トラップ"、罠の事よ！」
「シロップ様、"縄"はイヤッ！」
「"罠"だってばっ！」


クリクリから二連続でボケを繰り出され、シロップはツッコミを入れていく。


「見てなさい……、簡単に、黄金像は渡しはしないわよ」


シロップがそう言うと_____、部屋の隅に置かれている、古びたランプが怪しく光った。




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シロップ城に乗り込み、五人は黄金像を奪い返す為に最奥の部屋を目指していた。


「さぁ、いよいよ最終決戦（ラストバトル）だぜ！ みんな、抜かるんじゃないぞ！！」


ラスボスとの決戦を控え、ルイージはいつもより気合いが入っていた。


『みんな、宴会で盛り上がってるよ〜』
「賑やかに騒いでる場合かよっ！！」


対して、マリオ達は_____、敵の敷地内にも関わらず派手な宴会を開催し、どんちゃん騒ぎを起こしていた。


「ルイージさん。これは敵を欺く作戦ですよっ」
「わざと騒いで、敵を油断させているんだ」


ヨッシーとワリオに作戦の意図を説明されると、ルイージも渋々納得した。


「ルイージも飲めよ〜〜〜っ」
「マリオは本気で酔っ払ってるぞ」
「主人公（マリオ）が腑抜けになっちゃ、おしまいね」


宴会が盛り上がっていた中_____、背後から、女性の声が聞こえた。


『誰？』
「アタシがブラックシュガー団のボス……、キャプテンシロップよ！」


今回の勝負に勝つ自信があったのか、シロップは直々に五人の元へ訪れた。



そんな中_____、酔っ払っているマリオが勢いよく立ち上がった。


「鬼平もあるわ」
「まだ酔っ払ってます〜〜〜っ」
『マリオは、数に入れなくていいよ』


今の状況を全く理解出来ていないマリオを抜かし、四人はシロップと対峙する。



するとシロップは_____、部屋に置いてあった古びたランプを取り出し、擦り始める。



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