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"ソーダジャングル"を進んでいたマリオ達は、クッパ七人衆が待ち構えている城へと向かっていく最中であった。






城に待ち構えているクッパ七人衆の一人、イギー以外にも___、マリオ達をピーチ城へ向かわせない為に、"ロックさんみゃく"のボスのロイ、"マシュマロうんかい"のボスのルドウィッグが集っていた。


「最強の三人が集まれば……、スーパーウルトラメガ盛り期間限定超絶必勝トリオだ」
「長いわ！」


ロイが城に集った三人のあまりにも長い名称に、ルドウィッグがツッコミを入れた。


「これで、マリオ達もおしまいって訳だな」
「そういう事だ」


"ソーダジャングル"に、イギーだけでなく、ロイとルドウィッグが揃っている事を知らないマリオ達を思い浮かべ、イギーとルドウィッグは笑いを隠せなかった。




そんな時____、虹色に輝いているとある人物が、三人の方向に向かって走ってきていた。



「ん？ 何だ……？」



イギーがそれに気がつき、目を凝らして見ると____、スター状態で無敵になったマリオであり、既に目の前にまで近づいて来ていた。



「無敵マリオ攻撃（アタック）！！」



回避する事も出来ずに、イギーがダメージを受けていくと、今度はロイとルドウィッグもマリオの体当たりを受け、吹き飛ばされていく。


『あれ、こんな所に居たんだ』


マリオを追いかけてきた🌸達は、"ソーダジャングル"に奥に聳（そび）えていた城に、他のクッパ七人衆の面々が揃っていたと思っておらず、瀕死状態で倒れているのを遠くから見ていた。


「やったね、兄さん！ 残りのボスを全部倒しちゃったね！」
「おう。まぁ……偶然だったけどな」


城の手前でスターをゲットしたマリオは、簡単に攻略しようと速攻で使った事が項を期し、ボスを撃退した_____、と思われたが、あおキノピオはある異変に気がつく。



「ねぇ……、あの壁、なんか変だよ？」



あおキノピオが指した場所は、煉瓦模様の壁であったが___、特定の箇所だけ異常に盛り上がっていた。


マリオ達が横から除くと、何者かがカモフラージュで壁のフリをしているのが分かり、声を上げた。


『何か居るー！』
「オレ様だよ！」


壁からルドウィッグの声が聞こえると___、カモフラージュ用の壁紙を脱ぎ、マリオ達の前に姿を見せた。


「ルドウィッグ！？ じゃあ、さっきの奴は……」
「あれは、オレの分身だ」


先程、スター状態で倒した筈のルドウィッグを見ると、ふにゃふにゃの状態で抜け殻の様な姿となっていた。


「よくもやってくれたよな〜……喰らえーっ！」


ルドウィッグが魔法の杖を取り出すと、杖の先端から魔法を繰り出し、マリオにダメージを与えていく。


「もう一発、魔法弾を……」
「喰らってたまるか！ トランプブロックで防いでやる！」


再び魔法攻撃を仕掛けようとしたルドウィッグにマリオが対抗しようとするも、ゲームパッドを使用しなければ現れないブロックである為に、🌸達はどうするのかと思った時____、マリオに勢いよく体を掴まれた。


「どうだ！」
「わたし達がブロックですかー！」
『ブロック代わりにしないでっ』


ルイージ、🌸、ヨッシーをブロック代わりにして、マリオはルドウィッグの攻撃を防いでいく。


「よーし……それなら、分身してやる！」



ルドウィッグの背後から、二つの黒い影が飛び出てくると___、ルドウィッグと瓜二つの姿をした分身が、マリオ達の前に現れた。



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