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自分の姿で、恥を晒されていると感じた🌸がツッコミを入れると____、後方から、ゴゴゴッ…、と、何かが飛んでくる音が聞こえてきた。



「やっぱりマリオか！ オレの目は、誤魔化せねーぞ！」



🌸に憑依したマリオが振り向くと、キャプチャーした事を見抜いていたマグナムキラーの姿があった。


『わ、わたし🌸だヨ〜。マリオじゃないモ〜ン』
（いつもそんな風に、言わないでしょ！）
「嘘つくの下手かよ！」


マリオは、ここぞという場面にも関わらず怖気付いて変な声を発すると、🌸とマグナムキラーの双方からツッコミが飛び交う。


「ビビる事はないよ。コイツに乗り移ってしまえば………」
『そうだな。コイツに乗り移れば……！』


🌸の姿のまま、帽子を脱いでマグナムキラーに投げ飛ばしていくも____、俊敏な速さによって、帽子が跳ね返されてキャプチャーする事が出来なかった。

キャッピーがフラフラになった所で、マグナムキラーの動きが止まると、グルグルと回りすぎたせいで吐き気を催していた。


「おえ〜……、動きすぎて、気持ち悪い………」
『だったら、止めとけー！』
「うるせー！ お前らのせいだろー！」


逆ギレを起こしたマグナムキラーの体当たりを受け、マリオとキャッピーだけでなく、意識だけ残っていた🌸までもダメージを受けていた。



「これで、おしまいにしてやるぜーー！！」
『ひ〜〜っ！ オデッセイ編、一回目にして終わりかよ〜〜！！』
（何とかならないの〜〜！？）



再び、マグナムキラーがマリオ達に向けて体当たりを仕掛けようとした時に____、🌸は、どこからか大きな足音が聞こえてきた事に気がつく。



（あれにキャプチャーすれば、マグナムキラーも……！）
「マリオ！ "アイツ"なら、マグナムキラーを倒せるはず！」


🌸の代わりに、キャッピーがその事を伝える。マリオもある人物の姿を捉えて、勝機が見えてきたのだった。



「"アイツ"って……、……っ！、キャプチャー！」


🌸の体から抜け出したマリオは、ある人物に向けて帽子を投げ飛ばしていくと、意識がそちらに持っていかれ_____、




「よくもやってくれたよな〜〜？ 今度は、おれの番だっ！」




_____、ある人物の正体である、ティラノサウルスに憑依し、マグナムキラーの前に立ちはだかる。


ティラノサウルスの大きさからすれば、マグナムキラーは、少しサイズの大きい虫同然であった。ゆっくりと足を上げて、踏みつけようとしたマリオだったが___、足元に置かれたバナナに気づかず、その場で滑って転んでいく。


「どわ〜〜〜〜〜っ！！」
『バナナの皮に滑るなよ〜〜！』


大事な場面で転んでしまったマリオに、🌸のツッコミが入っていく。

だが運良く、ティラノサウルスの下敷きにされたマグナムキラーは、地面にめり込む形で押し潰され、身動きが取れなくなっていた。


「よーっし！ クッパを追いかけるぞー！」
『これなら、結婚式も簡単に壊せるね！』
「えーっ！ この体でーー！？」


ティラノサウルスをキャプチャーした状態のまま、マリオはピーチ姫とクッパの元へと向かっていく。


頭頂部に乗っていた🌸は、普段は見る事の出来ない景色であると同時に、旅の幕開けだと思った。




こうして、ピーチ姫とクッパの結婚式を阻止する為の、マリオ達の世界を巡る旅が始まったのであった_____。



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