スーパーマリオ オデッセイ編
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「1R 終了かー」
ゴングが鳴らされた事で、ルイージはヨッシーの元へ戻ってくると、麦わら帽子を取り外していく。
「ボクシングじゃないんですよ! 戻ってきてどうすんですか!」
「あっ」
「もう遅いわ!」
ルイージとクッパの戦いにて、ゴングを鳴らしたのは手下のクリボーであった。ルイージはまんまと罠にハマり、気づいた頃にはクッパが背後に回り、パンチが背中に直撃した。
「マリオ達は、あそこから出れないし……、これで勝負がついたな。ピーチ姫は、ワガハイのお嫁さんに___、」
「卑怯者!」
いくら戦法とはいえ、あまりにも狡猾なやり口を見せられた事で、ピーチ姫から非難の声が飛んできた。しかし、クッパはその声を気にも留めず、ピーチ姫を教会へと連れていこうとした。
「さぁ、結婚式の続きを____、」
「おい、クッパ!」
その時____、シルクハットの中から、くぐもったマリオの声がクッパに向けて、飛ばされた。
「まさか、こんな卑怯なやり方でピーチ姫を手に入れようとするなんてな………、正々堂々、おれと戦えよー!」
「い、言わせておけば……っ」
閉じ込められても尚、自分に立ち向かう威勢のいい姿と煽り文句に、クッパはプルプルと拳を震わせる。
「ばーか、ばーか! クッパのドジ、アホ、大ボケ野郎! お前、おれが怖いんだろ! だから、自分から来ねーんだろ!!」
「だったら、そのシルクハットから出てこいよー! お前の方が怖気付いてんだろ!」
だが、シルクハットから出てこずに中からくぐもった声で罵倒するマリオに、クッパは思わずツッコミを入れた。
「マリオさん、あんなに煽り文句言う感じでしたっけ?」
「へっ? 言う時はあるけど……、言われてみれば、何だかクッパの注目を集めてる様に見えてくるね」
そんな中で、ヨッシーとルイージは、クッパに対してのマリオの言動にどことなく違和感を覚えていた時____、
_____、ボクシンググローブが搭載された麦わら帽子の置かれた場所の地面が盛り上がっていく。
「まだ勝負はついてねーよ!!」
地面から飛び出てきて、そう言いながら現れたのは____、シルクハットの中に閉じ込められ、今さっきまでクッパに煽り文句を言い放っていた筈のマリオであった。
「ど、どうなってる……! どうして、そこから……!?」
・
_____、時間は、マリオと🌸がシルクハットに閉じ込められて間もない頃に戻る。
「兄さん! 🌸! 大丈夫!?」
『重い〜〜!』
「出れないよ〜〜!」
シルクハットの外から、ルイージの声が聞こえ、二人は返事をした。たが、ルイージやヨッシーからの反応が一切無く、戸惑いを見せた。
「どうなってんだ?」
『帽子の中だから、ルイージ達には声がくぐもって聞こえてるかもしれない……、………、マリオ、どうする?』
「決まってんだろ。ここから脱出して、クッパを倒すんだ」
マリオがシルクハットを持ち上げようとするも、あまりの重量に腕が悲鳴を上げだした。
「ダ、ダメだ……全然ビクともしねぇ……」
『こうなりゃ……土を掘るしかないね』
「何年かかると思ってんだー!」
🌸にツッコミを入れたマリオであったが___、地団駄を踏んだ際に、地面にくっきりと足跡が残り、どこか柔らかい感触を覚えた。
「まさか………」
その場に屈んだマリオは、土を掘り起こしていくと_____、地球の硬い土よりも段違いに柔らかく、楽々と小さな穴が出来上がる。
「🌸。お前も、たまには役に立つじゃん!」
『めちゃくちゃ上から目線だね! まぁ、何か思いついたなら、言って良かったよ』
ある策を思いついたマリオが、どことなく上から目線ながらも🌸に感謝の言葉を述べた。
すると、気絶していたキャッピーがピクっと反応し___、ゆっくりと目を覚ました。
「んぅ……、マリオ? 🌸?」
「キャッピー! 良かった、目が覚めたか」
「二人共、これは一体何なの……? なんか凄く暗いし……」
『色々あって、シルクハットの中に閉じ込められちゃったの。けど、マリオが良い考えが浮かんで出られるみたい』
クッパとの戦いでありつつ、閉じ込められているこの緊迫な状況にも関わらず、二人の笑みを見て、キャッピーは体の力が抜けていく。
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「1
ゴングが鳴らされた事で、ルイージはヨッシーの元へ戻ってくると、麦わら帽子を取り外していく。
「ボクシングじゃないんですよ! 戻ってきてどうすんですか!」
「あっ」
「もう遅いわ!」
ルイージとクッパの戦いにて、ゴングを鳴らしたのは手下のクリボーであった。ルイージはまんまと罠にハマり、気づいた頃にはクッパが背後に回り、パンチが背中に直撃した。
「マリオ達は、あそこから出れないし……、これで勝負がついたな。ピーチ姫は、ワガハイのお嫁さんに___、」
「卑怯者!」
いくら戦法とはいえ、あまりにも狡猾なやり口を見せられた事で、ピーチ姫から非難の声が飛んできた。しかし、クッパはその声を気にも留めず、ピーチ姫を教会へと連れていこうとした。
「さぁ、結婚式の続きを____、」
「おい、クッパ!」
その時____、シルクハットの中から、くぐもったマリオの声がクッパに向けて、飛ばされた。
「まさか、こんな卑怯なやり方でピーチ姫を手に入れようとするなんてな………、正々堂々、おれと戦えよー!」
「い、言わせておけば……っ」
閉じ込められても尚、自分に立ち向かう威勢のいい姿と煽り文句に、クッパはプルプルと拳を震わせる。
「ばーか、ばーか! クッパのドジ、アホ、大ボケ野郎! お前、おれが怖いんだろ! だから、自分から来ねーんだろ!!」
「だったら、そのシルクハットから出てこいよー! お前の方が怖気付いてんだろ!」
だが、シルクハットから出てこずに中からくぐもった声で罵倒するマリオに、クッパは思わずツッコミを入れた。
「マリオさん、あんなに煽り文句言う感じでしたっけ?」
「へっ? 言う時はあるけど……、言われてみれば、何だかクッパの注目を集めてる様に見えてくるね」
そんな中で、ヨッシーとルイージは、クッパに対してのマリオの言動にどことなく違和感を覚えていた時____、
_____、ボクシンググローブが搭載された麦わら帽子の置かれた場所の地面が盛り上がっていく。
「まだ勝負はついてねーよ!!」
地面から飛び出てきて、そう言いながら現れたのは____、シルクハットの中に閉じ込められ、今さっきまでクッパに煽り文句を言い放っていた筈のマリオであった。
「ど、どうなってる……! どうして、そこから……!?」
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_____、時間は、マリオと🌸がシルクハットに閉じ込められて間もない頃に戻る。
「兄さん! 🌸! 大丈夫!?」
『重い〜〜!』
「出れないよ〜〜!」
シルクハットの外から、ルイージの声が聞こえ、二人は返事をした。たが、ルイージやヨッシーからの反応が一切無く、戸惑いを見せた。
「どうなってんだ?」
『帽子の中だから、ルイージ達には声がくぐもって聞こえてるかもしれない……、………、マリオ、どうする?』
「決まってんだろ。ここから脱出して、クッパを倒すんだ」
マリオがシルクハットを持ち上げようとするも、あまりの重量に腕が悲鳴を上げだした。
「ダ、ダメだ……全然ビクともしねぇ……」
『こうなりゃ……土を掘るしかないね』
「何年かかると思ってんだー!」
🌸にツッコミを入れたマリオであったが___、地団駄を踏んだ際に、地面にくっきりと足跡が残り、どこか柔らかい感触を覚えた。
「まさか………」
その場に屈んだマリオは、土を掘り起こしていくと_____、地球の硬い土よりも段違いに柔らかく、楽々と小さな穴が出来上がる。
「🌸。お前も、たまには役に立つじゃん!」
『めちゃくちゃ上から目線だね! まぁ、何か思いついたなら、言って良かったよ』
ある策を思いついたマリオが、どことなく上から目線ながらも🌸に感謝の言葉を述べた。
すると、気絶していたキャッピーがピクっと反応し___、ゆっくりと目を覚ました。
「んぅ……、マリオ? 🌸?」
「キャッピー! 良かった、目が覚めたか」
「二人共、これは一体何なの……? なんか凄く暗いし……」
『色々あって、シルクハットの中に閉じ込められちゃったの。けど、マリオが良い考えが浮かんで出られるみたい』
クッパとの戦いでありつつ、閉じ込められているこの緊迫な状況にも関わらず、二人の笑みを見て、キャッピーは体の力が抜けていく。
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