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「やっぱり最悪の日ですね……」
「水中じゃ、ウェンディに適わないし……」
（今の金（コイン）が、もしかしたら………）


ヨッシーとルイージがそう嘆いた中、🌸はある仮説を思いついたと同時に_____、あおキノピオがアイテム袋を取り出したのを見て、自分の出る幕でないと、二人に出番を譲った。


「きいろキノピオ！」
「うんっ！」


あおキノピオときいろキノピオは、互いの考えている事が分かると_____、恐怖心など一切見せずに、マリオの居る水中面（ステージ）へと飛び込んで行った。


「二人共！ お前らまで、兄さんを追いかけていく事ないだろー！」
『いや……、あの二人なら大丈夫！』
「えっ？ 🌸、どうして……」


🌸の言葉の真意が分からずにいたルイージであったが_____、水面にブクブクと泡が立ち始めた事で、やっと理解する事が出来た。


プロペラキノコを使い、プロペラスーツを着用したキノピオ達により_____、水膨れか、はたまた何が原因なのか………、マリオは腹部が膨れ上がっていた。


「マリオがピンチの時は、ボク達が頑張らないとね……」


二人がかりでマリオを引き上げた事により、足場にマリオを下ろした時にはキノピオ達は息が上がっていた。


「命拾いしたわね……、今度こそ、片付けてやるわ！」


水中面（ステージ）の底から、すくい上げられたマリオを見たウェンディは、トドメを刺そうと杖を振りかざそうとした。


「ありがとな、キノピオ……でも………、最後は、おれが決めなくっちゃな！」


キノピオ達に礼を言うと、マリオは大きくジャンプをし再度、ウェンディと対峙した。


「そんな水膨れのマリオなんて、怖くないわよ！」
「水じゃねーよ！」


オーバーオールの中から、チャリン……、と、音が聞こえた。それを聞き取った🌸は読みが当たったと分かると、心の中で笑みを浮かべた。



「激重コインアターーック！！」



マリオは服の中だけでなく、口内に隠していた金（コイン）全てを吐き出していくと_____、ウェンディに大ダメージを与えていく。水で溢れていた水中ステージとウェンディは、金（コイン）の山に埋められ、マリオの勝利で決闘（バトル）は終えた。





マリオ達が城を出ていった後_____、ウェンディは先程のマリオとの決闘（バトル）を思い出すと、笑顔を浮かべて頬を紅潮させていく。



「やっぱ、マリオは強かった…………、そんなマリオが大好きよ♡」




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ウェンディを倒したマリオ達は、次の目的地であるW（ワールド）5へ向かう為に足を進めていた。


「しかし、散々な目に遭ったなー……」


城での散々な出来事を思い出したマリオは、大きく息を吐きながら眉を下げて困った様な表情を見せた。


「けど……、🌸さんがあんなに恋バナしてる所なんて、そうそう見れませんから。わたしにも、恋バナしてくれて良いですからね♡」
『あ、さっきウェンディと話して、もうスッキリしちゃった』
「えぇーー！ 早すぎですよー！」


ウェンディの恋バナを聞いた事で、どこかスッキリした表情を見せた🌸にヨッシーはずっこけるのであった______。



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