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もろに受けたマリオは、スターコインの真下に設置されていたブロックへ体ごと突っ込んでいくと____、姿を消してしまった。


「……、って、兄さんが消えちゃったよーー！」
『どこ行っちゃったの！？』


マリオの行方が分からず、驚いていたルイージと🌸であったが_____、そんな事はデカテレサに関係なく、攻撃を仕掛けられてしまう。


「お前らもやっつけてやるーー！！」


デカテレサの叩（はた）き攻撃を受けた🌸達は、抵抗する事すら出来ずに、倒れ込んでしまった。


「あんな奴が居たら、コインなんて取れやしない……」
「帰れ帰れ！！」


ボロボロになったルイージが、手を伸ばせば届く場所にあるスターコインすら取れない事を嘆いていると、デカテレサは笑いながら、そう言った。


『ん？』


🌸がスターコインに目を向けると___、独りでにスターコインが、ブロック上を移動し始めていた光景に目を疑った。


「スターコインが、勝手に動いた！？」


同じく、スターコインが動き出した事に気がついたルイージが声を上げると_____、




____、デカテレサは青ざめていき、悲鳴をあげ始めた。


「お化けだ〜〜〜！！」
「お前が言うなよ！」


お化けの敵キャラであるはずのデカテレサだが、怖がりな一面を見せると、思わずルイージもツッコミを入れた。


「でも、どうしてコインが勝手に……？」


あおキノピオが、スターコインが動き出した事を疑問に思っていると_____、🌸達の目の前に、スターコインが置かれた。


「スターコイン、取ったどーー！！」


床から聞き覚えのある声がすると、🌸達は目を凝らして、床を見た_____、



_____、そこには、マメキノコを食べて小さくなったマリオの姿があった。


「そうか！ 突っ込んだブロックにマメキノコがあったんだ！」
「そうそう」
『デカテレサも倒れちゃってるから、今の内に逃げよ』


マメマリオをお化けと勘違いしたデカテレサは、その場にひっくり返って腰を抜かしていた。


「ひ〜〜……、お化け、怖〜い」
「親分、情けないですよ」
「しっかりしてー！」


テレサ達がボステレサを労わっている隙を見て、マリオ達はチュウチュウの待っている部屋へと戻っていく。




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チュウチュウの居る部屋へと辿り着いたマリオ達は、手に入れたスターコインをチュウチュウに見せた。


「どうもありがとー♡」
「じゃあ、このコインで元の姿に戻してやるぞ」


マリオがスターコインを持ち上げ、チュウチュウに向けた。


すると、スターコインの光を浴びたチュウチュウの体は煙に包まれていき、ネズミの姿から別の姿へと変わり始めていた。


『成功したね』
「可愛いお姫様が………」


マリオは、目にハートマークを浮かべながらチュウチュウの変身を終えるのを待っていた。




______、変身を終えたチュウチュウが姿を見せた時には、マリオ達は絶句した。



何故なら、そこに居たのは人間の可愛い女の子ではなく____、王冠を被ったメスのネズミが立っていたのだから。



「やっぱネズミじゃん！」
「お化けより怖いです〜〜！！」


ルイージとヨッシーがツッコミを入れてから、皆はその場にずっこけていたのである_____。



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