スーパーマリオワールド編

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「お前って奴は、いつもいつも〜〜!」

マリオは、野菜を食べ続けるヨッシーの頭部を怒り任せに叩く。

「今よ、やっておしまい!」
「そうはいくか! 消化される前に、吐き出せーっ!」

キャサリンの号令が下されると同時に、マリオはヨッシーを横にさせると腹部を踏みつけた。口から消化しきっていない野菜が飛びてて、ヘイホーに直撃していく。

「どーだ、参ったか!」
「お前が威張いばるなよ!」

ヨッシーが上機嫌で居る中、キャサリンはヘイホーの代わりにナカボンをマリオ達の前に連れてきた。ナカボンの大群が四人を囲む形に位置すると、吹雪を発生させる。

『寒い〜〜っ』
「寒いのヤです〜〜!」

ナカボンが放つ冷気には対象者の生気を奪い取るパワーを併せ持つ。生気を取られて眠気が出始めたルイージが最初に凍りついた。

「おれは凍らないぞ! ファイアマリオ!」

ファイアフラワーを取り出して変身したが、ナカボンの冷気が勝った事で、マリオも凍りついてしまった。

「最後は、あたしのタマゴでトドメを刺してあげる」

凍りついたマリオと凍傷してその場から動けない🌸を見て、キャサリンはとどめを刺そうとする。

「そうはさせませんよ!」

二人の前にヨッシーが現れ、キャサリンに勝負を仕掛ける。

「生意気な恐竜ね。タマゴ攻撃!」
「それなら、タマゴにはタマゴです!」

キャサリンの口からタマゴが発射されたのを見て、ヨッシーも負けじとタマゴをぶつけていく。

「こうなりゃ、やけくそですっ!」

タマゴ攻撃をこれ以上させないと、ヨッシーは全速力でキャサリンの元へ向かう。距離が近くなった所でジャンプをし、口の中に突っ込んでいく。

「これじゃ、わたしも攻撃出来ないです……」

口にすっぽりハマったヨッシーは身動きが取れず、マリオと🌸に向けて小さく言った。

🌸が天を仰いだ時、郵便用のハテナブロックが現れた。

"お届け物です、お受け取り下さい"

ハテナブロックがアナウンスをしてから、箱が開いた。中には_____、"スーパーマリオUSA"に登場するチェリーが五個分入っていた。

『マリオ! チェリーが五個あれば、無敵になれるよ!』

🌸は、力を振り絞ってマリオの元へ向かい、チェリーを差し出した。不思議な力により氷が溶かされ、マリオの頭上にスターが現れた。

「行くぜーっ!キャサリン!!」

スター状態になったマリオは無敵となり、キャサリンの元へと突っ込んでいく。

「ちょっと、マリオさん……! わたしも居るんですよ……!?」

ヨッシーが口の中に突っ込またままだったが、お構い無しにマリオはそのままキャサリンとぶつかり、大ダメージを与えていく。

攻撃のショックでヨッシーはキャサリンの口から解放され、体も外へと出ていた。傷だらけのキャサリンはヨッシーを見ると、目にハートマークを浮かべ始めた。

「ヨッシーちゃん……、アンタって、勇気あるじゃん」
「な、何ですか! その目は……!」

質問に答える事なく、キャサリンはヨッシーの体を持ち上げ、再び口の中に入れた。

「好きになっちゃった♡」
「わ〜〜〜! わたしは、🌸さん一筋なんです〜〜!!」

ヨッシーはジタバタ暴れて脱出を試みるが、吸引力が強く抜け出せずにいる。

「でも誰が一体、チェリーを………」
『もう"マリオUSA"の世界で、冒険してる人が居るのかな?』

マリオと🌸はハテナブロックの送り主を考えたが、今は思い当たる人物が出てこなかった。そんな中、ルイージは今だ氷漬けにされたままである。

「みんな、おれの事を忘れてるだろ!」









"おいらの贈り物、マリオに届いたかな。こっちの世界ゲームから応援するからね"





to be continued.....?



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◆敵キャラ
・ヘイホー
恥ずかしがり屋の性格で、頭巾や仮面で姿を隠している。様々な個体が存在する。

・ナカボン
雪だるまの敵キャラ。ゲーム版の攻撃方法は、体当たりを得意とする。

・キャサリン
ピンク色の体をした恐竜。東部には赤色のリボンを付けている。ゲーム版は性別不明だが、漫画版は女性として描写されている。愛称は「キャシー」。



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