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「時空変換モード！」


クッパは銃に搭載された機能を使うと、一瞬にして未来世界から姿を消していった。マリオ達は突然と姿を消したクッパに驚きつつも、辺りを見回した。


「どこへ行ったんだ！？」
▼クッパは過去へ行った！


空中にクッパの行先が書かれたメッセージウィンドウが表示された事で、四人はクッパを追いかける為に、過去の世界に向かう事を決めた。


「でも、タイムマシンが無いぞ」
『あそこにめちゃくちゃ売ってるよ』


🌸が指した場所には_____、様々な形で施されたタイムマシンが大量に売られている出店があった。


「この時代じゃ、いくらでも手に入るのか」
『未来さまさまだね〜』


今さっき姿を消したクッパを見失わない且（か）つ高性能の物を選ぶ為、どれに乗るか悩んでいた時に、店主から樽型のタイムマシンを勧められる。


「よし、買った！」
「マリオさん、お金あるんですか？」


ヨッシーの問いかけに、マリオは妖しく笑った。それを見て、ヨッシーは嫌な予感を察知したが____、マリオに先手を取られて、体を掴まれる。


「コイツを代わりに置いてくから、代金分（だいきんぶん）こき使ってやってくれ」
「そんな〜〜〜〜っ！！」


マリオは仲間であるヨッシーを売る形で店長に渡すと、急いでタイムマシンに乗り込んでいく。


「行くぞ！ ルイージ！ 🌸！」


マリオに続き、ルイージと🌸もタイムマシンに乗り込もうとする。🌸は蓋を閉める直前に_____、涙を流すヨッシーと目が合った。


『ヨッシー！ 帰って来たら、必ず迎えに行くからね！』


タイムマシンの蓋を閉める直前、🌸はヨッシーにそう声を掛けた。

蓋が閉められるとタイムマシンの電源が作動して_____、時空間へと転移されていった。



「マリオさ〜〜ん！ ルイージさ〜〜ん！ 🌸さ〜〜〜ん！！」




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同時刻_____、時空間には一足早く空間転移して、過去の世界へと向かっているクッパの姿があった。


「過去に舞い戻って、マリオ達が生まれる前に消してやる。ガキの頃なら簡単に倒せるもんね」


マリオ達を消す為に、自らが過去に遡り、赤ん坊のマリオを始めに始末しようと計画を企てていた。我ながら名案を思いついたと、クッパは不気味に笑った。



「待て〜〜〜！ クッパ〜〜〜！！」
『もう逃げらんないよ！』



その時、背後から____、未来の世界に残されていた筈のマリオと🌸の声が聞こえてくると、クッパは苦い顔を浮かべた。


「樽公、見失うんじゃねぇぞ」
《大丈夫ですよ。ちゃんと、クッパの臭いを追ってますから》
「犬か、お前は！」


タイムマシンに搭載されているセンサーは、マリオの声掛けに応じるとクッパの匂いを探知して、引き続き、追跡を行っていく。


「これならどうだ」


センサーの追跡から逃れようとしたクッパが腰を突き出すと_____、樽型のタイムマシンめがけて、オナラを噴射した。


『ヤダーーッ！』
《臭いが分かりませ〜〜ん！！》


クッパの匂いとオナラが混ざってしまい、、センサーは追跡不可能と判断された。その隙を見て、クッパはマリオ達から離れていき、過去の世界へと転移されていった。




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ここはクッパ城、ヨッシーアイランド支部。未来世界に赴いたクッパの帰還を手下のカメックが待ち侘びていた。


「そろそろ、大王様が未来からお戻りになる時間ですね……」
「ただいま〜〜〜！！」


時空間からクッパが姿を現したが、着地場所にて自分の帰りを待っていたカメックと衝突した。

そのショックでカメックはその場に倒れ、意識が朦朧（もうろう）となってしまった。


「カメックの奴、呑気に寝てやがる。もうすぐ、マリオ達を連れたコウノトリがやって来るというのに……」


昼寝をしているとと勘違いしたクッパであったが、カメックに近づくとその場に腰を下ろした。



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