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「ちょこまかと動くんじゃねぇ！」
「これでも喰らえっ！」


"パワードングリ"の効果により、空中にて連続ジャンプを使用出来るマリオは、持続的に空を飛ぶ事が可能のなり、クッパの周りを飛び交っていく。

思うように攻撃が出来ずにクッパが苛立つのを狙っていたマリオは、顔面に体当たりを仕掛けていく。



「ぐああぁぁーーーーっっ！！」



勢いよくマリオが体当たりしてきた事もあり、クッパの体はよろけていき、城内の壁を破壊する形で後ろへ倒れ込んでいく。



それにより____、城を支えていた柱までも一緒に壊された事で、他のフロアの壁が崩れていき、城が崩落していく。



「おれの勝ちだーーっっ！！」
『城が崩れてるからーーっ！』



マリオは一人で勝利を喜ぶ中、🌸達は煉瓦（れんが）の山に飲まれない様に必死に逃げ続けていた。





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クッパを撃破し、ピーチ姫を救出したマリオ達であったが___、その為の代償はピーチ城の崩落であった。



「みんなー、サボっちゃダメよ」



城の主であるピーチ姫は、マリオや🌸をはじめに、クッパに指示を送り、柱の残骸や瓦礫の回収作業を行わせていた。


「みんなで、わたしのお城を作り直してもらいますからね」


顳（こめ）かみに皺（しわ）を寄せ、怒りを見せていたピーチ姫を前にして、誰も逆らう事は出来ずに作業に取り組んでいた。


「あっ、悪ぃ」
「わざとだろ！」


柱の残骸を持っていたクッパは、目の前に立っていたマリオに向けて、故意に柱をぶつける。


「ピーチ姫が一番強いんじゃないの？」
「きっとそうだよ」


あおキノピオときいろキノピオは、マリオだけでなくクッパをも従えるピーチ姫を見て、少しだけ恐怖を覚えていた。


『ピーチ姫〜……今回のケーキは……？』
「お城が直るまで、お預けよ！」
『えぇーー！』


救出後のケーキを楽しみにしていた🌸であったが、本人からそのように言われた為、ショックを隠しきれずに声を上げる。


ケーキを食べられずに、あからさまにしょんぼりしていた🌸の前に___、ニコニコと笑顔を浮かべているヨッシーが現れた。


「まだ、わたしとのデートがあるじゃないですか。それを楽しみにして、復興作業も頑張りましょ♡」
『……、……ケ、ケーキが、お預け……』
「はい？」


マリオ達との旅で、中断させられたデートを話題として提供するも___、🌸の意識はデートでなく、ケーキに向けられていた。


『せっかくのケーキが……とほほ………』
「ちょっと🌸さん！ わたしとのデートは〜！？」






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Newスーパーマリオブラザーズ U編 完結



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