スーパーマリオワールド編
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キノコ王国から遥か南に位置する島国____恐竜ランド。ピーチ姫からの誘いを受け、幼馴染であるマリオとルイージと共に🌸はバカンスに訪れていた。
ヨースター島に到着し、ピーチ姫を除いた三人は浜辺で楽しく過ごしていた。
「ルイージ!助けてくれ〜〜!」
ルイージと🌸は、海の方からマリオの声が聞こえて振り向いた。
「待ってろ、いま助けてやる!」
兄のマリオが溺れていると分かると、弟のルイージは助けに向かう為に泳ぎ出した。🌸はルイージの後ろ姿を見送るが、マリオの動きに首を傾げた。
「ウソだよ〜ん。カエルスーツ持ってるもんね〜」
「しょーもないマネすんなっ!」
溺れたフリをして二人をからかっていたと分かると、ルイージはマリオの頭部を叩いた。
『そのうち、ホントに溺れるよ〜』
「🌸、ピーチ姫は?」
『水着に着替えてくるって言ってたよ』
想い人の水着姿を今から楽しみにしているマリオの姿を見て、🌸はいつもの光景であると苦笑いした。
三人はピーチ姫が現れるのを今か今かと待っていたが______ようやく現れたかと思ったが、ピーチ姫の変装をしたクリボンが走って三人の前に立ち止まった。明らかに様子がおかしい事は誰にでも理解出来た。
「ピーチ姫をどこへやった!?」
《ピーチ姫は、わしが攫った!》
マリオがクリボンに問いかけると、恐竜ランドに居るはずのない宿敵 が突如として目の前に現れ、大きな声を上げて驚いた。
「思いっきり驚くな。人形じゃないか」
『マリオの目の前に現れたから、余計にね』
「大王様はこの人形を通じて、話されているのだ」
《よく聞け、マリオ、ルイージ、🌸、今度こそ貴様らもおしまいだ。我が新生クッパ軍団は最強なり!!》
以前、七つの王国で悪事を働いてマリオ達に懲らしめられたばかりの筈が、またしても異国で同じような事をしようと懲りないクッパであった。だが、その時と同じくピーチ姫が攫われた事に変わりない。
「言いたいこと言いやがって!」
怒りを込めて拳を構えると、マリオはクッパ人形を殴ろうとした。
《この人形を殴ると、爆発するぞ》
マリオは慌てて拳を引っ込め、有り余った力はルイージの顔面に当てる事で消え去った。
「いて〜〜よ」
「我慢しろよ。爆発せずに済んだんだからよ」
《なお、この人形は要件が済み次第、自動的に爆発する。終わり》
終わり、と告げられるとクッパ人形からカチカチ…と音が鳴り出した。三人が逃げる間もなく、クッパ人形は爆発し、海辺から黒い煙が上がる。
「おれは単なる殴られ損だ!くそぉ!」
『ピーチ姫もまた攫われちゃったし……』
ここで倒れていても、ピーチ姫が帰ってくる訳でもない。三人はいつもの事だと割り切ると立ち上がり、クッパを倒す為に恐竜ランドにて冒険を開始した。
「行くぜ、ルイージ!🌸!ピーチ姫を救出するんだ!」
「おーっ!」
『クッパも懲りないんだからっ』
ヨースター島内を駆け抜けていく。クッパの手下の姿もだが、島民である筈の恐竜の姿をまだ目にしていない。
そんな中______三人は道の先に倒れている緑色の体をした恐竜を発見した。
「酷いケガだぜ」
『可哀想……』
体の至る所に傷が出来ており、どれも新しく出来た物であった。何者かに倒されたのだと、ある程度の戦闘経験を積んでいる三人は瞬時に理解した。
「よし、おれが治してやろう。医者 もやってるからな」
『ゲームが違うよ〜』
マリオは医者 の格好に扮して、どこからか巨大なカプセルを取り出すと、無理やり飲ませる形で恐竜の口に突っ込ませた。
恐竜は何とかカプセルを飲み込むと、意識を取り戻した。
「おっ、気がついた」
「元気になったか?」
マリオとルイージが問いかけると、恐竜は笑顔を浮かべた。
「はい!わたし、ヨッシーです!」
感謝の言葉を述べると、口から炎を吐き出した。炎がマリオに当たりはしたが、元気な証拠であると分かると三人は安心した。
『どうして、そんな傷だらけに?』
🌸は元気になったばかりのヨッシーに、体の傷について話を聞く。
「この恐竜ランドは平和な国だったんですが、亀の化け物が現れて仲間はみんな、卵にされてしまったんですよ」
一匹も見当たらないヨッシー以外の恐竜の行方と結びつき、クッパの悪事であると分かった三人は怒りが募 り、許せないという思いが強まった。
「おれ達に任せとけ!」
『元気でねっ』
「御恩は忘れません!」
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キノコ王国から遥か南に位置する島国____恐竜ランド。ピーチ姫からの誘いを受け、幼馴染であるマリオとルイージと共に🌸はバカンスに訪れていた。
ヨースター島に到着し、ピーチ姫を除いた三人は浜辺で楽しく過ごしていた。
「ルイージ!助けてくれ〜〜!」
ルイージと🌸は、海の方からマリオの声が聞こえて振り向いた。
「待ってろ、いま助けてやる!」
兄のマリオが溺れていると分かると、弟のルイージは助けに向かう為に泳ぎ出した。🌸はルイージの後ろ姿を見送るが、マリオの動きに首を傾げた。
「ウソだよ〜ん。カエルスーツ持ってるもんね〜」
「しょーもないマネすんなっ!」
溺れたフリをして二人をからかっていたと分かると、ルイージはマリオの頭部を叩いた。
『そのうち、ホントに溺れるよ〜』
「🌸、ピーチ姫は?」
『水着に着替えてくるって言ってたよ』
想い人の水着姿を今から楽しみにしているマリオの姿を見て、🌸はいつもの光景であると苦笑いした。
三人はピーチ姫が現れるのを今か今かと待っていたが______ようやく現れたかと思ったが、ピーチ姫の変装をしたクリボンが走って三人の前に立ち止まった。明らかに様子がおかしい事は誰にでも理解出来た。
「ピーチ姫をどこへやった!?」
《ピーチ姫は、わしが攫った!》
マリオがクリボンに問いかけると、恐竜ランドに居るはずのない
「思いっきり驚くな。人形じゃないか」
『マリオの目の前に現れたから、余計にね』
「大王様はこの人形を通じて、話されているのだ」
《よく聞け、マリオ、ルイージ、🌸、今度こそ貴様らもおしまいだ。我が新生クッパ軍団は最強なり!!》
以前、七つの王国で悪事を働いてマリオ達に懲らしめられたばかりの筈が、またしても異国で同じような事をしようと懲りないクッパであった。だが、その時と同じくピーチ姫が攫われた事に変わりない。
「言いたいこと言いやがって!」
怒りを込めて拳を構えると、マリオはクッパ人形を殴ろうとした。
《この人形を殴ると、爆発するぞ》
マリオは慌てて拳を引っ込め、有り余った力はルイージの顔面に当てる事で消え去った。
「いて〜〜よ」
「我慢しろよ。爆発せずに済んだんだからよ」
《なお、この人形は要件が済み次第、自動的に爆発する。終わり》
終わり、と告げられるとクッパ人形からカチカチ…と音が鳴り出した。三人が逃げる間もなく、クッパ人形は爆発し、海辺から黒い煙が上がる。
「おれは単なる殴られ損だ!くそぉ!」
『ピーチ姫もまた攫われちゃったし……』
ここで倒れていても、ピーチ姫が帰ってくる訳でもない。三人はいつもの事だと割り切ると立ち上がり、クッパを倒す為に恐竜ランドにて冒険を開始した。
「行くぜ、ルイージ!🌸!ピーチ姫を救出するんだ!」
「おーっ!」
『クッパも懲りないんだからっ』
ヨースター島内を駆け抜けていく。クッパの手下の姿もだが、島民である筈の恐竜の姿をまだ目にしていない。
そんな中______三人は道の先に倒れている緑色の体をした恐竜を発見した。
「酷いケガだぜ」
『可哀想……』
体の至る所に傷が出来ており、どれも新しく出来た物であった。何者かに倒されたのだと、ある程度の戦闘経験を積んでいる三人は瞬時に理解した。
「よし、おれが治してやろう。
『ゲームが違うよ〜』
マリオは
恐竜は何とかカプセルを飲み込むと、意識を取り戻した。
「おっ、気がついた」
「元気になったか?」
マリオとルイージが問いかけると、恐竜は笑顔を浮かべた。
「はい!わたし、ヨッシーです!」
感謝の言葉を述べると、口から炎を吐き出した。炎がマリオに当たりはしたが、元気な証拠であると分かると三人は安心した。
『どうして、そんな傷だらけに?』
🌸は元気になったばかりのヨッシーに、体の傷について話を聞く。
「この恐竜ランドは平和な国だったんですが、亀の化け物が現れて仲間はみんな、卵にされてしまったんですよ」
一匹も見当たらないヨッシー以外の恐竜の行方と結びつき、クッパの悪事であると分かった三人は怒りが
「おれ達に任せとけ!」
『元気でねっ』
「御恩は忘れません!」
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