スーパーマリオサンシャイン編
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マリオの顔面に釣り針が掛かると、釣竿が引かれた事で思いきり顔面を引っ張られ、マリオは悲鳴を上げた。
「秘技、釣千本!」
「お見事です、師匠!」
岩場の影から姿を見せたのは_____、"マーレのいりえ"で海の汚染問題に憂 いていた釣老マーレと弟子マーレの二人であった。
「あむ〜〜」
「師匠が、お二人にお別れの挨拶がしたいと……」
『わざわざ、ここまで来てくれたんだね』
"マーレのいりえ"から、ドルピックタウンまでは距離があり、片道だけでもそれなりに時間がかかる。それを理解していた🌸は二人に労 りの言葉を掛けた。
「あんむ〜〜まんむ〜〜、うひっむひょ、あひょ〜〜、ふんた〜まひさち〜ん、おれんぐれんち〜〜」
「分かるか! おい、何とかしてくれよ!」
釣老マーレは、マリオ達には解読不能の言葉を何度も発した。それにはお手上げ状態のマリオは、釣老マーレの言葉を通訳出来る弟子マーレを呼びつける。
『寝ちゃってるよ』
弟子マーレがタイミングよく布団に入って就寝していた事で、マリオはその場でずっこけた。
「ねぇ、キノじい……マリオと🌸って、何かしたの?みんなから、意地悪されてるみたいなんだけど……」
「はて……?」
島民のモンテ族達から散々な目に遭わされていたマリオと🌸を見て、ピーチ姫は疑問を抱くとキノじいにそう言った。しかし、キノじいにも心当たりが見つからず、不思議に感じていた。
「なんか疲れてきたなぁ」
『飛行機が直るまで、もうちょっと我慢しようよ』
先程から、知り合いのモンテ族達に振り回されているマリオと🌸の背後に____、"モンテのむら"の村長をしているモンテ族が現れた。肩には二人用のイスを抱えており、それを見つけた二人は何事かと思う。
「お二人共、このイスで休んで下さい」
「村長! サンキュー!」
『気が利くねぇ』
見た目はシンプルな造りをしていたイスであり、二人は何の疑いも持たずに座り出すと____、太い縄がイスから出現し、二人の体は拘束されてしまった。
「へ?」
『は?』
「マリオさん、🌸さん……、ゲーット!」
村長の言葉を皮切りに、園長や支配人が二人が座っているイスの周りに集まり始めた。その異様な光景を目にして、二人は額から汗が垂れる。
「でかした、村長! しっかり捕まえておいて下さい!」
「逃がしちゃダメですよー!」
「はい!」
自分達を捕まえて何かしようとしていると理解したマリオと🌸は、互いの顔を見てから頷いた。
それを合図に二人は体を上下に動かし、ぴょんぴょんと跳ねながら、エアポートへと逃げ出す様に向かう。
「待てーーっ!」
「捕まえろーー!」
「逃がしませんよーー!」
逃げ出した事に気がついたモンテ族達は網や縄を手に持つと、二人を捕まえようと追いかけ始めた。
「わぁ! 追っかけて来やがった!」
『マリオが何かしたんじゃないの〜〜!?』
「おれは何もしてねーよ! 🌸、お前だろ!」
『やってないっての!!』
罵 り合いをしつつも、二人はモンテ族達から逃げる為に必死にジャンプをしながらの移動を続けていると_____、エアポートに到着し、整備が完了した飛行機が見えてきた。
「マリオさーん! 🌸さーん! 飛行機直りましたよーー!!、……、って、えぇ! どうしたんですかっ!?」
ヨッシーは二人に声を掛けるも、イスに拘束 された状態でモンテ族達から逃げていた姿に驚きを隠せなかった。
『良かった〜〜!』
「これで、キノコ王国に帰れるぞ〜〜!」
飛行機の修理が完了していた喜びから、二人が力を入れると拘束 用の縄が簡単に解 けていく。
「それならもう一度、壊しちゃいましょーーー!!」
その時_____、網や縄を持っていた筈のモンテ族達は、いつの間にかハンマーに持ち替えていた。修復したばかりの飛行機のボディやエンジン部分を集中的に狙って叩き始めていく。
飛行機が襲撃されている衝撃的な光景よりも、マリオと🌸は先程のモンテ族達の言葉に耳を疑った。
『"もう一度"って………』
「じゃあ、前のもお前らが………?」
まだしても完膚なきまでに飛行機が破壊されると______、マリオの中でプツンと何かが切れた音がした。
「お前ら……っ、そんなにしてまで、おれ達をこの島でこき使いたいのかよーーーっ!!」
マリオの怒声がエアポートで響いた。
飛行機を破壊したモンテ族達は、マリオの怒りに満ちた表情を見ると_____、どことなく悲しげな表情を見せる。
『な、何で……、そんなに悲しそうな顔して………』
"まったくしょうがない人達ですね。みんな素直じゃないんだから"
どこからか声が聞こえてくると_____、太陽の門に飾られている巨大シャインが輝き出した。
"みんなは、もっともっとお二人にこの島に居て欲しいだけなんですよ。もっともっと……、一緒に楽しい事をしたいだけなんですよ"
巨大シャインはテレパシーを通して、マリオと🌸に話し掛ける。太陽の門の周りにはニセマリオの騒動によって、島中に飛び散り、マリオ達によって回収されたシャインも姿を見せていた。
"みんな、お二人の事が大好きなんですよ。でも、皆さんキノコ王国に帰らなきゃだから………、ここでお別れしなきゃ"
シャインが太陽の門からエアポートに移動し、マリオ達の周りを囲む様にして現れると_____、金色の鳥であるシャインバードへと姿を変えていく。
"その鳥で、キノコ王国までお送りします。あなた達には、次の冒険が待ってるんですから。またいつか会えますよ………、さようなら!"
マリオ達を乗せたシャインバードがエアポートから飛び立っていく。
高度が上がっていくと、イルカ型の形をしたドルピック島全体を見渡せるまでに上昇していた。
「ありがとー!」
「元気でねー!」
別れを惜しみつつも、モンテ族達は笑顔を浮かべてキノコ王国へと帰っていくマリオ達を見送った。
それもマリオ達も同じであり、見送ってくれたモンテ族達に力強く手を振り返したのであった_______。
・
スーパーマリオサンシャイン編 完結
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マリオの顔面に釣り針が掛かると、釣竿が引かれた事で思いきり顔面を引っ張られ、マリオは悲鳴を上げた。
「秘技、釣千本!」
「お見事です、師匠!」
岩場の影から姿を見せたのは_____、"マーレのいりえ"で海の汚染問題に
「あむ〜〜」
「師匠が、お二人にお別れの挨拶がしたいと……」
『わざわざ、ここまで来てくれたんだね』
"マーレのいりえ"から、ドルピックタウンまでは距離があり、片道だけでもそれなりに時間がかかる。それを理解していた🌸は二人に
「あんむ〜〜まんむ〜〜、うひっむひょ、あひょ〜〜、ふんた〜まひさち〜ん、おれんぐれんち〜〜」
「分かるか! おい、何とかしてくれよ!」
釣老マーレは、マリオ達には解読不能の言葉を何度も発した。それにはお手上げ状態のマリオは、釣老マーレの言葉を通訳出来る弟子マーレを呼びつける。
『寝ちゃってるよ』
弟子マーレがタイミングよく布団に入って就寝していた事で、マリオはその場でずっこけた。
「ねぇ、キノじい……マリオと🌸って、何かしたの?みんなから、意地悪されてるみたいなんだけど……」
「はて……?」
島民のモンテ族達から散々な目に遭わされていたマリオと🌸を見て、ピーチ姫は疑問を抱くとキノじいにそう言った。しかし、キノじいにも心当たりが見つからず、不思議に感じていた。
「なんか疲れてきたなぁ」
『飛行機が直るまで、もうちょっと我慢しようよ』
先程から、知り合いのモンテ族達に振り回されているマリオと🌸の背後に____、"モンテのむら"の村長をしているモンテ族が現れた。肩には二人用のイスを抱えており、それを見つけた二人は何事かと思う。
「お二人共、このイスで休んで下さい」
「村長! サンキュー!」
『気が利くねぇ』
見た目はシンプルな造りをしていたイスであり、二人は何の疑いも持たずに座り出すと____、太い縄がイスから出現し、二人の体は拘束されてしまった。
「へ?」
『は?』
「マリオさん、🌸さん……、ゲーット!」
村長の言葉を皮切りに、園長や支配人が二人が座っているイスの周りに集まり始めた。その異様な光景を目にして、二人は額から汗が垂れる。
「でかした、村長! しっかり捕まえておいて下さい!」
「逃がしちゃダメですよー!」
「はい!」
自分達を捕まえて何かしようとしていると理解したマリオと🌸は、互いの顔を見てから頷いた。
それを合図に二人は体を上下に動かし、ぴょんぴょんと跳ねながら、エアポートへと逃げ出す様に向かう。
「待てーーっ!」
「捕まえろーー!」
「逃がしませんよーー!」
逃げ出した事に気がついたモンテ族達は網や縄を手に持つと、二人を捕まえようと追いかけ始めた。
「わぁ! 追っかけて来やがった!」
『マリオが何かしたんじゃないの〜〜!?』
「おれは何もしてねーよ! 🌸、お前だろ!」
『やってないっての!!』
「マリオさーん! 🌸さーん! 飛行機直りましたよーー!!、……、って、えぇ! どうしたんですかっ!?」
ヨッシーは二人に声を掛けるも、イスに
『良かった〜〜!』
「これで、キノコ王国に帰れるぞ〜〜!」
飛行機の修理が完了していた喜びから、二人が力を入れると
「それならもう一度、壊しちゃいましょーーー!!」
その時_____、網や縄を持っていた筈のモンテ族達は、いつの間にかハンマーに持ち替えていた。修復したばかりの飛行機のボディやエンジン部分を集中的に狙って叩き始めていく。
飛行機が襲撃されている衝撃的な光景よりも、マリオと🌸は先程のモンテ族達の言葉に耳を疑った。
『"もう一度"って………』
「じゃあ、前のもお前らが………?」
まだしても完膚なきまでに飛行機が破壊されると______、マリオの中でプツンと何かが切れた音がした。
「お前ら……っ、そんなにしてまで、おれ達をこの島でこき使いたいのかよーーーっ!!」
マリオの怒声がエアポートで響いた。
飛行機を破壊したモンテ族達は、マリオの怒りに満ちた表情を見ると_____、どことなく悲しげな表情を見せる。
『な、何で……、そんなに悲しそうな顔して………』
"まったくしょうがない人達ですね。みんな素直じゃないんだから"
どこからか声が聞こえてくると_____、太陽の門に飾られている巨大シャインが輝き出した。
"みんなは、もっともっとお二人にこの島に居て欲しいだけなんですよ。もっともっと……、一緒に楽しい事をしたいだけなんですよ"
巨大シャインはテレパシーを通して、マリオと🌸に話し掛ける。太陽の門の周りにはニセマリオの騒動によって、島中に飛び散り、マリオ達によって回収されたシャインも姿を見せていた。
"みんな、お二人の事が大好きなんですよ。でも、皆さんキノコ王国に帰らなきゃだから………、ここでお別れしなきゃ"
シャインが太陽の門からエアポートに移動し、マリオ達の周りを囲む様にして現れると_____、金色の鳥であるシャインバードへと姿を変えていく。
"その鳥で、キノコ王国までお送りします。あなた達には、次の冒険が待ってるんですから。またいつか会えますよ………、さようなら!"
マリオ達を乗せたシャインバードがエアポートから飛び立っていく。
高度が上がっていくと、イルカ型の形をしたドルピック島全体を見渡せるまでに上昇していた。
「ありがとー!」
「元気でねー!」
別れを惜しみつつも、モンテ族達は笑顔を浮かべてキノコ王国へと帰っていくマリオ達を見送った。
それもマリオ達も同じであり、見送ってくれたモンテ族達に力強く手を振り返したのであった_______。
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スーパーマリオサンシャイン編 完結
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