NewスーパーマリオブラザーズWii編
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「えーっ! また宇宙へ行けるのー!?」
『宇宙に?』
マリオの歓喜の声を間近で聞いた[#da=1#]は、耳を塞ぎつつも宇宙旅行かと思い、首を傾げた。
「へへっ……、あっしが闇のルートで、"スーパーマリオギャラクシー2"の体験チケットを手に入れやしたからねー」
黒色のサングラスを掛け、マスクを着用したある人物が、三枚のチケットを二人に見せた。
チケットには、言葉通りに「 【"スーパーマリオギャラクシー2" 体験チケット】と記載されたいる。
しかし、マリオはチケットの密売人に扮したある人物の正体がすぐに分かると、声を掛けようと口を開く。
「……、って、お前ヨッシーだろ!」
「分かっちゃいました〜?」
「丸分かりだよ!」
密売人の正体は変装したヨッシーであり、二人には丸わかりだ。
『"スーパーマリオギャラクシー"って……、前にマリオとルイージが、宇宙でパワースターを集めたっていうアレの事……?』
「そうそう」
以前、ピーチ姫がクッパの手によって、銀河の果てに攫われる騒動が起きた。
"ほうき星の天文台"を拠点として、マリオとルイージが銀河に散らばったパワースターを集めたのは新しい記憶だ。
「しかし、こんな紙切れでテニス出来るのか?」
「"ラケット"じゃなくて、"チケット"です!」
『揚げてないから、あんまり美味しくなさそ〜』
「"ナゲット"でもないです!」
マリオと[#da=1#]からボケを繰り出されると、ヨッシーはツッコミを入れていく。
・
チケットを手にした三人は、地球でなく、銀河を漂っている名もないギャラクシーへと降り立っていた。
不思議と呼吸が出来る事に[#da=1#]は驚きつつも、今までだって水中面 でも、息継ぎなしで普通に泳げていたのだからと即座に割り切った。
「んわ〜〜〜!!」
無重力を楽しんでいた[#da=1#]だったが、背後からヨッシーの驚く声が聞こえると、すぐに振り向いた。
『どうしたの?』
「マリオさんが……、星になってしまいました〜!」
ヨッシーが指した場所には、マリオの形を模倣していた星船もとい、星船マリオであった。
しかし、星船マリオを先に発見した為に、ヨッシーはマリオがゲームオーバーしたかと勘違いを起こす。
「……って、死んでないわーー!!」
[#da=1#]とヨッシーと合流したマリオも、ヨッシーが自分が死亡したと勘違いしていると分かると、ハリセンでヨッシーの鞍 を叩きつけた。
「あれは星船……、宇宙船だよ」
どこかから、甲高い子供の声が聞こえた。
[#da=1#]とヨッシーは、誰か分からずに疑問符を浮かべるも、マリオだけは声の正体が分かり、表情が明るくなった。
「今度の冒険では、あの星船を使って移動するんだよ。マリオ」
「チコ!」
かつて、マリオが銀河中を共に旅した仲間である、チコだった。
「ここは、ボクが案内するよ。さぁ行こう!」
チコの案内を受けた三人は、星船マリオに乗り込んでいく。
チコが操縦桿 を回していくと、星船マリオは動き始め、銀河を駆けて行く。
目的地のギャラクシーに到着すると、星船マリオの動きが停止した。
三人が顔を覗かせると、そこは海や山、障害物や見慣れたブロックが設置されていたりと、様々な構成がされていたギャラクシーであった。
「今回は、この"おためしギャラクシー"を体験してもらうね」
「何が出るんでしょうね?」
"おためしギャラクシー"に降り立ったマリオ達が辺りを散策していると、草むらがガサガサと揺れ始め、タコボーが出現した。
「チコスピン!」
チコがスピンアタックを披露すると、タコボーは意図も簡単に倒れてしまう。
『チコちゃんのそれって……、"スピン"って技だっけ?』
「うん。今回のボクは、戦う案内 だからね」
「残りは、わたしが始末しますねー」
「食うのかよ!」
チコが倒したタコボー達を回収すると、ヨッシーは食欲が抑えきれずに食べ始めていく。
『チコちゃん……、可愛いだけじゃなくて、とっても強いんだね』
「へへっ、マリオの真似をしただけだよ」
[#da=1#]とチコの会話を聞いていたヨッシーだったが、 "強い"やら"可愛い"という単語が出されても、過敏に反応する様子を見せなかった。
「珍しいな。お前、いつもは怒ってんのに」
「ふふんっ。[#da=1#]さんが一番強くて可愛いと思ってるのは、わたしなのは分かりきってますから、怒ったりなんてしませんよ」
心の余裕を表すかのように、笑みを浮かべるヨッシーを見て、マリオは必要以上に追及する事はしなかった。
「この星には、新しく発見されたアイテムがいっぱいあるんだよ」
「それ、美味しいですかー?」
「お前はもぅ〜っ」
『食べ物しか考えてないのね』
アイテムと聞かされ、食べ物を連想したヨッシーは長い舌を出すと、唇の周りにペロペロと舐めて食欲を増幅させる。
それを見たマリオと[#da=1#]も呆れた様子で、ツッコミを入れる。
「例えば、この"雲フラワー"……、マリオ、[#da=1#]。取ってみて」
雲形の花が咲いたアイテムである、雲フラワーの事を指していた。
マリオと[#da=1#]がそれに触れると、[#da=1#]の首元に雲状のネックウォーマーを着用し、後ろには三つの小さな雲が付いてきていた。
『モコモコしたのが出てきた!』
「スピンすると、雲の床を出せるんだよ。マリオはどう?」
雲[#da=1#]に変身したのを確認したチコは、マリオの様子も一緒に確認しようとした。
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「えーっ! また宇宙へ行けるのー!?」
『宇宙に?』
マリオの歓喜の声を間近で聞いた[#da=1#]は、耳を塞ぎつつも宇宙旅行かと思い、首を傾げた。
「へへっ……、あっしが闇のルートで、"スーパーマリオギャラクシー2"の体験チケットを手に入れやしたからねー」
黒色のサングラスを掛け、マスクを着用したある人物が、三枚のチケットを二人に見せた。
チケットには、言葉通りに「 【"スーパーマリオギャラクシー2" 体験チケット】と記載されたいる。
しかし、マリオはチケットの密売人に扮したある人物の正体がすぐに分かると、声を掛けようと口を開く。
「……、って、お前ヨッシーだろ!」
「分かっちゃいました〜?」
「丸分かりだよ!」
密売人の正体は変装したヨッシーであり、二人には丸わかりだ。
『"スーパーマリオギャラクシー"って……、前にマリオとルイージが、宇宙でパワースターを集めたっていうアレの事……?』
「そうそう」
以前、ピーチ姫がクッパの手によって、銀河の果てに攫われる騒動が起きた。
"ほうき星の天文台"を拠点として、マリオとルイージが銀河に散らばったパワースターを集めたのは新しい記憶だ。
「しかし、こんな紙切れでテニス出来るのか?」
「"ラケット"じゃなくて、"チケット"です!」
『揚げてないから、あんまり美味しくなさそ〜』
「"ナゲット"でもないです!」
マリオと[#da=1#]からボケを繰り出されると、ヨッシーはツッコミを入れていく。
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チケットを手にした三人は、地球でなく、銀河を漂っている名もないギャラクシーへと降り立っていた。
不思議と呼吸が出来る事に[#da=1#]は驚きつつも、今までだって水中
「んわ〜〜〜!!」
無重力を楽しんでいた[#da=1#]だったが、背後からヨッシーの驚く声が聞こえると、すぐに振り向いた。
『どうしたの?』
「マリオさんが……、星になってしまいました〜!」
ヨッシーが指した場所には、マリオの形を模倣していた星船もとい、星船マリオであった。
しかし、星船マリオを先に発見した為に、ヨッシーはマリオがゲームオーバーしたかと勘違いを起こす。
「……って、死んでないわーー!!」
[#da=1#]とヨッシーと合流したマリオも、ヨッシーが自分が死亡したと勘違いしていると分かると、ハリセンでヨッシーの
「あれは星船……、宇宙船だよ」
どこかから、甲高い子供の声が聞こえた。
[#da=1#]とヨッシーは、誰か分からずに疑問符を浮かべるも、マリオだけは声の正体が分かり、表情が明るくなった。
「今度の冒険では、あの星船を使って移動するんだよ。マリオ」
「チコ!」
かつて、マリオが銀河中を共に旅した仲間である、チコだった。
「ここは、ボクが案内するよ。さぁ行こう!」
チコの案内を受けた三人は、星船マリオに乗り込んでいく。
チコが操縦
目的地のギャラクシーに到着すると、星船マリオの動きが停止した。
三人が顔を覗かせると、そこは海や山、障害物や見慣れたブロックが設置されていたりと、様々な構成がされていたギャラクシーであった。
「今回は、この"おためしギャラクシー"を体験してもらうね」
「何が出るんでしょうね?」
"おためしギャラクシー"に降り立ったマリオ達が辺りを散策していると、草むらがガサガサと揺れ始め、タコボーが出現した。
「チコスピン!」
チコがスピンアタックを披露すると、タコボーは意図も簡単に倒れてしまう。
『チコちゃんのそれって……、"スピン"って技だっけ?』
「うん。今回のボクは、戦う
「残りは、わたしが始末しますねー」
「食うのかよ!」
チコが倒したタコボー達を回収すると、ヨッシーは食欲が抑えきれずに食べ始めていく。
『チコちゃん……、可愛いだけじゃなくて、とっても強いんだね』
「へへっ、マリオの真似をしただけだよ」
[#da=1#]とチコの会話を聞いていたヨッシーだったが、 "強い"やら"可愛い"という単語が出されても、過敏に反応する様子を見せなかった。
「珍しいな。お前、いつもは怒ってんのに」
「ふふんっ。[#da=1#]さんが一番強くて可愛いと思ってるのは、わたしなのは分かりきってますから、怒ったりなんてしませんよ」
心の余裕を表すかのように、笑みを浮かべるヨッシーを見て、マリオは必要以上に追及する事はしなかった。
「この星には、新しく発見されたアイテムがいっぱいあるんだよ」
「それ、美味しいですかー?」
「お前はもぅ〜っ」
『食べ物しか考えてないのね』
アイテムと聞かされ、食べ物を連想したヨッシーは長い舌を出すと、唇の周りにペロペロと舐めて食欲を増幅させる。
それを見たマリオと[#da=1#]も呆れた様子で、ツッコミを入れる。
「例えば、この"雲フラワー"……、マリオ、[#da=1#]。取ってみて」
雲形の花が咲いたアイテムである、雲フラワーの事を指していた。
マリオと[#da=1#]がそれに触れると、[#da=1#]の首元に雲状のネックウォーマーを着用し、後ろには三つの小さな雲が付いてきていた。
『モコモコしたのが出てきた!』
「スピンすると、雲の床を出せるんだよ。マリオはどう?」
雲[#da=1#]に変身したのを確認したチコは、マリオの様子も一緒に確認しようとした。
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