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すると_____、中から、マリオ達の人数分のファイアフラワーが飛び出てきた。


「みんな、出番だぞ！！」


マリオの言葉を合図に、[#da=1#]達はシャボン玉を割ってステージ上に現れた。クッパに触らせる前に、マリオ達はファイアフラワーに手を伸ばしていく_____、



「みんなー！休まず撃ち続けろーーっ！！」



ファイア能力を得たマリオ達は、クッパの体を的にして、ファイアボールを撃ち放っていく。

30発という数も、マリオ、ルイージ、[#da=1#]、あおキノピオ、きいろキノピオの五人となれば、大したことのない数であった。



「んぎゃ〜〜〜〜っ！！」



ファイアボールのダメージが蓄積されたクッパは、大きな悲鳴を上げていく。



体がよろめいて、ステージ外へと落下すると____、溶岩の海へと体が沈んでいくのをマリオ達は見届けた。






クッパが溶岩の海から上がってくる様子がないのを確認すると、マリオ達は喜びを露わにして大声を上げた。


「やった！ やったぞーー！！」
『クッパを倒したよーー！！』


天井に吊るされていた檻も、マリオ達の目の前にゆっくりと降ろされていく。マリオ達が、檻の扉を開けると、閉じ込められていたピーチ姫が出てきた。



「マリオ………」
「ピーチ姫！、……、………え？？」



誰よりも早くピーチ姫の顔を見たいと駆けつけたマリオは、近距離で対面した時に違和感を覚えた。



体つき、声色、立ち振る舞い………、それら全てがピーチ姫とは全く異なっていたのである。



「……、って、カメックじゃねーか！」
「いつの間に！？」


姿を現したのが本物でなく、変装したカメックであると分かると、ルイージとマリオが声を上げた。


「万が一の時の為に、本物のピーチ姫と入れ替わってたんですよ」
「本物のピーチ姫はどこだよ！？」
「ここには居ません。大王様がピーチ姫を連れて、逃げましたからね」


カメックの発言に違和感を覚えたマリオ達は、溶岩の海で溺れている筈のクッパに目を向けた。


「でも、クッパならあそこに………」
『そうだよ。溶岩の海に落とされて……ん？』


熱さに耐えながら、溶岩の海に近づいていくと_____、クッパの体つきがどことなく厚みが無い様に思えた[#da=1#]は、怪訝そうな表情を見せた。



『あれ……、クッパの抜け殻じゃない！』



白目を剥いていた事に驚くも、それがクッパでなく、蝉の様な抜け殻と化したクッパであるとマリオ達がようやく分かると、カメックは意味深な笑みを見せた。



「大王様が、どこへ逃げたのかは……、あなた達の足で、頑張って探してみて下さい」



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